警察官に向いていないタイプ・警察官になれない人とは?

警察官の転職

『桜井さん、大変なことになってますよ!ネットで叩かれています。』

昨日僕にこのようなメールがいくつか届いた。これには理由がある。

先日、某掲示板で警察学校入校前の方が

質問者

警察官採用試験に合格して警察官になる夢がようやく叶います。それを友人に話すと『警察官などだれでもなれる。大企業の方が給料も自由もある』と言われました。これは本当でしょうか?

という書き込みをしており、それに対して元警察官の方が

元警察官

警察官など誰にでもなれる。警察学校はパワハラもあるし、警察官になっても市場価値は上がらない。警察で覚えたスキルは他で使えないし転職もハード。定年後も仕事は選べない。終身雇用も続く保証がないし、もし自分が大学生なら絶対に選ばない職業です。

という書き込みをしていた。そしてこの回答に対して質問者の方は

質問者

何が本当なのか分からなくなりました。警察学校に入校して合っているか合っていないか個人個人で判断するしかないのでしょうか?

と不安を全身に孕(はら)めた返答をしていた。これを読んで僕はズキッとした。自分が警察官になる前、3年間も公務員浪人を続けていたとき同様に元警察官を名乗る人物から危うく夢を摘まれそうになったことを思い出したのだ。

そこで僕が『警察はそんな夢がない職場ではないから気にしなくて大丈夫ですよ。警察のことを批判して注目を集める元警察官もいるから注意してくださいね』とコメントしたところ、この元警察官の方から逆恨みされて数か月に渡って批判されて炎上したのである。

警察官に向いていないタイプ・警察官になれない人とは?

公務員浪人は孤独なレース。惨めで不安で、先も見えない。ネットでは身辺調査などのデマが飛び交い自分が不合格になった理由はもしかして身辺が原因ではないかと疑ってしまうのだ。これは受験生あるあるで、多くの警察官志望者が陥る悩みである。

そして僕は公務員浪人当時、『警察官になろう』という警察官志望者だけが集まる非常にマニアックな掲示板(既に閉鎖)で情報交換をしていた。その時代はネットで情報を集めるには2チャンネルという怪しい匿名掲示板しかなかったので『警察官になろう』は警察官志望者の唯一の聖域となっていた。

 

ここでは僕と同様に公務員浪人が集まり、面接の情報や手応えなどの試験情報を交換したり、悩みの相談、そして合格者が合格報告して皆で祝い、送り出すという公務員予備校のようなコミュニティが形成されていた。

この掲示板「警察官になろう」はもうお分かりのように僕のYouTubeチャンネルと全く同じ構成となっている。つまり僕が警察官を目指したときに多くの受験者が集まって夢を語り、多くの警察官を輩出した掲示板をもう一度現代に復活させたのだ。

 

そしてこの「警察官になろう」という掲示板では『元職』という若い元警察官がいた。彼は確か警視庁を数年で退職した後に別の県警を再受験するために書き込みを始めたのだが、いつのまにか元警察官という立場から受験者に崇拝され「警察の質問をするなら元職さん」という別格扱いになったのだ。

今考えると警察官を数年で辞めた人が警察業務どころか転職の基本すら知っているわけないと分かるのだが、公務員浪人当時は判断力もなく『警視庁を辞めた元警察官』ということで憧れていた。

元職さんは怪しい警察用語を織り交ぜて回答するため妙に信憑性も高く感じ、彼の書き込みをくまなくチェックするようになった。

身辺調査は気にする必要がない理由

そして僕は公務員浪人生活を続けていて、気掛かりなことがあった。このまま受験を続けていても大丈夫なのだろうかということである。二次試験の不合格通知を受け取った日、もし身辺で引っかかっていたら若い貴重な時間が無駄になるので諦めるなら早い内が良いだろうと今までにないほど大きな不安に陥ったのだ。

僕が不安に感じていた自分の身辺問題は取るに足らないことで、いま思い返すと「よくそんなことで悩んでいたなあ」と恥ずかしくなるのだが、もしこれをヤフー知恵袋で質問すれば多くの有識者や元警察官からは『無理だから諦めろ』と言われるに違いない。デマなんてこの程度なのだが、当人になるとそうはいかない。

 

