警察の常識は世間の非常識ってどういうこと?前編

警察、非常識、採用試験、規則

ブログ管理人の元警察官・桜井陸です。

この記事では警察官の常識は非常識という点についてお話しします。

警察は非常識だった?

警察官になるとよく組織内で「警察の常識は外に出ると通用しないからな。」と言われることがあります。

これは社会人系経験者(転職組)が警察官になり仕事をすると実感するはずです。

「え!それでいいの?」ということがあります。

高卒で警察官になると社会が分からないのは仕方がない

高校を出てすぐに警察官として働くと社会の流れというものが理解できないと思います。

もちろん法的なことは理解できますが警察官として働くだけでは社会常識を磨くことは難しいと僕は感じました。

まずひとつの原因として「通報を受けて犯人を捕まえて、被害者から話を聞くという仕事」が常になると痛みや悲しみという感情に慣れ過ぎてしまうんだと思います。

深夜2時にためらいもなくインターホンを押せるようになりますし、どれだけ遠方でも印鑑ひとつを押してもらうために署まで来てもらうのは当たり前のように感じます。

 

これを当然として考えるようになると段々と一般社会との溝が深まります。

その溝が深まるとなかなか修正できません。

年をとった警察官の方で話が通じない人っていませんか?

プライベートでも警察官になってしまう

「警察的な考え方」に凝り固まってしまうと日常生活でとんでもない発言や行動をしてしまいます。

プライベートでも警察官ばかりとつるむようになると顕著です。

程度の差はありますが妙な特権意識を持つようになります。

【関連記事】警察官を目指す人に伝えたい警察の仕事のやりがい

 

警察官は市民に対して時には上から注意したり怒る必要があります。

役所の職員とは違ってお客様を相手にする仕事ではないので演技でも自分を大きく見せなければ仕事として成り立たないのです。

そしてそこに大きな落とし穴があります。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

・就職氷河期時代、3年間の公務員浪人を経て警察官採用試験に合格。 採用後は同期内最速で刑事課に引き抜かれ、代表的な出世コースに乗る。 刑事部長褒賞、地域部長褒賞、交通部長褒賞、署長褒賞など受賞歴多数。(賞状はプロフィールページに掲載) ・初任科、初任補修科を経て地域課(地域第3係)へ初任配属。 ・初任配置先の交番が高級住宅街で事件・事故の発生が毎日0件という平和な勤務地であったため、仕事が覚えられずに焦る→最多忙な交番へ異動希望を出す。 ・異動先の交番は歓楽街のど真ん中にあり、深夜でも大きな事件が発生する『不夜城』として警察24時でも頻繁に紹介される勤務先であった。 深夜2時に『10対15の喧嘩発生』という意味不明な無線を聞き、戦慄が走った思い出。 ・交番勤務時代は老若男女問わず地域住民が交番に訪れ、幹部から「行列のできる交番」と揶揄される。 ・警察官になり昇任試験に合格し、自分のやりたかった仕事も完遂して燃え尽き症候群に陥り退職。 (ちなみにプロフィール写真は巡査部長に昇進したあと、退職前に記念撮影したものです。) ・転職したとき、アラフォーながらGAFAからオファーを貰う。 ・警察官退職後は大手企業(ホワイト500認定企業)の人事課に転職、採用担当として活躍。DODAやリクナビ、エン転職など各媒体を駆使して採用率を大幅に向上させる。 ・現在も人事課で採用担当として勤務し、現役大学生からシルバー世代まで幅広く面接を行っている。 ・人事課では採用以外にも、優良子育てサポート企業として『プラチナくるみん』認定取得のために会社を構造改革中。 ・所定外労働(残業時間)を削減するため全部署の労働時間を常に可視化するツールを導入し、大幅に削減させたことから労働基準監督署の監督官から賞賛される。 ・『警察官になる前に学んだ知識』と『警察官として働いた間に蓄えた経験』『実際に人事課で勤務した経験』をミックスさせた警察官採用試験対策は1年で数十名の合格者を輩出。 ・顔出しなしの講義YouTube動画で異例のチャンネル登録者20,000人突破。 ・ツイッターは1日1回のツイート、フォロー0人でフォロワー1,000人突破。 ・40代、既婚、大阪市居住。 ・2017年から警察官採用試験対策を開始。合格実績としてプロボクサーや現役自衛隊員、転職歴多数者、元警察官、フリーター、工場勤務者など様々な経歴を持つ受験者を合格に導く。 ①『30代の女性は警察官になれない』というネット上のデマを払拭するため、30代の女性受験者を集めて合格に導いた実績 ②テレビに出演する有名な元警察官(警部級)のコメンテーターから『君は警察官にはなれないよ』と言われた受験者を合格に導いた実績 この①と②の実績を公表してネットに大きな反響を与える。 当サイトの情報をコピーペースト等して二次利用することは固く禁じておりますが、リンクはフリーですので参考になる記事がございましたらご自由にリンクを貼ってください。