公務員試験の勉強で不安になった時にモチベーションを上げる方法

警察官、公務員、試験、モチベーション、勉強

リクストリーム管理人の桜井陸です。

ブログ読者の方から質問がありました。

内容は「警察官採用試験の受験勉強期間にどうすればモチベーションが上がりますか?」というものだったので今回はモチベーションの上げ方と僕の考え方を説明します。

 

相談者は石田さん(仮名)という女性で福岡県警を第1志望にされている20代女性です。

ご本人からメール内容を公開しても良いと許可をいただいたので一部ご紹介します。

受験者の皆様も参考にしてください。(個人情報が入った部分は消しています。)

ブログ読者・石田さんからの相談メール

石田さん
いつも楽しく読ませてもらっています!

私は福岡県警女性大卒区分志望の石田と言います。

桜井さんは警察官になるまでに3年もかかったんですね。

 

私も大学を卒業しても就職先を妥協したくないので公務員浪人をしています。

普段はバイトしているんですがどうしてもモチベーションが上がらないし不安なんです。

どうすればモチベーションが上がりますか?

桜井
メールありがとうございます。

公務員浪人は精神的に病みますよね。

僕も石田さんと同じようにアルバイトしながら勉強してましたから気持ちはとてもよく分かります。

 

世間から隔絶されたような気がして滅入るんですよね。

さて、モチベーションについてですが石田さんはどのような生活をされていますか?

アルバイトに行って予備校。予備校が終われば家で自習という流れですか?

石田さん
ほんとに滅入ります(´;ω;`)病みます( ノД`)

早く内定くれって感じですww

そうですそうです!バイトして予備校、勉強です。

バイトがない日は予備校と勉強です。

 

もう勉強漬けの一日で飽きてきましたww

この生活ってどうなんでしょうか?

先が見えないから不安すぎます…

 

もう大学卒業して2年経つし諦めたほうがいいのかなとも思っています。

何でも良いので今の生活から抜け出すアドバイスをいただけますか?

この生活を理解してもらえる人がいないので精神的に病みそうです。

桜井
僕と環境が似てますね。

僕も石田さんと同じようにバイトと予備校、自習という毎日を送っていましたから。

僕の場合は途中からバイトを辞めて勉強1本に絞ったのが正解だったのですが、人それぞれだから一概にそれもお薦めはできませんしね。

アルバイトしていると人と話せるから気が紛れる点や少しでも収入が入るという点はメリットだと思います。

 

でも公務員浪人をする上でアルバイトをしていると、どうしても勉強以外に気が散ってしまうのでデメリットが大きいと思うんです。

仕事でミスしたことを悩んだり、もしかしてバイト先の誰かに恋してしまったり、バイトに行く服装に悩んだり。

これってかなり無駄なんですよ。

僕はそれに気が付いて必要な時は兄に借金していました。

 

公務員浪人で実家暮らしだとお金って本当に使わないんです。

毎月5千円あれば余裕で生活できるので僕的にはアルバイトはお薦めしません。

5千円で足りる生活なのにアルバイトで月8万円稼いでも7万5千円は無駄じゃないですか?

 

公務員浪人は時間が財産なんです。

5時間あれば数的なら最低でも40問は解けるし、論作文の練習も3本は書けます。

時給800円のバイトで5時間働いて4,000円の給料をもらうという意識ではなく、貴重な5時間をたったの4,000円で売っているという意識にすると危機感出てきませんか?

今の生活から抜け出したいならライフスタイルをガラっと変えるというのも良いと思いますよ。

石田さん
かなり危機感が出てきました…

確かにバイトは飲食店で大学生が多いし同年代と話してると気が紛れるんですよね。

恋はしてませんけどww

でも辞めたら化粧品買えないし電話代も払えないし(´Д⊂

桜井さんはバイト辞めてすぐに合格したんですか? 