僕は意を決して『警察官になろう』で自分が不安に思う身辺問題を書き込んだ。犯罪を自首するかのように緊張しながらタイピングしたことを覚えている。

そして数日後、元職さんから返信が来ていた。

『残念ながら貴方は警察官になることはできません。あきらめて別の道を探すことをおすすめします。』

この短いショートフレーズの衝撃は今でも忘れられない。

警察官になれないと宣告されて

部屋の蛍光灯が妙に寒々しく光って薄気味悪くて、時間が止まったように感じた。学校の先生からクラスメートが見ている前で激しく叱責されたときのように頭がグワーンとなり、視界が歪む。

ああ、俺は警察官になれないのか。

僕の気にしていた身辺問題とは自分の親戚(母方)の不始末であり、情けないことだが僕は母を責めた。

「この掲示板を見てみろよ!俺は警察官になれないじゃないか!」

母は本当に申し訳なさそうに

「本当にごめんね。ごめんねえ。」

と頭をがっくりと垂れた。

 

そうじゃないだろ。

なんでこんな掲示板で知り合ったような奴に自分の未来を決められてるんだ。

僕は自分の行為が恥ずかしくなり、すぐに勉強を始めた。

 

警察学校の入校式では警察官となった僕の制服姿を見て、母も父も、祖母も泣いてくれた。

僕は警察学校で貰ったボーナスを全てはたいて実家にセコムを設置して、足が悪い母のために新車を購入した。

あれは親孝行ではなくて罪滅ぼしだったのかもしれない。浪人生活を続けてごめんなさい、という慙愧の念。

良い歳をして定職にも就かず時には親を責めていた自分は間違いなく親不孝だった。

 

警察官になったときに感じたことは「ようやく親孝行ができる」という安堵感であった。

警察学校の入校式、校庭で食べた母のお弁当は唐揚げと玉子焼きと特大おにぎりとウインナーのベーコン巻きが2ℓサイズの大きなアイスクリームの空箱にギッシリと詰まっていた。

これは僕が小学校の運動会で食べていたメニューと全く同じで、空箱もおかずの詰め方も全く同じだった。

警察学校の満開の桜の下、僕は制服姿で縁石に腰掛けて母の手作り弁当を家族で食べた。

 

運動会の時みたいだね。

母は言った。

僕もそうだねと言った。

 

それから時は流れる。気付けば僕は警察官を退職して元警察官になった。

元職さんと同じ立場になったのだ。

ただ違うのは、僕が元警察官として豊富な知識を有していること、そして人事課採用係として新たな道を進んでいることである。

 

警察官採用試験に合格して警察官になる夢がようやく叶います。それを友人に話すと『警察官などだれでもなれる。大企業の方が給料も自由もある』と言われました。これは本当でしょうか?

 

先ほどの質問に僕はこう書き込んだ。

桜井

まず警察官を仮に退職した場合、市場価値については本人次第です。警察官に限らずスキルを身に付けなければどこの企業も採用してくれません。
犯人を逮捕するだけでなく、昇進して部下のマネジメントや基本的なパソコンスキル(エクセル、ワード、パワーポイント)、クレーム対応、各種法律の習得、コンプライアンスをアピールすれば大手企業からでもオファーはあります。
その逆に警察官だからといってスキルを身に着けず受動的に仕事をしている人は市場価値は全くありません。
これは民間でも同じであり、だからこそ転職ジプシーが多いのです。

これからの時代において、公務員を含めて警察官の競争率は激化します。何故かというと東京オリンピックも終わりご存知の通り景気が以前と同水準に戻るからです。(警視庁の募集人数も激減しました)
そして警察官になれば『不安を煽る人は何らかの目的がある』と痛いほど分かるはずです。
私は警察官時代も今も、世の中には人の不安や怒りを利用する人を沢山見てきました。
だからこそ私のブログやユーチューブを見て育った現役若手警察官にアンケートを取り、本音を全て公開しています。

やりたい仕事、憧れの仕事というものは中々見つかるものではないのでご自分の選択に自信を持って下さい。
警察官を辞めて批判する人、不安を煽る人は『何らかの目的がある人』です。
仕事にプライドを持って辞めた人は自分の職歴や職場に誇りを持ちこそすれ、腐したり貶すことは決してありません。
誇りがないから転職しようとしても次がないのです。もう意味は分かりますよね?

