警察学校で開かれる女性警察官だけの禁断の女子会とは?

女性警察官、採用試験、警察学校

リクストリーム管理人の元警察官・桜井陸です。

前回の記事「警察官はモテるのか?隠されていた恋愛事情について解説します」で女性警察官の恋愛事情について書いたのですが、色々と反響をいただきました。

特に女性の警察官志望者から

  • 警察官になると結婚できなくなりますか?
  • 恋愛は警察官同士だけですか?
  • 勤務中はメイクできないんですか?
  • 女性警察官はどこで出会っているんですか?

という恋愛に関する質問や、

  • 女性警察官はどんな性格の人が多いですか?
  • 背が低いのですが大丈夫ですか?
  • ライバルに差をつける為には高学歴が必要ですか?

など採用に関する質問も多くありました。

 

そこで今回は女性警察官の特徴について話したいと思います。

女性警察官ってどんな人?

まず、昔までは婦人警察官(婦警)と呼ばれていましたが最近は総称して女性警察官と呼ばれます。

警察学校では同じ訓練をして同じご飯を食べて同じ授業を受けます。

ここで感じたことは、みんな真面目だなということです。

OLと女性警察官は違う

私はサラリーマン経験もあるので良く分かるのですが、女性会社員(いわゆるOLさん)とは雰囲気が違います。

本当に真面目なんです。

中学のクラスを思い出すとグループで分ければ大体が「勉強のできる真面目グループ」と「派手グループ」、「独特な雰囲気のグループ」「大人しくて目立たないグループ」「スポーツも勉強も平均的にこなすグループ」になりますが女性警察官は「スポーツも勉強も平均的にこなすグループ」に属するタイプが多かったです。

 

女性警察官はオールマイティに何でもこなせるタイプが求められている印象でした。

(それでも中には男性警察官よりも独特な雰囲気を持った子はいますし、突出して頭が良い子もいたので一概には言えません)

 

女性警察官、婦人警官

女性警察官は洗練されている

女性警察官を見たことがない一般の人は「可愛い婦警が採用されると内部で色々と不祥事が起きるから見た目の悪い子しか採用されないんだろ」と嘲笑する人はいますがそんなことありません。

可愛い子や美人は勿論います。

容姿で採用、不採用になるはずないのです。

夢を叶えた女性警察官は強い

そして女性警察官と一緒に警察学校で過ごし一番感じたことは根性があるという部分です。

普通の女性なら警察学校に入校しても1日と持たないです。

これまで見たこと感じたことがない、あまりにも独特な世界なので「私はここを卒業して警察官になるんだ」という強い意志がないと気持ちが続かなくなるんです。

【関連記事】警察学校の訓練は厳しい?教官は怖い?

 

だから女性警察官の結束は強いです。

女性で集まって知恵を出し合って励まし合うのでグイグイ伸びます。

警察学校に入って途中で辞めた女性警察官は見たことがありません。

それだけ女性のみんなは夢や憧れをもって高倍率の警察官採用試験という難関を突破したんだなと訓練する姿を見ていて思いました。

訓練のあとは普通の女子

警察官という特殊な職業を選ぶのは勇気がいりますし、そこに女性が就職しようとするのは更に勇気がいると思います。

それでも警察学校で汗を流して訓練する女性警察官は爽やかでみんな楽しそうでした。

自分の夢を叶えた子だからこそ、しんどい訓練の後でもこんな晴れ晴れとした表情が出来るんだなと思ったことは多々あります。

女性警察官、制服、刑事、婦人警官

女性刑事はみんな生き生きと働いていました

訓練も終わった夜、学校の購買部で私が大好きなカレーせんべいを買っている時に同期の女性警察官が私を見つけて「桜井くんそのおせんべい好きだよねえ。」とニコニコ笑って話しかけてきた顔が印象的です。

同期をよく見るとパジャマ代わりの真っ白な体操服を着て髪の毛はまだ濡れています。

これはお風呂に入ったあと化粧もせずに購買部をうろついているという証拠で、大学を卒業したばかりの元気一杯な女子ここにありという印象です。

 

そしてその子の右手には山のように大量のスナック菓子とアイスクリームが入った買い物袋が大切そうに握りしめられていて、今から部屋で同期の女の子たちと女子会するんだろうなと微笑ましく思ったものです。

警察学校に入っても痩せるどころか太る子がいるのは訓練後の女子会が楽しいという原因があるのかもしれませんね。

 

警察官採用試験を受験する女性にひとつアドバイスしたいのですが、面接で「女性警察官になるんだから真面目さをアピールしなければ!」という固定観念は捨ててください。

僕の同期で合格した人はおっとりした人も多かったですし、講座受講生でも女子力が非常に高く細身で周りから警察官なんかじゃなくて某アイドルグループにいるほうが向いてるよと言われていた方も合格しました。

 

求められているのは真面目さではなく、女性警察官としての柔和さです。

通報が入って現場に行ったとき、しかめっ面して事情聴取するのではなく張り詰めた現場で泣いている小さな子どもや女性を和ませる存在でありたいですよね。

続けて【女性警察官になるには倍率や年齢は関係ありません】の記事へ

6 件のコメント

  • 私は勉強がダメです。
    でも、警察官にはなにたいです。
    でも、警察官は頭が良くないと無理だと、母親に言われました。
    やっぱり警察官は頭が良くないと無理なんですか?