桜井
すぐにバイトを辞める必要はないですし、考え方やライフサイクルに個人差があるのであくまでも参考にしてください。

でも時間が貴重だという考え方だけは常に持っておいてください。

僕はアルバイトを辞めたあと1年で合格しました。

もし辞めていないと間違いなく合格できていなかったです。

 

家からアルバイト先に行くまでの用意や往復時間、労働時間を考えたら無駄な時間が多すぎるというのが感想です。

警察官に合格したらお金はしっかりと入るんですからそれまでは無一文でもいいやと僕は割り切っていました。

もし石田さんの場合でしたらバイト代を節約して貯めておいて、ある程度貯まれば辞めて勉強に専念するという手もあると思いますよ。

 

大学を辞めてすぐだと友達からのお誘いも多くてついつい遊んでしまうことが多くなったりしませんか?

遊びたい気持ちはよく分かるんですが、今は自分に厳しくして遊びを控えるというのも大切だと思います。

石田さん
彼氏もいるから遊びに行くと気が紛れるんだけど減らす方向で行きます。
桜井さんはブログの中で貯金の話をされていましたが私はお金を貯めるのが下手なので勉強してみます。
でもバイト辞めて一人になったら病みません?ww
桜井
絶対に遊ぶなというわけではないんですが、周りのライバルはいま自分が遊んでいる時も勉強しているという意識を持ってほどほどでお願いしますm(__)m

一人になると病みますよ。

だからこそモチベーションを上げることが必要なわけです。

 

そしてモチベーションを上げるのと上がったモチベーションを維持する2つが大切なんです。

どれだけやる気があっても不安になったり諦めそうになったりするのが人間です。

人間ってそんな強くないですから。

周りの友達が働く姿を見てたらやっぱり不安になりますしね。

 

僕はモチベーションが下がりそうになったり不安になると警察24時を見ていました。

自分が制服を着て働くところをイメージするとやる気がグッと出ます。

 

あとは本を読むのも良いです。

 

僕は公務員浪人をしている時に本をかなり大量に読んだのですが、その中でも乃南アサという人が書いた「ボクの町」という警察官の小説は面白くて何度も何度も読んでいました。

警察官が主人公の本は感情移入できるから良いですよ。

 

それと体力づくりはしていますか?

警察学校に入ると体力が命です。

今から体力錬成しておくと後で楽できますし汗をかくと最高の気分転換になります。

運動するとストレスが軽減されるのは科学でも実証されていますから1日20分でもジョギングする習慣をつけてください。

 

なによりも体力錬成していると「自分は警察官になるんだ」という強い意志作りになるからお薦めです。

試験勉強ばかりだと視野が狭くなりますからね。

本当はもっとモチベーションを上げる方法はあるのですが全部話しても難しいので徐々にお話ししますね。

また悩みがあれば連絡してください。

相談を受けて思うこと

今回相談を受けて思ったことは、公務員浪人をしているとやっぱりだれしもが病んでしまうんだなということです。

就職している同級生が輝いて見えるし将来の不安が出てきますよね。

僕も全く同じ気持ちだったので当時を思い出しました。

 

アルバイトなどをして収入を得ることは大切ですが、もし働かなくても平気な環境なら勉強1本に絞る選択肢もありかと思います。

それと親などに月1万円くらい借金しても1年で12万円ですから警察官になれば1ヵ月で返済できます。

これは人それぞれ色々な考え方があると思いますが、1年以内に必ず合格するんだという気持ちを持って自分にプレッシャーをかけるのも一つの方法です。

モチベーションを上げる方法

モチベーションを上げる方法として、僕がメールでお話ししたように警察24時を観るという簡単な方法があります。

警察24時で制服警察官が働く姿を見て自分を重ね合わせると勉強する姿勢が変わります。

僕はお気に入りの回は録画してモチベーションが下がってきた時に観ていました。

 

それと本を読むのも良いです。

文章理解が苦手な方は活字に慣れるので一石二鳥ですよね。

僕がお薦めする本は乃南アサさんの「ボクの町」です。

買ったのは15年以上も前ですが、いまだにこうして実家の本棚に置いていました。

乃南アサ、ボクの町、警察官採用試験

耳にピアス穴が空いて警察手帳にも彼女とのプリクラを貼るような若い今どきの新任警察官の話です。

僕が実際に警察官になるとこの本と実務がどれだけ違うのか分かってそれも面白かったです。

すこし分厚いですがすぐ読めるので警察官志望者なら楽しめると思います。

図書館にも置いてあるので探してみてください。

 