警察学校に入り制服を着たとき私の言った意味が分かるはずです。
お悩みやご相談があればいつでもご連絡くださいね。
私は人事課で勤務しているので疑問があれば転職市場についてもできるだけお答えします。
素敵なお巡りさんとしてご活躍されることを心から応援しています。

 

負けるなよ。夢を摘もうとする人間に負けるな。強く念じて書き込んだ。

僕がもしビジネス目的の元警察官ならば警察を批判されても痛くもかゆくもないから、こんな書き込みは気にも留めないだろう。むしろ叩かれるような行為はしない。

ただ僕は自分の信念を大切にしたかったのだ。

警察は本当に楽しくてやりがいもあるから多くの人に魅力を伝えたい。ただ元警察官にはドリームキラーが多く、若い人は簡単に夢を摘まれてしまう。元職さんのような人間に。

警察官に向いていない人とは?

僕の行為に正義などないだろう。未来ある若者をドリームキラーから守って社会貢献につなげたい、そのような高尚な気持ちは毛頭ない。僕の書き込みで元警察官の方は気を悪くしたのは間違いないし、他にも嫌な気分になった人はいるかもしれない。

 

人は心が弱ると夢を簡単に摘まれる。

もうそんなことはさせてはいけない。

僕が警察官になった理由と同じで自分のために人を守りたいというのが本心なのだ。

公務員浪人をすれば自分も家族も苦しむ。その家族に余計な苦しみや負担はかけてはいけない。合格するまで、なんなら本人が試験を諦めるまで外野が余計な苦しみを与えてはいけないのだ。警察官に向いていないなど無責任な言葉を吐いてはいけないのだ。

 

桜が舞い散る入校式で食べた母の玉子焼きの鮮やかな黄色。

あのキラキラした時間も、若い元警察官のひと言で僕は葬(ほうむ)るところだった。

諦めたらそこで試合終了。

某漫画の名言のように、僕はあっけなく諦めるところだった。

 

警察官なんて馬鹿でもなれる職業でしょ?

なんで警察官すら合格しないの?

警察官になっても警察学校は地獄だし、パワハラばっかりだよ。

 

ドリームキラーは昔から存在する。そして心が折れかけた人間を優しく攻撃するのだ。

 

警察官の転職について僕の実体験を元に真実を少し打ち明けよう。

僕が警察官を辞めようかなと考えて転職先を探していたころ、多くの書き込みにあったのが「公務員はスキルもないので転職に不利。特に警察官は選択肢がない。」

これは事実だ。何故かというと警察官を辞める人はほとんどが早期退職なのでアピールするものがないのだ。仮に民間に入社して数年で辞めて、一体どれくらいの人が武器となるスキルを身に付けられるのだろうか?

 

ちなみに転職するときは履歴書の他にも職務経歴書という用紙を提出する。

職務経歴書にはこれまで自分が在籍した会社の業務内容と経験業務などを詳細に記載するのだが、早期退職した場合は書くことが本当にないのだ。

あと警察官を含めて公務員でも部署や取り組み内容によっては全く評価されないことも多いのが事実である。これはどういうことかというと公務員は頑張らなくても給料がもらえるので、仕事で実績を出す必要がないためだ。

 

言われたことだけをして自発的に行動しなくても給料がもらえるので歳を重ねれば頑張ることすら恥ずかしくなるのが現実であり、分かりやすく言えば義務教育と同じ構造だ。

9年間学校に通えば誰もが卒業となり、そのときに歴然とした差に気付く。頑張った人は9年間の努力を武器に羽ばたき、頑張る人を馬鹿にしていた人は沈んでいく。

公務員も同じ構図で、頑張る人は休日でも勉強するのでどんどん出世する。仕事でも努力するので評価は高く、希望する部署に引っ張られる。

 

公務員でも努力すれば民間に負けない成果は出せるし、部署によっては「花形の部署にいらっしゃいましたね」と民間の面接でも褒めてもらえる。

つまりはこれが実績であり、転職のときに必要な業務経験なのだ。

 

僕の職務経歴書には大きく

①部下のマネジメント②基本的なパソコンスキル(エクセル、ワード、パワーポイント)③クレーム対応④各種法律の習得⑤コンプライアンス(遵法精神)

