公務員予備校に通っても警察官採用試験に合格できない理由

警察官採用試験、試験対策、予備校、通信教育

ブログ管理人の元警察官・桜井陸です。

僕は警察官を退職した当初、実は公務員予備校の講師になろうかなと考えていました。

というのも公務員浪人経験がある元警察官講師はどこにもいないので生徒の悩みが理解できる講師がいれば合格率が飛躍的に上がるはずだと自信があったのです。

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悩みが理解できるので合格率は当然上がる

そして自分の通っていた大手予備校に募集の有無についてメールしたところ

「特別採用はしていないので一般講師として採用試験を受けてください。」

と返信が来てがっかりすると共に、講師の給料を見た時に愕然としました。

これでは家族を養うことはできない、と。

ブログで受験指導したところ合格者が続出する

そこで僕は転職活動しながら趣味がてら自分でブログを立ち上げて今まで覚えた受験方法や警察の知識を無料公開したところわずか半年で合格者が続出し、会員制の講座を開くことになりました。

そしてここで予想通りのことが起こります。

問い合わせメールの3割ほどが「いま私は公務員予備校に通っている者です。試験について質問があります」といった内容なのです。

公務員予備校はそもそも講師が試験を理解できていない

「お金を出して予備校に通っているならその学校の先生に聞けばいいんじゃないのか?」と思う人もいるでしょうが、僕はこれを最初から予想していました。

何故かというと公務員予備校の抱える大きな問題として教える立場の講師が警察のことをほとんど理解していないのです。

大学受験や高校受験を経験した講師は多いですが、警察官だった講師はほとんどいないので生徒の深い質問に答えられなくて当然なんですよね。

(僕のように公務員浪人を経験した後に警察官になって役職にもついた講師は珍しいはずです)

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当時の予備校に警察業務を理解している講師はいなかった

日本人は「先生」と肩書がついた人に弱い傾向にあります。

僕も公務員浪人時代、予備校の講師は警察官採用試験の全てを理解しているものだと信じて疑うこともありませんでした。

公務員浪人の仲間で固まってしまう

また予備校に通うだけで満足してしまい、同じ受験生と公務員浪人コミュニティを形成していつのまにかぬるま湯につかってしまうが多いことに気付きました。

どこかに所属すると人間は安心してしまう生き物で、同じ目的を持った人が周りに集まると連帯意識や仲間意識が芽生えていつの間にか予備校に通うことが目的化してしまうのです。

捨て科目を選択することが必要な人もいる

そして予備校のカリキュラムには数的推理や生物、数学、それに物理や二次試験対策などが組み込まれているのですが結果的にそのほとんどが僕の場合は無意味でした。

試験を何回も受けてようやく気付いたのですが物理や数学、生物などはは試験にでない可能性もある科目です。

この科目を時間を使って勉強すること自体が時間とお金の無駄です。

でも受験生はもちろん講師ですら試験内容を知らないので貴重な時間を使って勉強するのです。

 

捨て科目と絶対に落としてはいけない科目の取捨選択は絶対に必要です。

僕はガチガチの文系だったので公務員予備校の授業を聞いても物理が理解できませんでした。

なので基本から学ぼうと思い、家から遠い大型書店まで中学生用の物理のテキストを買いに行きしばらく勉強していました。

 

これこそ時間の無駄遣いですよね。

この間にも必須科目である数的処理や文章理解の勉強ができたはずです。

出題されない可能性が高い物理など最初から捨て科目にすれば良かったのです。

二次試験対策がおろそかになる原因

そして公務員予備校で最も見落としがちなのが二次試験対策です。

予備校で面接対策を受けたことがある人ならば強い違和感を感じたはずです。

僕も二次試験前に面接対策を受けたのですがその時に直感しました。

この講師は警察官採用試験や業務内容を知らないどころか面接のことを全く理解していない、と。

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意味のある面接対策を心掛けたい

僕が公務員予備校で面接対策を受けたときは講師の女性とマンツーマンだったのですが、僕の面接カードを見せてアドバイスを求めても歯切れが悪く誰に聞いても分かるような答えしか教えてくれませんでした。

