日本の警察官も拳銃を撃つことがあるの?

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リクストリーム管理人の元警察官・桜井陸です。

警察官になると市民からよく聞かれるのが「拳銃を撃ったことあるの?」ということです。

確かに日本の警察官は銃を撃つイメージもありませんよね。

実際にはどうなんでしょうか?

警察官は拳銃を撃ち慣れている

実は日本の警察官も退職するまでに拳銃を何千発も撃ちます。

もちろん仕事ではなくて訓練ですが。

警察学校では拳銃の授業もありますから嫌でも撃つことになります。

 

ちなみに映画やドラマでよく拳銃をバンバンと勢いよく撃つシーンがありますが、あれは嘘です。

当てるためにはじわじわと引き金を絞って狙わないと当たりません。

確実に当てようと思えば1発撃つだけでも最低2秒はかかります。

例えば等間隔に並んだ電柱から次に離れた電柱を狙ったとき、あの短い距離でも慣れていないと当てることは難しいです。

 

拳銃の音はうるさいと思われがちですが爆竹の方がうるさいです。

ただ独特の発砲音がするので遠くに離れていても聞けば何となく分かります。

38口径や22口径だと反動もそこまで大きいものではありません。

警察、日本、拳銃、リボルバー

 

日本の警察は多種の拳銃を使っていますし、僕も色々な種類の拳銃を撃ちました。

上の図にある銃で左がリボルバー、右がオートマチックです。

左の銃はニューナンブと呼ばれる38口径の拳銃で日本の警察が使用する代表的な拳銃です。

 

僕は今までオートマチックからリボルバーまで撃ちましたがリボルバーが自分には合っていたなと感じます。

オートマチックだと撃った後の薬きょう(空になった弾)が飛んできて顔に当たったり服に入ったりするんです。

それが気になって的に当てる集中力を欠きますし、マガジン(弾をこめるケース)に弾丸をこめる時もマガジンのバネが固くて苦労しました。

リボルバーだと空の薬きょうをワンタッチで排出できるし弾こめも楽なのです。

拳銃は簡単に見えて当てるのは難しい

拳銃をうまく当てるコツはここで書くと良くないので秘密にしておきますが、訓練していると段々とつかめます。

僕も最初は下手くそでしたが今なら5発撃てば5発とも的に命中させる腕前になりました。

警察学校の授業で射撃する時、鉛臭い弾丸一発一発を親指と人差し指でギュッとつまみ「お願いだから当たってくれよ。」と願いを込めて弾倉に挿入していたのが懐かしいです。

願いを込めて銃を撃つとただの弾丸でも愛着がわくし命中率も上がった気がします。(気持ちだけですが)

 

使用される拳銃も軽いタイプから重いタイプまで様々です。

ニューナンブは比較的重たいので腰に吊るとズシンときます。

この重みが警察官の使命感だなと新米の頃はパトロールしながら感じていました。

拳銃の簡単な手入れも覚えるので、職場でもオイルを差したりネジを締め直したりマメに手入れしていました。

拳銃を撃った感動を忘れない

以前、警察の同期とバーに行ったとき店にリボルバーのモデルガンが飾っていました。

僕はそのモデルガンを触ったときにいつもの癖でカチャカチャと弾倉(弾を込める部分)を開いて中を見ていると周りのお客さんからジーっと見られていたので慌てて直したことがあります。

普通は銃を撃つ真似はしても弾倉を開いて内部を確かめる仕草はしないんですね。

これは職業病だなと同期に笑われた経験です。

 

日本で拳銃を携帯できるのは警察官の他に麻薬取締官や海上保安官など一部の者だけです。

最初は拳銃など見たことも触ったこともない人がほとんどだから緊張しますが、毎日職場で見て触っていると次第に緊張感も麻痺してきます。

このブログを読んでいる方も警察官になれば必ず拳銃を撃つ日が来ますし、重みを体感するでしょう。

初めて拳銃を撃った時に感じた火薬の匂いや反動の大きさ、発砲音などを忘れることなく素敵な警察官になってください。

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