をアピールしている。

このスキルとこれまでの業務経験が合わさってどうなったかというと、僕は世界でも最大手の外資系企業からオファーをもらえた。YouTubeでも説明したように誰でも知っている企業でネットをしていれば100%ロゴマークを目にする会社だ。

こんな会社を受験する人はどんな人なんだろう、と僕は思っていたが自分にオファーが来たときは正直、驚いたし嬉しかった。元警察官にもオファーは来るんだと。

そして嫁に報告すると「警察官を辞めたんだから、もう大企業病は止めようよ」と苦い顔をして全く喜ばなかった。

 

ただ僕はこのとき感じたのは『これは使える!』ということだ。

元警察官でも職歴さえアピールすれば世界一の超大手企業からオファーが来る実績が作れたことにドキドキした。

この外資系企業は面接もとてつもなく大変で、警察官採用試験よりも精神的に苦しい思いをした。ただこの体験を詳しく説明すれば元警察官でも転職市場で充分に戦えるという証明になると僕は踏んでいた。

この会社を受験した詳細について詳しい人は分かると思いますが都合により後2~3ヵ月ほどすれば詳しく説明できるので、その時に大手外資系の面接はどのようなものか画像付きで紹介します。

僕がこのように書くとまるで警察官を早く辞めて転職したほうが良いと誘っているように見えるかもしれないが勿論そうではなく、むしろ警察官受験者や入校待ちの方を勇気づけられると考えて詳細に説明した。

大企業からオファーが来たことを自慢しているわけでもなく、言いたかったことは警察官(公務員)でも仕事を頑張った人は転職するときに苦労しないということだ。

 

このブログを読んだ方の中には『外資系って言えば格好いいだけじゃないか?』と思われる方もいるかもしれないが、僕は外資を狙ってエントリーしたわけでなく自分の力量で応募できそうな会社を狙ってエントリーした結果である。特に大企業になると部門も多く、狙いどころは増えるのだ。

転職する時、多くの人は焦って手当たり次第にエントリーするため応募した覚えのない会社からオファーが来ることも多いだろう。これは採用側からするとよくあることで、応募者に電話すると「何の会社でしたっけ?」と言われることもあった。

 

警察官志望者の中には『もし警察官になって仕事に飽きたとき、転職できなかったら人生終わるのではないか?』と悩んでいる人も必ずいるはずだ。就職する前から転職することを考える人は少ないと思うだろうが、僕はこちらのタイプだ。

もしものことを考えて一手先を考えるのは心配性の利点でもあり、それは正解である。

警察官は転職しようとしてもスキルがないので行先がないというネットの書き込みを反証する人がいないので、だからこそ警察官になることを踏みとどまる人は意外と多いのではないだろうか?

 

ちなみに僕が挙げた自分のスキルでマネージメント力というのは昇進して部下を持ち育成した経験で、これは30代以上の転職で必須のスキルである。このスキルをいかに説明するのかが肝になるのだが、部下を持った経験がある人は分かると思うが部下は意外と仕事を教えなくとも周りに質問して成長していくのだ。

若い新入社員が質問しやすくて歳の近い先輩にくっついて仕事を習い、結果的にミスだらけで余計に上司から怒られる光景を見たことがある人もいるだろう。

 

この若い部下をどのように指導したのか。これを自分の言葉で体験談を基にいかにアピールできるかが転職のキーポイントとなる。

僕はこのマネージメントスキルで面接官に受けが良いエピソードをいくつか持っているのだが、これも具体的に指導した経験がなければほとんどの人はアワアワとなって意味不明な回答をしてしまう。

 

僕はパワハラを受けた経験もあることから、部下と楽しく働くことを心がけていたのでマネジメント経験を生き生きと語ることができるのだ。これこそが生きた経験談となって評価される。

 

パソコンスキルも「私はパソコンのエクセルを普通に扱えます」と説明するのはありきたりに聞こえるが、とある企業の面接では「普段よく使う関数を5個挙げてください」と質問された。

普段から使っているとすぐに答えられるがこれも答えにくい質問だ。エクセルを普通に使えるとアピールしても慣れていないとこれだけでバレてしまう。

 

他のスキルや業務経験も同じで、大げさに言うと野球の球を早く投げられるとアピールしてもそれが60キロなのか160キロなのかで評価は大きく変わる。当たり前のスキルなどあり得ず、これまでの自分の努力が全て明らかにされるのが面接という場である。