    中学生三年生です。

    • 警察官に学力はそこまで求められていません。
      ぜひこのブログや僕のYouTube動画を見て求められている人物について研究してみてください。
      応援しています。

  • 私は、学力は、上の下、くらいなのですが、運動神経、体力が、壊滅的で、運動神経は、中の下、体力は、下の中くらいです。あと、性格が、慣れたら良いのですが、人見知りで、初対面の人とは、ろくにはなせません。こんな感じだと、警察官は、難しいでしょうか。

    • 人は生まれたときは誰でも人見知りで、もちろん私も昔は人見知りでした。
      それを克服するのも努力です。
      警察官になるためではなく、自己成長するためにも苦手なことを長所にする練習をしてみてください。
      応援していますね。

  • こんにちは!
    私は国立の某附属中に通っている女子中学3年生です。勉強には自信がありますが、体力はそこそこ(シャトルラン54回程度)、運動があまり得意ではありません。
    そのために最近家の周りを30分走ったり、筋トレを15分。これらを続けています。
    警察官になるには身長も少し関わってくると聞いたのですが私は今150.4cmです。もうすぐ成長も止まりそうです。。
    警察官になりたいという意思は幼稚園の頃から固まっていてどうしても諦めきれません。私にも立派な警察官になることは出来るのでしょうか?
    男性警察官について行くことはできますか。

    • 私の同期にも部下にも先輩にも小柄な女性警察官がいました。大切なのは大きな身体ではなく、誰にも負けない気概です。貴方ならきっと素敵な女性警察官になれます。
      体力作りだけでなく、部活や学校の勉強、そして友人を大切にして青春を謳歌して下さい。
      その体験こそが警察官に求められるものです。
      かけがえのない今を無駄にせず、出来ることに精一杯取り組んで下さい。
      応援していますね。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    ・就職氷河期時代、3年間の公務員浪人を経て警察官採用試験に合格。 採用後は同期内最速で刑事課に引き抜かれ、代表的な出世コースに乗る。 刑事部長褒賞、地域部長褒賞、交通部長褒賞、署長褒賞など受賞歴多数。(賞状はプロフィールページに掲載) ・初任科、初任補修科を経て地域課(地域第3係)へ初任配属。 ・初任配置先の交番が高級住宅街で事件・事故の発生が毎日0件という平和な勤務地であったため、仕事が覚えられずに焦る→最多忙な交番へ異動希望を出す。 ・異動先の交番は歓楽街のど真ん中にあり、深夜でも大きな事件が発生する『不夜城』として警察24時でも頻繁に紹介される勤務先であった。 深夜2時に『10対15の喧嘩発生』という意味不明な無線を聞き、戦慄が走った思い出。 ・交番勤務時代は老若男女問わず地域住民が交番に訪れ、幹部から「行列のできる交番」と揶揄される。 ・警察官になり昇任試験に合格し、自分のやりたかった仕事も完遂して燃え尽き症候群に陥り退職。 (ちなみにプロフィール写真は巡査部長に昇進したあと、退職前に記念撮影したものです。) ・転職したとき、アラフォーながらGAFAからオファーを貰う。 ・警察官退職後は大手企業(ホワイト500認定企業)の人事課に転職、採用担当として活躍。DODAやリクナビ、エン転職など各媒体を駆使して採用率を大幅に向上させる。 ・現在も人事課で採用担当として勤務し、現役大学生からシルバー世代まで幅広く面接を行っている。 ・人事課では採用以外にも、優良子育てサポート企業として『プラチナくるみん』認定取得のために会社を構造改革中。 ・所定外労働(残業時間)を削減するため全部署の労働時間を常に可視化するツールを導入し、大幅に削減させたことから労働基準監督署の監督官から賞賛される。 ・『警察官になる前に学んだ知識』と『警察官として働いた間に蓄えた経験』『実際に人事課で勤務した経験』をミックスさせた警察官採用試験対策は1年で数十名の合格者を輩出。 ・顔出しなしの講義YouTube動画で異例のチャンネル登録者20,000人突破。 ・ツイッターは1日1回のツイート、フォロー0人でフォロワー1,000人突破。 ・40代、既婚、大阪市居住。 ・2017年から警察官採用試験対策を開始。合格実績としてプロボクサーや現役自衛隊員、転職歴多数者、元警察官、フリーター、工場勤務者など様々な経歴を持つ受験者を合格に導く。 ①『30代の女性は警察官になれない』というネット上のデマを払拭するため、30代の女性受験者を集めて合格に導いた実績 ②テレビに出演する有名な元警察官(警部級)のコメンテーターから『君は警察官にはなれないよ』と言われた受験者を合格に導いた実績 この①と②の実績を公表してネットに大きな反響を与える。 当サイトの情報をコピーペースト等して二次利用することは固く禁じておりますが、リンクはフリーですので参考になる記事がございましたらご自由にリンクを貼ってください。