ブログ管理人の元警察官・桜井陸です。
このブログ「リクストリーム」は読者の方から試験についての質問だけでなく就職の相談や人生相談、恋愛相談も受けますし現職警察官の方からも仕事の悩みを受けます。
その中で今回は恋愛についてお話ししようかなと思います。
モテる努力はどこまで通用するのか?
僕は30代中盤までとにかくモテたい気持ちが強かったです。
男っていくつになっても子供ですし女性からモテたい気持ちはあります。
それがなくなると一気に魅力もなくなってしまいますよね。
それで僕はモテるために頑張った結果どうだったのかというと一般的な30代男性の中では成果を出せたと自信を持って言えます。
その理由とモテるために僕がしていた努力を説明しますね。
警察官だからモテるわけではないことに気付く
僕は20代中盤に警察官採用試験に合格したのですが最初は全くモテませんでした。
女性と何を話したら良いのかも分からずコンパでも変なことばかり言って相手にされることはありません。
警察官だからといってモテるわけではないとこの時に気付いたのです。
コミュニケーション能力とは聞き上手のことではない
ではなぜモテなかったというと原因はとても簡単でコミュニケーション能力がなかったからです。
この「コミュニケーション能力」って世間でよく言われていますが、これがどういうものか分かりますか?
僕はこのコミュニケーション能力の意味が分からず「聞き上手」って相手の話をただ聞くだけの能力なんだと誤解していた時期もあったのですが次第に意味が分かり始めたのです。
まず、面接試験になかなか合格しないタイプの人はほとんどがモテないはずです。
これはコミュニケーション能力が足りないからなのですが、面接でも恋愛でもコミュニケーション能力ってどこを見ているのか分かりませんよね?
僕は大学の頃に就活したときはコミュニケーション能力が欠けていたので面接は本当に苦労しました。
でも警察官を退職して転職活動したときは余裕で多くの企業からオファーをいただけたのです。
これこそがコミュニケーション能力です。
それではコミュニケーション能力とは一体何なのかというと、うまく質問する力とその回答を上手に聞く力です。
トーク力って自分の経験談を上手く話す人だと勘違いされているのですが、話が上手い人を見ていると実は相手に質問して話させています。
人は話したい生き物なので話させてくれると満足するんですよね。
話し相手が笑ってうなずいてくれたり、食い付いて質問してくるとそれだけで好意を持ちます。
僕はこの当たり前のことができていなかったので、ここを改善するだけで人生が大きく変わったのです。
コミュニケーション能力とは質問する力と聞く力と説明しましたが、その力がどうして欠如しているのかというと今まで集団の中で生活していなかっただけに過ぎません。
学生時代、グループに属することなく友人も少なかった人は固定した知人だけとのつながりしか持たなかったのでコミュニケーションの取り方が分からないのです。
何を話せば良いのかも分からず、何か発言すると失笑された経験はありませんか?
「笑われる」と「笑わせる」は文字は似ていますが中身が全く違うので、これで多くの人は自信を失います。
「笑われる」を勘違いしていじられキャラになってしまい一人になったとき悩む人も多いんですよね。
僕は当初、警察官は公務員だからモテるんだと勘違いしていたのですがコンパでも全くモテなかったのは人に慣れていなかったため、コミュニケーションの取り方を知らなかっただけだったのです。
そしてコミュニケーションを身に付けて仕事が上手く回りだすと次第に自信がついて堂々とし始めます。
そうすると平常心を保つことを覚えて仕事もますます自信を持って取り組むことができます。
この頃、ふっと気付いたのです。
上司や先輩、後輩からも仕事で頼られる存在になっているということに。
仕事で頼られるようになるということは相手の望むことが理解できるようになった証です。
それは聞く力と理解できる力が備わったという意味です。
警察の仕事は対外的な仕事がほとんどなので、そこで成果を出せるということは正にコミュニケーションが上達しているということになります。
職質しても老若男女問わずみんなが立ち止まって笑って話を聞いてくれますし、40分以上も立ち話することはザラでした。
このブログを読んでいる人の中で、見知らぬ通行人と20分間会話を続けることが出来る人は少ないと思います。
そして会話の流れでカバンの中を見せてもらったり、車のトランクを開けることが出来るようになったとき僕はプライベートでも初対面の女性と物怖じ(ものおじ)せず会話できるようになっていました。