クレーム対応でも部下の対応をめぐり深夜2時頃、いきなり職場に怒鳴りこみに来られて目の前にICレコーダーを置かれて録音された経験など一般企業では珍しいのではないか?それをどのように納得して帰らせたのかを説明することが『クレーム対応』というスキルを語る上で必要となる。

 

あと僕はこのブログで本気で警察官になりたい方、警察学校へ入校する方専用の教科書 という電子書籍を販売している。これは題名のとおり「警察学校に入校する方への教科書」であり、僕の経験談や元警察官の方、現役警察官の方の意見を集約してまとめたものとなっている。

作成もかなり時間がかかった分、入校する前の方に好評をいただいているのだがこの本も「受験生の不安を餌に金儲けしている」と批判をいただいた。

 

僕は公務員を辞めてせっかく民間に戻り、自分の力で作ったものを販売しても批判されてしまう現状を見て複雑な気分になった。警察官を辞めて警察批判をしても気持ちが民間に戻れない人がいるのは元警察官として未練が残っているからなのだろうかと。だからこれから警察官になろうとする人の夢や希望を摘もうとするのなら一連の行為も納得できる。

 

僕はブログやYouTubeで受験情報を無料公開しており、これは今まで元警察官の人たちが有料で出していた情報を遥かに超えるものだと自負している。(その合格実績もちゃんとあるのはご存知の通り)

ただブログも有料サーバーをレンタルしているので年間使用料がかかり、SSL化やマイクなど備品を購入した際にもお金がかかった。『その費用に充当させていただきます』としっかり明記しているのに責められるのは苦笑するしかない。

僕はこのブログやYouTubeを見て合格した人が「警察学校に入校する方への教科書」を購入して入校するという図式にしており、「合格してあの教科書を読むんだ」という受験生のモチベーションになると考えている。もしお金目的ならばそもそもこのブログを有料にしていただろう。

困った人をカモにするのではなく需要があるから購入してもらえるのであり、それを批判するならば世界から商売は消えて公務員だけになってしまう。警察批判をする元警察官としては余りにも悲しい矛盾だらけの理論だと思う。

 

僕は叩かれることを覚悟してあえて某掲示板に自論を書き込んだ。どのような考えを持って警察批判して、夢を抱えた若者を潰そうとしているのか知りたかった。

そして返ってきた答えを見てどこか安心した。

なんだ、元職さんのような若者だったのかと。

 

若くて力が有り余っていて、こういう若手は部下にもいたなあと懐かしくなった。

もし僕が20代のころなら鼻息を荒くして言い返しただろうが、この歳になると少し考え方も変わって反論を少し楽しみにするようになった。これこそがクレーム対応のスキルなのかもしれない。

 

僕は警察官を退職したときに転職サイトや転職エージェントを使い、世に出回る転職情報のデマを知った。

例えば『40代から有利な転職サイト』とか『〇〇市に住む人だけの転職サイト』などたまにネット広告で出てくるがあれは全てデタラメだ。YouTubeを見ていても若い転職系ユーチューバーが流す情報は誤りばかりで、どこかで検索したのか分からない情報を堂々と配信している。

ネットで検索して得た知識を情報として披露するのと、自分が体験して得た生の知識を配信するのは確度が全く違う。だからビジネス系ユーチューバーは僕みたいなアラフォー世代以上が強いのだ。その代わりアラフォーが若い子に負けじとドッキリ系動画やエンタメ系動画を流すと痛いオッサン扱いされるのでYouTubeも棲み分けが大切になる。

 

僕は人事課に入り、転職サイトで応募者を募るときに「国公立大卒のみを募集する」というボタンをクリックする上司を見て「おいおい、学歴フィルターは実在したのか!」と愕然となり、このときに転職の全てを理解した。

若い人に教えたいのは小手先のスキルではなくてズルさや狡猾さだ。

アラフォーの僕になぜ大企業からオファーが届いたのか。それは僕が転職の世界を知っていたことと上手く利用するズルさを知っていたからだ。

 

法律や規則を知っている人が得をする。これは警察官時代に学んだ知識。たとえ犯罪を犯しても少し知識があれば違法にならない技もある。その逆に法律を知っていれば自分も守れるのだ。

