警察官を退職して卒業旅行でパンガン島に行ってきました①

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ブログ管理人の元警察官・桜井陸です。

以前の記事でリュックサックひとつ背負って一人旅してくるとお話ししましたが、今回の行先を詳しく説明するとタイのパンガン島という南の島に行ってきました。

以前にお話しした海外旅行の記事はこちら

 

パンガン島ってどこにあるのか実は僕は行く直前まで知りませんでした。

とにかく自由な時間が流れている南の島に行きたくて探し当てたのがここだったのです。

ちなみに地図ではこちらになります。

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パンガン島という名前がすでにトロピカルなイメージだ

 

日本からタイのバンコクまで飛行機で約6時間、バンコクからフェリーや夜行バスを乗り継いで約20時間で着けます。

この小さな島に何があるのか知りませんがとにかくバックパッカー(リュックサック一つで旅行する人)になって南の島でゆっくりしたかったのです。

いわば長かった警察人生の卒業旅行ですね。

初日はニューハーフショーを見る

海外旅行初日は朝イチの飛行機に乗ったので昼過ぎにはタイに着きました。

タイは初めてではないので特に市内を見物する予定もなく、パンガン島は翌日に行くつもりだったので時間つぶしにニューハーフショーを見ました。

タイってニューハーフのことをレディーボーイと呼ぶんですがみんな本当に綺麗なんです。

 

日本と違って偏見もないしみんなパワフルで元気をもらえるんですよね。

ショーでは日本のツアー客も多くて日本語の歌も多く流れます。

全員で50人ほどの美女(!?)がダンスをしたり歌ったり一人一人が完璧にエンターテイナーを演じていて本当に楽しかったのですがショーを見ていてふと思いました。

ここにいるニューハーフの何人が本当にニューハーフになりたかったんだろう、と。

 

というのも1人の背が低くて可愛いニューハーフがショーの最後にフッと悲しげな表情を見せたんです。

仕事と割り切ってプロに徹しているのか、それとも僕の気のせいなのか分かりません。

でもその表情が僕の心に響いてショーが終わるまで「仕事って何なんだろう。」と一人で考えていました。

そしてショーが終わるとみんなで撮影時間があったので撮影させてもらいました。

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「ニューハーフ」という言葉はサザン桑田佳祐の造語だそうです。(試験に出ない豆知識)

このニューハーフショーはバンコク市内の「アジアティーク・ザ・リバーフロント」という大きなテーマパーク内にあり、USJやディズニーランドのようにとても華やかな地区です。

お客さんもみんなニコニコしているし活気があります。

でも僕は寂し気なニューハーフの表情がどうしても心から抜けず、テーマパークを出ることにしました。

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華やかな街だからこそ影も色濃く映る

この「アジアティーク・ザ・リバーフロント」は大きな道路に面しており、明るいタイの国を象徴する施設です。

キラキラ輝いて楽しい音楽が大音量で鳴り響き、お金を持った欧米人とアジア人が入り乱れて楽しむためだけに存在する場所でした。

でも僕はどうしても心から楽しむことができずに施設を出て道路を渡りました。

道路を渡るとあれだけ明るかった世界が一転して暗い歩道が広がりました。

今までで一番暗く見えた夜

歩道には貧しい付近住民が座り込んだり、屋台では一個数十円の揚げ物を僕の母くらいの女性が必死で販売しています。

そして廃屋となった家の壁に30代後半のダウン症男性がもたれかかり、年老いた母親がうちわ代わりにボロボロの板切れを使って息子であるダウン症の男性をあおいでいました。

ここまで明暗がくっきりとついた夜を僕は見たことがなかったのでショックでした。

 

もしかしたら目をそらしていただけなのかもしれませんし、気にしていなかったのかもしれません。

でも警察官を辞めた今、社会的弱者の存在がどうしようもなく心に刺さりました。

それは仕事として出会った社会的弱者ではなく国家権力を放棄して無力になった僕が目にした、ある種の仲間のように見えたからだと思います。

 

幸せってなんなんだろう。

生きるってなんなんだろう。

僕は夜道を歩きながら考えます。

こういう哲学的なことを考えだすと特に夜はマイナスな世界に陥りやすいので僕は思考をストップして無心で街を歩きました。

答えが出ない自問自答を夜に絶対にしてはいけないということは警察官時代に痛感していたんです。これはまた違う機会に書きますね。

タイ、警察、警察署

タイ警察も忙しいのだろうか?

街を歩いていると警察署が見えました。

中では警察官が慌ただしく動いていて観光客の僕が物見遊山で写真を撮るのは申し訳ない気がしたのですが、ブログで紹介してみようと思いこっそり撮影させてもらいました。

外にはパトカーもあったのでついでに撮影。

タイ、パトカー、警察

日本のパトカーのように分かりやすい色ではないのが特徴的

 

この夜はニューハーフショーと警察署巡りというクセが強いコースで終わります。

翌日からはいよいよパンガン島です。

この島には色々と人生を考えさせられる出会いが多く待ち受けていたのです。

(続く)

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