最近は僕のブログに講座受講生の方から「公務員予備校で面接対策を受けたけれど明らかにおかしいところを全く指摘してくれなかった」とメールが来ましたが、これはある意味では仕方のないことかもしれません。

予備校の講師で採用経験のある元警察官などいるわけもありませんから指摘できるはずがないのです。

合格したいなら自分で動くしかないと悟った

ちなみに僕は予備校で二次試験対策を受けたあと、すぐに近くの交番に行って現職の警察官からアドバイスを受けました。

その時は志望動機にも書きたかったので少年法について質問しました。

そうすると年配の警察官から「触法少年(しょくほうしょうねん)と虞犯少年(ぐはんしょうねん)の違いは分かるかな?」と質問されて意味が全く分からず面喰ったのと同時に「これが生きたアドバイスだ!」と興奮したことを今でも覚えています。

公務員予備校にはメリットもある

僕は予備校を批判しているわけではなく僕が体験した事実です。

そして未だに同じ体験をしている人が多いことに驚いたのです。

ただ、予備校にも勿論メリットはあります。

 

公務員予備校のメリットは一次試験対策として数的処理と社会科学・人文科学を教えてくれることが僕はとても役に立ちました。

二次試験を受けるためには一次試験対策がどうしても必須なので、今まで社会や地理、法律の勉強をしたことがない人には最適です。

もし一次試験になかなか合格できなくて悩んでいる人は予備校の全ての授業を受けるのではなく、受ける授業を選択制にして時間を短縮することが合格への近道になります。

一次試験に合格しても最終合格はできない

なかなか最終合格できない人の特徴として一次試験合格を目的にしているのですが、一次試験合格は二次試験に進むための切符です。

最終合格するためには警察業務の勉強と受験する自治体の研究を忘れないようにしてください。

そして志望動機や自己PR、論作文に今まで研究したことや自分の長所を自然に書き入れることで生き生きとした文章になります。

(ここであり得ない志望動機や意味不明なことを書くと研究していないことが露呈するのでそれだけでマイナスになります。)

面接カード、添削

生きた志望動機を書けば魅力が伝わる

論作文や志望動機に書いたことはいわば台本です。

それを記憶するのではなく、しっかりと理解して面接で話すことによって説得力ある説明ができます。

面接とは「〇〇を言えば合格できる」というものではなく「〇〇ということを説得力を持って説明できる人物」だと信頼されて評価されるからこそ合格できるのです。

僕がいつも説明しているように「付け焼刃は通用しない」という理由は正しくこれです。

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合格に必要なことは信用に値する人物だとアピールすること

合格にテクニックはありません。

いかに短所を改善して長所を上手く魅せて相手に信用され得る人物になるかだけです。

僕はYouTubeやブログで「合格する方法や試験に対する考え方」を無料公開し、それを見た方が独学で学び合格している現状から警察の採用基準とズレがないことが分かりました。