少し嫌な話をしますが、この世の中はほとんどのことが見えない方程式で成り立っています。
「〇〇を言えば△△という反応が返ってくるので××すれば良い」というルールが全てに存在します。
仕事でも面接でも恋愛でも全てに方程式があるのです。
リア充と呼ばれる人や面接試験に合格しやすい人というのは早い段階でこの方程式を見つけて見に付けた人です。
コミュニケーション能力がないという人はこの方程式やルールを知らないだけで、間違った努力をしなければ誰でも見に付けることはできます。
見えない方程式を見つけることが大切
なぜ予備校や専門学校があるのかというと、間違った努力をしないため、無駄な時間をかけずに最低限のルートで合格するためです。
いわゆる「見えない方程式」を教える学校なのです。
不器用な人が面接でも恋愛でも上手くいかないというのは「最終的に自己流を貫こうとする頑固さ」と「方程式をなかなか理解できない不器用さ」を持ち合わしているだけで、その部分さえ認めてしまえば簡単に身に付けることができます。
いわゆる柔軟性ですね。
過去の自分を変えるということは不安ですし恐怖でもあります。
それでもそこから一歩踏み出せば世界は大きく変わりますし、今の自分に足りないものや変えるべきものが分かっているだけでも大きな成長です。
僕の好きな言葉に『人は目をつむっていると気付いたとき、眠りから半分目が醒めている』という言葉があるのですが、この言葉のとおり常に前向きに成長していたいですね。
いつも楽しくブログ読ませてもらっています^ ^
前回の受験での面接失敗点は、桜井さんのおっしゃる通りコミュニケーション不足だなと痛感しました。あと警察官ならではの他の公務員面接試験とは異なる、対策不足ですね。どこを探しても警視庁行政職員の面接対応ブックは売っていないので、警察官受験者の対応本を買いました。警察庁幹部っぽい人が監修した本で内容は分かりやすかったです。ただ交通違反は減点対象、転職しすぎるとあまりいい印象は持たれないと書いてあり少し落ち込みました。確かに警視庁の方としても、何の違反がない真っ白な人を採用したい気持ちはよくわかります。
私の受験希望枠であるII類の受験申込書が今月15日から配布されるそうです。また改めてメールしますが、志望動機を見ていただければと思います。これが最後の指導になりますね^ ^
本職との警察官受験指導の両立はとても大変だと思いますが、無理をされず桜井さんのペースで頑張ってください。
お久しぶりです。
世間の参考書などは信用しない方が良いです。
余りにも出鱈目が多いので驚くこともあります。
転職して警察幹部になった人も多いですし、今の次代で転職しない人の方が少ないですよ。
むしろ民間経験がある方が警察としても即戦力として期待できると思います。
細野さんの志望動機添削、お任せください。
先にアドバイスしておくと細野さんは本題を書かずに外堀だけを詳細に説明して終わってしまう傾向があります。
日常生活でも同じことはありませんか?
説明が苦手だったり、話がなかなか上手く通じない人はこのようなことが多いので、まず結論を整理して説明するようにしてください。
私の体調をお気遣いありがとうございます。
志望動機お待ちしていますね☆
こんにちは。返信ありがとうございます。
ご指摘の通り、私は言葉足らずだと必ず指摘されます。心のどこかで自分の意見に支持されないこらいいや、みたいな一種の諦めがあるのだと思います。でも警視庁を諦めるわけにはいかないので、普段からどうしたら伝わるか考える習慣をつけます!
面接対策本は、警察庁の人事も経験したことがある人が監修しているものなので、思わず買ってしまいました。実務教育出版社の元面接官が教える!警察官面接対策という本です。ネットでもいろんな噂があって、交通違反の青切符ならオッケーとか買いてありますが、それに惑わされないようにします。出鱈目が多いと言ってもらえて、ホッとしました。ありがとうございます^ ^
細野さんは自己完結してしまうことが多いのかもしれませんね。
自分の中で理解できていることも回りの人は理解できないことが多いので、相手の立場になって対応すれば更に魅力をアピールできると思います。
面接本は元警察庁の人事が監修なのですね。
警察庁はキャリアですからそもそも採用対象から違いますのであまり参考にはならないかもしれませんね。
ネットの噂はかなりデマが多いので注意してください。
最後に信じられるのは自分だけです。
細野さんが夢を叶えられるよう応援しています。