体力作りはストレス発散にも体力増進にもモチベーションアップにもなるので一石3鳥です。

僕は今でも筋トレは欠かしていませんので効果的で簡単な方法をまたご紹介しますね。

 

最後に、僕が話したことで公務員浪人は時間が財産ということだけは覚えていてください。

バイトでどれだけ頑張っても時給です。

警察官になればその何十倍もお給料がもらえます。

時給制アルバイトは公務員浪人の貴重な時間を売る行為なので、もし生活に困っていなければ少しでもアルバイトを休んで勉強に専念する選択肢を考えてみて下さい。

続けて【警察官になれるのか不安になった時は】の記事へ

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ABOUTこの記事をかいた人

・就職氷河期時代、3年間の公務員浪人を経て警察官採用試験に合格。 採用後は同期内最速で刑事課に引き抜かれ、代表的な出世コースに乗る。 刑事部長褒賞、地域部長褒賞、交通部長褒賞、署長褒賞など受賞歴多数。(賞状はプロフィールページに掲載) ・初任科、初任補修科を経て地域課(地域第3係)へ初任配属。 ・初任配置先の交番が高級住宅街で事件・事故の発生が毎日0件という平和な勤務地であったため、仕事が覚えられずに焦る→最多忙な交番へ異動希望を出す。 ・異動先の交番は歓楽街のど真ん中にあり、深夜でも大きな事件が発生する『不夜城』として警察24時でも頻繁に紹介される勤務先であった。 深夜2時に『10対15の喧嘩発生』という意味不明な無線を聞き、戦慄が走った思い出。 ・交番勤務時代は老若男女問わず地域住民が交番に訪れ、幹部から「行列のできる交番」と揶揄される。 ・警察官になり昇任試験に合格し、自分のやりたかった仕事も完遂して燃え尽き症候群に陥り退職。 (ちなみにプロフィール写真は巡査部長に昇進したあと、退職前に記念撮影したものです。) ・転職したとき、アラフォーながらGAFAからオファーを貰う。 ・警察官退職後は大手企業(ホワイト500認定企業)の人事課に転職、採用担当として活躍。DODAやリクナビ、エン転職など各媒体を駆使して採用率を大幅に向上させる。 ・現在も人事課で採用担当として勤務し、現役大学生からシルバー世代まで幅広く面接を行っている。 ・人事課では採用以外にも、優良子育てサポート企業として『プラチナくるみん』認定取得のために会社を構造改革中。 ・所定外労働(残業時間)を削減するため全部署の労働時間を常に可視化するツールを導入し、大幅に削減させたことから労働基準監督署の監督官から賞賛される。 ・『警察官になる前に学んだ知識』と『警察官として働いた間に蓄えた経験』『実際に人事課で勤務した経験』をミックスさせた警察官採用試験対策は1年で数十名の合格者を輩出。 ・顔出しなしの講義YouTube動画で異例のチャンネル登録者20,000人突破。 ・ツイッターは1日1回のツイート、フォロー0人でフォロワー1,000人突破。 ・40代、既婚、大阪市居住。 ・2017年から警察官採用試験対策を開始。合格実績としてプロボクサーや現役自衛隊員、転職歴多数者、元警察官、フリーター、工場勤務者など様々な経歴を持つ受験者を合格に導く。 ①『30代の女性は警察官になれない』というネット上のデマを払拭するため、30代の女性受験者を集めて合格に導いた実績 ②テレビに出演する有名な元警察官(警部級)のコメンテーターから『君は警察官にはなれないよ』と言われた受験者を合格に導いた実績 この①と②の実績を公表してネットに大きな反響を与える。 当サイトの情報をコピーペースト等して二次利用することは固く禁じておりますが、リンクはフリーですので参考になる記事がございましたらご自由にリンクを貼ってください。