そして僕は自分自身の転職活動においてもアラフォーながら多くの企業にオファーを頂けたので基本的な選考基準は理解できているつもりです。

これからもブログやYouTubeで有益な情報を発信していきますので最終試験合格の夢を一緒につかみましょう。

2 件のコメント

  • 以前こちらにコメントを書いたものです。
    ただ今一つの悩みと戦っています。
    とてもくだらなく、あなたの甘えた心が悪いと言われればそれまでです。
    しかし今回も答えがわからずコメントしたしだいです。
    先日群馬県警Aの第2回試験を受けてきました。
    教養と作文です。
    結果は来月の一日に発表です。
    私はそれまでの時間が無駄になるといけないので、集団面接・体力測定の準備をしています
    どちらも前から準備が必要ですが、特に体力測定は日頃の積み重ねが特に重要です。
    私は第1回群馬県警試験Aの体力測定でぼろぼろの結果でした。
    本格的に運動をしていたのは中学生の時だけなので7年間のブランクがありました。
    とても一週間でどうにかなることではありません。
    結果は2次試験で落ちました。
    前回コメントした通り悔しく、リベンジのため今回万全をきするつもりで準備に移りました。
    教養は自信がありませんでしたが、体力測定はそこそこ力が出せるようにしました。
    6月30日から7月31日の間で3キロ・5キロ・7キロ 10キロと走れるようにし8月1日から9月11日は10キロを平均50分で走れるようになり、46分で完走したこともありました。
    しかし、12日事件が起こりました。
    その日も走っている時7キロ地点あたりで、右の足が痛み出しました。
    最初はそこまででしたが、じょじょに気になる程度になりました。
    私は構わず走り、完走しました。
    次の日13日も走りました。
    今度は5キロ地点で気になる程度の痛みになりました。
    私は構わず走り、その日も完走しました。
    また次の日の14日。
    今度は走って1キロくらいで気になる痛みが起こりました。
    私は、さすがに早い段階で痛みがくるので走るのをやめました。
    次の日15日は第2回の試験でしたので、運動は休みました。
    試験翌日の16日、私は運動を再開しました。
    しかし、また、早い段階で痛みがきました。
    私は少し長く休ませようと今日まで運動を休みました。
    その間も、栄養補給・市販湿布治療・早寝以上行い足の回復に努めました。
    そして、今日走るのを再開しました。
    しかし、早い段階で気になる程度の痛み(歩くのには問題ありません、しかし、走ると痛み出します)が起きました。
    私はバカバカしくなりました。
    この三ヶ月走りました。
    最初のころと違い、8月から9月までは200キロ近く走りました。
    しかし今はまるで走れません。
    私は今までやってきたことが無意味だと感じ始めました。
    たとえ10キロを走れるようになろうと、今走れなくなり、もし体力測定に進んでも前回と結果は変わらないと。
    はっきり言って10キロ走れるようになろうと、本番で結果がでなければ変わらないと(まだ、やっていないのに決めつけもダメですが)。
    面接官がわかるのでしょうか?
    前ダメだったのが、10キロ走れるようになったなんて。
    私はわからないと思います。
    いくら10キロ走れるようになろうと、本番で足を引きずってるなら、運動できない前と変わらないと。
    くだらないことを言ってやけになっていると思います。
    しかし、私はわからなくなりました。
    私は面接官が前と変わったなどとは感じないと思います(まあ、沢山の方をみてますから私一人に構っていられませんが)。
    そして、桜井さんあなたが動画で言っていた一か月走れれば、一年走れる。
    それは私の場合は嘘だったなと感じました。
    お腹立ちになるようなことを書いたかもしれません。
    そこは、私が悪いです。
    申し訳ございません。
    しかし、そのようなことを書くくらい今追い込まれています。
    そして最後にここまで書いて助けを求めるのも、無様ですが、私はどうすれば良いのでしょうか?
    走らず、足を休め、自分が運動できず腐っていくのを見ていればよいのでしょうか?
    それとも足をぶち壊して、やるのが一番でしょうか?
    何か思うことがあれば、こんな世間のゴミにコメントお願いいたします。
    長文失礼しました。

    • かなり支離滅裂で仰りたいことがよく分からないのですが、とにかく悩みを打ち明けたいのですね。
      まずは何か事態が起きてもパニックになることなく起きた事象を把握して、最善の方法は何なのかを考える訓練をしてください。

      足が壊れるまで自主トレするのが最善ではないことは自明の理ですし、自分のことをゴミと呼ぶような受験者を採用しようとする面接官もいないでしょう。

      それならどうすれば良いのか、と貴方は質問されるでしょうがそれを考えるのが貴方に与えられた試練です。
      警察官になる前に、自分で自分を認められるようになりましょう。
      応援しています。

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