身辺調査で警察官になれない人

ブログ管理人の元警察官・桜井陸です。

僕はこの「身辺調査で警察官になることができない人」でした。

元警察官のくせに何を言っているのか不思議でしょうが本当のことなんです。

身辺調査で警察官になることができない

僕が公務員浪人時代に警察官志望者だけが集まってお互いに情報交換をする掲示板があり、僕はそのサイトの常連でした。

そこのサイトにはたった一人だけ元警察官がいて、ハンドルネームを「元職」と名乗る彼はサイト内でも絶大な人気と信頼を誇っていました。

そりゃ元警察官ですから誰も知らない情報を知っているわけで、困ったときは元職さんにみんな悩み相談していたのです。

この「元職」という名前も「現職警察官」みたいな感じで余計に信頼感があったんですよね。

警視庁を早期退職した元警察官

この元職という元警察官も警視庁を数年で退職後、地元県警を再受験している若い方だったので今考えると20代で早期退職した若い青年に警察のことなどほとんど知るわけもないと分かるのですが当時は元職さんの言葉が警察官志望者の全てでした。

また元職さんも覚えた警察用語を色々と書くので見ている方も熟練警察官に相談している気分になるのです。

もちろん僕もその内の一人でした。

身辺調査の不安

そして僕にはひとつだけ身辺調査で不安なことがありました。

詳しい内容は説明しませんがヤフー知恵袋でよく相談されている内容です。

(しかも知恵袋では『そんなの警察官になれるわけない』と一蹴されているやつです)

 

 

僕は警察官採用試験の面接で落ちたこと、あとは公務員浪人を続けることが不安だったので勇気を出してサイトの掲示板に投稿しました。

『僕でも警察官になれるでしょうか?』

と震えるようにタイピングしたことを覚えています。

警察官採用試験、身辺調査

 

そうするとほどなくして元職さんから返信が来ていました。

内容を読んで僕は愕然としましてね。

『残念ながら貴方は警察官になることができません。人生を無駄にしないためにも違う道をお薦めします。」

とだけ書かれていました。

警察官になれない自分は自分じゃない

絶望でした。

 

え?

俺、警察官になれないの?

明日からハローワークに行って興味がない仕事を探して、無理やり志望動機を考えて、履歴書を書いて。

で、したくない仕事を続けて一生を終えるの?

 

警察官になれない人生なんて人生じゃないと思って公務員浪人を続けていたんですよ。

それがここで終わるのかって。

人生が終わるってことは死んだも同然じゃないですか。

警察官採用試験、身辺調査

あ、俺はここで死んだと思いました。

部屋の蛍光灯が妙に青白くて気持ち悪かったです。

自分の人生を恨みました。

本当にショックだと言葉も出ないんですよね。

 

そして思いました。

 

あれ?

なんで俺はこんな奴の言うことを真に受けてるんだろう?

こんな出会ったこともない人間の書き込みで夢を諦める必要がどうしてあるんだ。

俺の人生はこんなところで終わるわけないんだ。

警察官をクビになった話は本当か?

そして僕は警察官に採用されました。

元職さんより早く採用されましたし、元職さんはその後しばらくすると書き込みもパッタリとなくなりました。

ネットの情報なんてこうやって嘘ばっかりなんですよね。

警察学校、入校待ち、訓練、教官

だから僕は「元警察官」っていう存在は毒にも薬にもなると思っています。

以前有名になった「警察官をクビになった話」というブログありますよね。

警察官をクビになった話の裏側と警察学校の真実←記事に飛びます

あれを読んでどれほどの警察官志望者が夢を摘まれたでしょう?

ネットは都合の良い情報が独り歩きする

あの内容は本当に稀(まれ)ですし、あのような話が常態化していたらみんな警察学校を途中で辞めますよ。

ネットの恐ろしいところは当事者だけの話が信用されて周りの人の話や原因、真実が何も分からないまま都合の良い情報だけが拡散されることなんです。

 

僕は夢を一瞬で摘まれそうになった被害者で、そこから這い上がったからこそ言いたいんです。

自分を信じて欲しいってこと。

ネットなんてデマばかり、自己主張ばかりです。

僕のブログやYouTubeも主観ばかりで申し訳なく思います。

警察試験、予備校、専門学校

転職や就職って一生を決めることです。

公務員試験って、公務員浪人って特殊だから不安になるじゃないですか。

警察官って更に特殊だからもっともっと不安になるじゃないですか。

ゴールのないマラソンを走り切ってようやく合格しても警察官になったあと後悔するのは怖いじゃないですか。

公務員浪人は孤独との闘い

僕もそうでした。

とても怖いんです。

不安で不安で仕方ないんですよ。

特に公務員浪人は明日が来るのも怖いんです。

また歳を重ねて、同年代に差がついて自分だけ置いてけぼりを喰った気がしてね。

 

でもね、僕は警察官になれました。

『貴方は警察官になれません』と言われても余計に奮起したことはとてもよい経験になりました。

今は元職さんに感謝しています。

あの逆境がなければ警察官になっても辛い事があったらすぐ辞めていたでしょう。

 

自分を信じることは自信になります。

根拠なんてなくても良いんです。

まずは今の環境と周りにいてくれる人に感謝して、自分にも人にも優しく生きたいですね。

2 件のコメント

  • すいません、前職に関してはなにか制限がありますでしょうか?
    マスコミ関係にいたものは情報を流出させかねないので、採用は不可と聞きました。
    噂にすぎないと思いましたが、質問させて頂きました。

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    ・3年間の公務員浪人を経て警察官採用試験に合格。 採用後は同期内最速で刑事課に採用、代表的な出世コースに乗る。 ・交番勤務時代は老若男女問わず地域住民の相談者が絶え間なく幹部から「行列のできる交番」と揶揄される。 ・昇任試験に合格し、自分のやりたかった仕事も完遂して燃え尽き症候群に陥り退職。 ・『警察官になる前に学んだ知識』と『警察官として働いた間に蓄えた経験』をミックスさせた警察官採用試験対策は1年で数十名の合格者を輩出。 30代、既婚、大阪市居住。