警察官になって凄惨な現場を見慣れても動物虐待だけは耐えられなかった

動物虐待、動物園

ブログ管理人の元警察官・桜井陸です。

僕は警察官時代に色々と凄惨な現場を多く見てきたので多少のニュースを見ても動じなくなってしまったのですが、今でもとある話題の事件だけは許せません。

DVや違法薬物売買など色々と社会問題はありますが僕はそれよりも動物虐待が許せないのです。

動物園が虐待に見えた

恐らく小学校の時のトラウマが原因だと思うのですが、遠足で動物園に行った時のことです。

広い動物園の中にはライオンや象がいて同級生はみんな大はしゃぎでした。

でも僕はこの光景にどこか違和感を感じていました。

動物虐待、動物園

狭い檻(おり)の中に閉じ込められたオオカミが檻の外に向かっておしっこをしていました。

みんなそれを見て「汚い!」と笑っているのですが、なんでこんなことで笑えるのか理解できなかったのです。

そしてゴリラかキリンの草食獣の檻を見ると隅(すみ)に細長い溝があり、その溝には一頭のイノシシが入れられていました。

溝の幅は1メートルほどで大きなイノシシは前に進むことしかできません。

長さ約20メートルほどの溝の中をイノシシはひたすら前後に走り回っていたのです。

動物虐待、動物園

 

これを見て楽しめることが出来たなら人間として失格じゃないのかなと僕は子供ながら思っていました。

動物園を否定することを書いてしまうのは良くないことですが、当時の僕が見た動物園はそれほどひどい現状でした。

その後、僕は柴咲コウと窪塚洋介が出演する「GO」という映画を見たのですがここでも同じような話が描かれていました。

二人が動物園でデートするのですが、白クマが歩くたびに後ろを振り返るので窪塚が

「あいつはなんで後ろをすぐに振り返るんだろう?」

と柴咲コウに問いかけます。

 

そうすると柴咲コウが

「白クマは狭い檻に入れられて気が狂いそうになるから、3歩進むと1度後ろを振り返って毎日を飽きないように生活してるんだよ。」

と答えるのです。

 

これを観たときに当時の気持ちが蘇ってとても苦しくなりました。

そして警察官になっても多くの動物虐待を見て辛くて悲しい気持ちになりました。

飼えないなら最初から飼わないで欲しいし、飼うなら狭いゲージに入れたままにするのではなく最低限お水とご飯をちゃんとあげて散歩にも連れて行ってあげて欲しいのです。

真夏でおそろしく蒸し暑い部屋に閉じ込められた犬や、冬に降りしきる土砂降りの雨の中、犬小屋に鎖でつなぎっぱなしの犬は辛くても助けを求められないのです。

 

僕は警察官時代に見てきた可哀想な動物達を今でも忘れることはできません。

そしてこれは罪滅ぼしではないのですがTポイントが少し貯まると募金しています。

募金した相手がどのような業者なのかも知りませんし、お金の使い道も知りません。

ただ自分が見てきた可哀想な動物達に最低限の生きる権利が与えられることを心から願っています。

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