公務員浪人で苦労する人ほど勉強しても結果が出ない理由・前編

公務員浪人、警察官、採用試験、勉強方法、不安

ブログ管理人の元警察官・桜井陸です。

公務員試験受験生のみなさんに伝えたいことがあります。

試験に合格する考え方です。

僕が公務員浪人を始めて合格するまでに気付いたことですが、合格したときこの思考になっていたんです。

苦しい試練は明るいゴールを用意しない

公務員浪人をしている方にお聞きしたいのですが、どうやって勉強していますか?

「この生活がずっと続くのかなあ」とか「苦しいけど乗り越えなきゃいけないんだ」と考えていませんか?

厳しくて苦しい試練を乗り越えたら明るいゴールが待っていると。

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実はそれ間違いなんですよ。

苦しくて辛い試練になんてわざわざ立ち向かう必要ないんです。

これは僕が試験に合格したときに悟ったことです。

 

そしてその後、有名な講演家が話しているのを聞くと正に同じことを言っていました。

「苦しい、辛い、悲しい」という負の感情にコントロールされながらチャレンジすると結果も「苦しい、辛い、悲しい」というものになるそうです。

引き寄せと呼ぶそうですね。

努力と苦行は違うんです

公務員浪人をしている人って素直で真面目に見られがちですが実は頑固で不器用な人が多いんです。

昔からの考え方を変えようとしない人で変化を恐れるタイプですね。

こういう人は小学校の時に教師や親から言われた「努力すれば夢はかなう」という言葉を愚直に信じて行動してしまうんです。

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努力すれば夢はかなうというのは間違いではありません。

でも努力というのは苦しむということではないんですよ。

努力は苦行ではないんです。

 

僕は公務員浪人の2年目まで苦しい思いをしながら勉強すれば夢はかなうと思っていました。

合格するために必死だったのは間違いないですし、あの苦労を無駄だったとは言いません。

でもあの苦行ともいえる努力よりも楽しんで努力した方が上手くいったんです。

 

勉強をしながら「試験に落ちたらどうしよう。落ちたらまた警察署や交番で願書をもらって一次試験からやり直しだ」とかネガティブなことを考えていませんか?

僕は考えていました。

公務員浪人はゴールがないマラソンですから不安で苦しいです。

 

未来も見えないので怖くてたまりません。

頭の中はマイナス思考だけです。

それでも警察官になりたいからシャーペンを握りすぎて中指が痛くなるくらいまで必死で勉強するわけです。

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そして自信のあった二次試験に落ちて一人で泣いた日、僕は努力と苦行を勘違いしていることに気が付きました。

自分だけが苦労していた気になってたけどそうじゃないんだと。

苦行とは苦しい修行を達成することで更に高い場所へ到達することです。

努力とは苦行のようにわざわざ苦しい思いをすることではなくて、自分が思い描く理想の目的地に向かってゴールするための正しい頑張り方だと気付いたのです。

試練を災いだと勘違いすると結果も災いになる

公務員浪人は自分が設けた壁であり試練であり、夢です。

災難や病気、災いは向こうからやってきますがみなさんが受験する試験は自らがチャレンジする夢です。

でもなかなか合格しないとせっかく自分が見つけた夢を災いのように考えてしまうようになるんです。

 

そこまで真剣に挑戦できる夢があるってとても幸せなことなのに、試験に合格できない自分が段々と可哀想に感じてきます。

努力する自分が悲劇のヒロインみたいに感じます。

誰にもこの苦しみは分からないんだと自分の世界に閉じこもってしまうわけです。

 

そうじゃないんです。

正しい勉強方法は苦しむ必要なんてなかったんですよ。

上手くいく考え方について次回詳しく説明しますね。

続けて【公務員浪人で苦労する人ほど勉強しても結果が出ない理由・後編】の記事へ

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ABOUTこの記事をかいた人

・就職氷河期時代、3年間の公務員浪人を経て警察官採用試験に合格。 採用後は同期内最速で刑事課に引き抜かれ、代表的な出世コースに乗る。 刑事部長褒賞、地域部長褒賞、交通部長褒賞、署長褒賞など受賞歴多数。(賞状はプロフィールページに掲載) ・初任科、初任補修科を経て地域課(地域第3係)へ初任配属。 ・初任配置先の交番が高級住宅街で事件・事故の発生が毎日0件という平和な勤務地であったため、仕事が覚えられずに焦る→最多忙な交番へ異動希望を出す。 ・異動先の交番は歓楽街のど真ん中にあり、深夜でも大きな事件が発生する『不夜城』として警察24時でも頻繁に紹介される勤務先であった。 深夜2時に『10対15の喧嘩発生』という意味不明な無線を聞き、戦慄が走った思い出。 ・交番勤務時代は老若男女問わず地域住民が交番に訪れ、幹部から「行列のできる交番」と揶揄される。 ・警察官になり昇任試験に合格し、自分のやりたかった仕事も完遂して燃え尽き症候群に陥り退職。 (ちなみにプロフィール写真は巡査部長に昇進したあと、退職前に記念撮影したものです。) ・転職したとき、アラフォーながらGAFAからオファーを貰う。 ・警察官退職後は大手企業(ホワイト500認定企業)の人事課に転職、採用担当として活躍。DODAやリクナビ、エン転職など各媒体を駆使して採用率を大幅に向上させる。 ・現在も人事課で採用担当として勤務し、現役大学生からシルバー世代まで幅広く面接を行っている。 ・人事課では採用以外にも、優良子育てサポート企業として『プラチナくるみん』認定取得のために会社を構造改革中。 ・所定外労働(残業時間)を削減するため全部署の労働時間を常に可視化するツールを導入し、大幅に削減させたことから労働基準監督署の監督官から賞賛される。 ・『警察官になる前に学んだ知識』と『警察官として働いた間に蓄えた経験』『実際に人事課で勤務した経験』をミックスさせた警察官採用試験対策は1年で数十名の合格者を輩出。 ・顔出しなしの講義YouTube動画で異例のチャンネル登録者20,000人突破。 ・ツイッターは1日1回のツイート、フォロー0人でフォロワー1,000人突破。 ・40代、既婚、大阪市居住。 ・2017年から警察官採用試験対策を開始。合格実績としてプロボクサーや現役自衛隊員、転職歴多数者、元警察官、フリーター、工場勤務者など様々な経歴を持つ受験者を合格に導く。 ①『30代の女性は警察官になれない』というネット上のデマを払拭するため、30代の女性受験者を集めて合格に導いた実績 ②テレビに出演する有名な元警察官(警部級)のコメンテーターから『君は警察官にはなれないよ』と言われた受験者を合格に導いた実績 この①と②の実績を公表してネットに大きな反響を与える。 当サイトの情報をコピーペースト等して二次利用することは固く禁じておりますが、リンクはフリーですので参考になる記事がございましたらご自由にリンクを貼ってください。