警察官から消防士への転職について

警察から消防への転職、消防採用試験

ブログ管理人の元警察官・桜井陸です。

先日読者の方からとても有益な情報をいただきました。

その方は某県警で巡査部長まで昇任したあと消防士に転職されたのです。

警察官から消防士へ転職ってどう?

実は僕の同期にも警察学校在校中に消防士になった人はいました。

ただ現場に出て巡査部長になったあと消防士になった方は初耳だったので参考に色々と教えていただきました。

消防士の採用試験や警察官を退職する時のくだりまで可能な限り全てお聞きできたので、もしこのブログ「リクストリーム」の読者さんで消防官を併願されている方や転職を考えている方がいれば有益な情報になるかと思います。

以下がお聞きした情報になります。

消防士、警察官、転職

消防士の採用試験や警察官からの転職について

消防も警察と同様に一次試験は択一問題・適性検査・論作文です。
二次は体力試験(一次でやるところもありますが),集団面接,個人面接です。
警察とやる内容は変わらないと思います。

その前に,私も警察官採用試験を合格したのは,公務員浪人中(2年目)でした。
その所が消防採用試験に大きく関わってきます。

また,条件として,準備期間も短かったのです。上司に・・・・され,辞職を考え出したのが5月(まだ合服の時でした。)で,消防の募集を知ったのが7月,一次試験が9月,二次試験が10月でした。

そんな状況でありながら,採用試験を知った7月から勉強を始めました。
作戦として次の事を考えました。

1 滑り込みセーフで行く,試験は満点を目指さない

就活生に比べると圧倒的に時間はなかったので,一計を案じ勉強も工夫しました。
問題を解いていて,余裕で分かったものはそれ以上勉強はしない。
あやふやに解いて合っていたものや不正解なものはしっかりと確認することにしました。

(但し,全く理解できないものはあえて捨てました。理解するのに時間を懸けるのは無駄と考えました。)
但し,一般知能や数的推理はしっかりやりました。(LECの問題集がお勧めです)
公務員試験で満点を取ろうとするとドツボにはまります。

択一試験ですから,正しい選択肢ではなく,より可能性の高い選択肢を選ぶことにしました。
「例えビリでも,合格は合格!!滑り込みセーフで何が悪い」と開き直って勉強しました。

2 感覚を研ぎ澄ます
一次試験で合格した要因は公務員浪人の経歴があったことが多分にあると思います。
余り難しい問題は解かず,初級から中級の難易度の問題を多く解くようにしました
公務員試験の受験歴はあるのですから,昔の感覚を研ぎ澄ますようにしました

3 切迫感と余裕
消防に受かりたいと思いましたが,同時に落ちても仕方がないと楽に考えることもありました。
「もし,消防に受かったら,やはり消防に縁があったと思って頑張ろう。落ちてしまったら,消防に縁はなく警察官が天命だったのだ」
「落ちたとしても,失業するわけではない。警察官を続けるのみだ」とどこかで厳しく,どこかで緩やかに考えていました。

4 集中
試験の勉強は,帰宅して家でのみやることにしました。
もちろん勤務中にやるのはご法度ですので・・・。

但し,暗算力を研ぎ澄ますために,ナンバー計算は仕事上やていました。
(走っている車のナンバーをみてその数字を足したりかけたりの暗算をして,暗算が早くできるようにしました。)

一次試験は,こんな感じでした。とりあえずこれで突破しました。
適性試験は,クレペリン検査や,簡単な計算,違う図形を選ぶ等一般的な適性検査です。
あまり対策は必要ないと思います。

問題は二次試験の面接でした。一番悩んだのは,志望動機と合格後のことです。

志望動機は元々消防に入りたかった事を話すことにしました。

受験については,上司にはまだ消防を受験した事実を話していないこと,合格したら速やかに所属に申し出て,年度末まで勤務し責任を果たしてから消防で勤務することを話しました。

この辺は回答に悩むところですが,やはり正直に話すべきだと思います。

合格した要因ですが,公務員浪人をしていたこともありましたが,やはり運がよかったことでしょうか。
実は年齢制限ギリギリで,その年が最後の年齢でした。

受験年齢の上限が,東京消防庁より高く,消防の中では異例でした(その分,入ってから大変でしたが・・・。)
よく,地縁や縁故がないと合格できないという話を聞きますが、全く地縁・縁故もなく合格できました。
あまり考えない方が良いと思います。

後余談ですが,職場にばれないようにするのが苦労しましたし,退職のこともいつ話すか悩みました。(警察の情報収集能力は本当に馬鹿にできないので・・・。)
いくら何でも,所属に迷惑はかけられないので,勤務評定の時期(12月位)に話して3月末日まで席を置くことにしました。署長(初任科時代の警察学校の副校長)と副署長との面談が大変でしたが・・・。

年齢制限ギリギリでも警察から消防への道は不可能ではない

以上がいただいた内容となります。
いかがでしょうか?
消防の採用試験は僕も知らないことばかりだったのでとても参考になりましたし、心構え等についても勉強になりました。

このような素晴らしい情報をいただけたことを本当に感謝いたします。
警察と消防は仕事は違えど市民を守る誇りあるお仕事です。
くれぐれも身体を大切にして益々のご活躍を祈念しております。

他にも消防士のリアルな現実についても情報を改めていただいているので近日中にYouTubeかブログで報告いたします。
あと、警察学校についての意見も併せていただいたのでこちらに記事を追記いたしました。

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    ・3年間の公務員浪人を経て警察官採用試験に合格。 採用後は同期内最速で刑事課に採用、代表的な出世コースに乗る。 ・交番勤務時代は老若男女問わず地域住民の相談者が絶え間なく幹部から「行列のできる交番」と揶揄される。 ・昇任試験に合格し、自分のやりたかった仕事も完遂して燃え尽き症候群に陥り退職。 ・『警察官になる前に学んだ知識』と『警察官として働いた間に蓄えた経験』をミックスさせた警察官採用試験対策は1年で数十名の合格者を輩出。 現在は民間企業の人事部で採用担当として活躍中。 30代、既婚、大阪市居住。