武井壮が開いた伝説の授業「大人の学校」を書き起こしました

武井壮、自分、価値、大人の育て方、存在意義、アスリート

みなさんは武井壮を知っていますか?

百獣の王と呼ばれる男です。

 

1973年生まれ 世界マスターズ陸上選手権優勝

十種競技元日本チャンピオン

 

よく分からないけれどすごい経歴だと思います。

そして彼はただのアスリートではなくて驚くべき計算をしている哲学者でもあったのです。

大人になりきれない大人たちのための「大人の学校」

僕はあまりテレビを見ないのでこの話を聞くまで彼をお笑い芸人なのかと思っていました。

それでも彼に対する印象がガラっと変わります。

それは彼の「大人の育て方」という話をYOUTUBEでたまたま観たからです。

その話を書き起こしたのでご紹介します。

皆さんもきっと武井壮に対する印象が変わるし何より励まされるのでぜひご一読ください。

 

武井壮、名言、大人の教室

大人のあるべき姿って何なんだろう

みなさんはじめまして、僕が百獣の王、武井壮です。

僕はね、最近大人と子供が逆転しているよう見えるんですよね。

子供が夢を持って大人が我慢して仕事するように見えてどうにもおかしいと思うんです。

だから今日はね、僕が思う大人のあるべき姿をお話ししたいと思います。

 

まず僕のことをお話ししますと、うちは母親がいませんでした。

父親もワイルドな人で別に家庭を持っていたので兄と二人暮らしです。

だから家事も全部自分でこなしてましたし、学費もないので私立の高校に行けるように必死で勉強しました。

私立の高校で成績が一番になれると学費免除になるんです。

それだから勉強しました。勉強しなくちゃいけない状況だったんですよ。

 

いま僕は芸能界で収入は多いけどアスリート時代は多くて年収が200万円でした。

でも今はそれから2桁は年収が上がったんです。

 

僕ね、少年野球をしていたんですが毎打席ホームランを打ちたくても無理でね。

これが不思議で不思議で仕方なくて学校の体育の先生や体育大学のアスリートに聞いてもみんな分からないんです。

そんなの偶然じゃないのかとか言われるんですよ。

 

僕は運動神経も良かったからアスリートを極めようと思ったんですがそんな偶然なものに人生をかけるのは不安でしたねえ。

その後に自分のピッチングフォームをビデオで録画して見たんですが、想像と全く違って本当にショックを受けたんです。

イメージして投げていたものと全然違うんですよ。

腕を伸ばした時に目で見えてない部分はイメージと全く違うとその時に気づいたんですね。

 

そこでね、腕を伸ばして平行に伸ばしたり、真上に伸ばしたりしてね、思うように身体を動かす練習をしました。

そうすると1か月でどの選手よりも身体を思いのまま動かせるようになったんです。

1か月本気になって調べてたら周りのどの人間よりも詳しくなれるんですよ。

十種競技のチャンピオンになったけれど

それで体の動かし方を覚えてめちゃくちゃトレーニングして十種競技のチャンピオンになったんですけどね、誰もそんなマイナー競技知らないんですよ。

そこで競技の価値を知るんです。

うわ、やっちまったなと。

 

僕ね、31歳から39歳まで家がなかったんです。

その時にある芸人さんと仲良くなってご飯に行った時の話なんですけど店でみんなが笑顔になるんです。

何か話したらみんなが笑うんです。

それ見て魔法使いみたいだなと思ってね。

森山直太朗君もピエール瀧さんも歌ったら空気が変わるんですよ。

ガラーっと。

 

人がね、求めるものは数なんです。

大切なのは、物事の価値てのはね、人が求める数なんです。

僕は十種競技ですごい高クオリティだったのに価値がなかったんですね。

 

最も権威がある陸上大会がありましてね、それは全国から最高峰のアスリートが2500人集まります。

この競技場は5万人入れば満員なんですよ。

ということはアスリートが1人で20人のお客さんを呼べたら満席なのに一回も満席になんてなったことないんです。

年1回、最高峰の試合でも1人が20人も呼べないんです。

それが価値なんですよ。

 

いまジュニア育成が進んだから色々とトップアスリートが生まれています。

野球の大谷君とかテニスの錦織君とかね。

でもそれ以上に成功しない選手が増えたんです。

それはなぜか。

誰も見たくないからですよ。

お客さんを呼べないから。

もしこのジュニア選手が100人お客さんを呼べたら5万人のスタジアムは即日完売ですよ。

スポーツの社会的価値を知らない子供

この厳しいアスリートの世界に大人が子供を飛び込ませて、子供は社会的価値も分からず言われたスポーツをする。

その中でトップを競うジュニア育成に疑問があるんです。

俺ならね、子供を義務教育の終わる中学まで通わせたらインドに行かせますね。

(ここで観客が笑う)

インドってね、数学がすごいんです。

2進法の勉強が進んでて、英語とヒンズー語が共用語でね。

パソコン技術もすごいですから。

だからアメリカのシリコンバレーってほとんどインド人なんです。

 

僕は子供にスポーツもさせるならクリケットをさせたいです。

(ここで観客がまた笑う)

皆さん、クリケット選手の最高年収知ってますか?

(一億円ですか、と観客の回答)

プロ野球選手のトップは年俸5億円くらいなんですよ。

クリケットは27億円です。

プロ野球の比じゃないんです。

なぜか。

単純な話でね、インドの人口は27億人です。

日本の人口の10番です。

つまり人口が多ければ企業は価値があるとみなすんです。

 

そしてクリケットはインドの国技でしょ。

空港を降りたらクリケットの広告ばっかりです。

テレビの視聴率も80%を超えるんです。

それを丸2日とか放送するんです。

広告効果は抜群ですよ。

誰もこんな話知らないでしょ?

 

大人はね、自分がやるスポーツの経済価値、社会的価値を子供に教えるべきなんです。

僕は出会った芸能人を見るうちにその人たちの価値は人を笑わせたり幸せを与えることが価値と知ったんです。

人の価値、商品の価値というのはクオリティじゃなくて見て喜んでくれる人の数なんです。

家がなかった数年間

僕には人を楽しませるトーク術はないです。

僕は芸人さんに強く感激してその日から家を借りるのを止めてね、ICレコーダーを服に仕込んで西麻布の芸人さんが集まるバーに行くようになりました。

そこでみんなが周りの人を笑わせた部分をつないで、編集したCDを車で流しました。

8年かかりましたね。

声の感じ、間、その全てを一言も間違えることなく話せるようになりました。

 

今年はマスターズという陸上大会で金メダルをとりました。

おじさんばかりの大会でメジャーでもないし、若い人のほうがずっとタイムも早いんです。

それでもね、その日にヤフーニュースのトップ記事になったんです。

これは本当にありがたいですよ。

僕の価値、いただいている収入は僕のクオリティで手に入れたものじゃなくて明らかにみなさんがつけてくれたものです。

 

どんな仕事も夢も趣味も、それを誰かが必要としていないと価値がないんです。

それは30歳のときまでに日本一のクオリティを保っているにも関わらず一円も稼げなかった僕が感じたことであり真実です。

20人も集められなかった僕が皆さんのおかげで何百万、何千万円にもなってるんです。

 

僕ね、仕事が沢山あるけど一時間はトレーニングして昨日の僕より今日の僕の方が成長してあげるようにしてます。

それと一時間はニュースを見て分からないことは調べて勉強してます。

どれだけ忙しくてもこの2時間を自分にプレゼントするようにしてるんです。

 

私は一度も就職したことがないし、一番子供です。

どうしようもない子供だけど、もしかしたらこの子供のまま大人な社会を歩いていけるんじゃないかと思っています。

みなさんも一日10分でも20分でもいいから持っていない能力を伸ばしてください。

みなさんが密かに持っている夢があれば大人になってもかなうということを証明したくて僕は芸能界にいます。

子供がより無邪気に子供時代を過ごして、大人になってもお父さんみたいに一日1時間あれば夢はかなうんだから、1個くらいスポーツや勉強や就職に失敗したって、いつまでたっても夢は見れる、俺の背中を見てみろよ、ほら夢がかなったろと言える大人に成長するのが本来の大人と子供の関係だと思っています。

 

大人になっても夢はかなうということを子供にも見せてあげるのが大人になること、それが大人の育て方だと思っております。

本日はご清聴ありがとうございました。

 

 

武井壮は陸上で成功する一方で自分の価値に疑問を持ちました。

それで自分を高めるために価値について勉強したところ、価値とは「人から求められる数」だと気づいたんですね。

人から求められるって嬉しいことだし、自分の価値が上がれば応援してくれる人にも良い影響が与えられるようになるって相乗効果で素敵なことだと思います。

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