以前、僕の父は勤めていた企業で不当人事に遭い、あやうく年収が大きく下がるところだった。この会社は60代になった社員を安く雇用するため、高齢労働者の足元を見て辞めるか不利な条件を飲むか不利益な2択を迫ることを慣習としていた。

父親は60代に差し掛かったとき同様の条件を提示され、僕がたまたま人事課で勤務していたことにより労働基準法を盾に守ることができた。会社側は不利になるや否や公になることを避け、雇用条件を大幅に譲歩(①3時間の労働時間で7時間分に充当する②1ヶ月自宅待機する間、給料は全て支給する)して、その代わりにこの労働条件は社員の誰にも口外しないこととされた。

そりゃそうだ。自分より短い時間で働く人が自分と同じ給料だったらだれでも不満を覚えるだろう。

驚くことに父が働いていた会社はテレビでも商品CMを流す大きな会社なので、中小企業で働く場合は不当人事がもっと多いはずだ。

世の中は知っている人が得をして、知らない人が損することは多い。それをズルいと捉えてネットに書き込み批判するか知らなかった自分を恥じて勉強するか。ここで大きく差がつく。まさにスキルと同じなのだ。

 

人を傷つけないズルさは要領であり、僕は不器用なので必死でこの要領を身に付けた。

職務経歴書に書けない隠したスキルをいくつ持っているか。実はこれが転職の鍵になる。

僕はこれからも自分の体験を通してリアルな情報を配信し、これまでになかったタイプの元警察官として少しでも活躍できればと思う。

 

僕が公務員浪人をした当時、就職氷河期で猫も杓子(しゃくし)も公務員だった。公務員予備校の教室は常に満員で熱気に包まれて、誰もが死に物狂いで勉強していた。はみ出し者に残された選択肢はブラック企業か公務員しかない時代もあったのだ。

最近、僕の会社に中途入社した同い年の男性社員と飲んでいて「氷河期世代は苦労しましたね」と肩を叩いて笑った。

彼はとても男前で笑顔も素敵なのだが、ニッコリと笑ったときにできた目尻の大きなシワを見て、なぜか僕は元職さんに相談した夜の冷たい蛍光灯を思い出していた。

続けて【新人警察官の休みと勤務時間、残業について公開します】の記事へ

21 件のコメント

  • 桜井さん
    こんにちは。
    某批判者のやりとり、拝見させて頂きました。
    受験生から金を巻き上げてる、、、むしろサービスを提供して対価をもらうこと、民間業界では当たり前です。ビジネスですから。それで世の中成り立って経済回ってます。寧ろ公務員気質が抜けきれていない、酷いいいようだと思いましたよ、私は。需要と供給があるんです。元警察官ってそんなにレベル低いのか?とがっかりすらしました。恐らく民間企業の大変さや働いたことないからこそそう言う風に言えるのかなって。私は民間から警察官に転職希望してるものですが、民間経験者なら私のように思う人もいると思いますよ。民間業界は相手に選んで貰うために工夫して日々仕事をしているんです。それをカネを巻き上げてる、いいかもだだの、民間企業で働いたことないからそんなこと言えるのではと私は思います。そんな偏った考えの人が警察官を辞めてくれてよかったなとすら。桜井さんは、現在民間業界の人ですからビジネスをしてもいいんです。
    他の元警察官さんでそれが嫌なら善意でボランティアでやればいいだけの話。そこに統一性って必要なのでしょうか?需要があるから供給があるのです。詐欺は勿論いけませんが、需要をする方にも勿論責任はあるし、供給側も責任をもってサービスを提供しなければならない。だから、批判に負けず頑張ってください。個人的に、警察官を辞めて、警察は誰でもなれるだの批判がましいことを言っていつまでも警察官に未練があるのなんて情けないなって思います。それだったら、何らかの理由で辞めなくてはいけなくなってしまった元警察官の警察への未練の方がまだ理解できます。自分の意思で辞めたのなら、恨みみたいな感じで未練を持つのではなく、肯定的に警察と関わってほしいものです。結局、きつい汚い帰れない、組織に馴染めず、何らかの未練恨みみたいな気持ちがあるこらこその当て付け八つ当たりにすら思えます。あくまで私の意見です。
    私なら、腐らずに、責任転嫁せず、他責にせず、自分の仕事に誇りを持って、警察官の仕事をやりきりたいとすら思います。そうしたら、恨みの感情はないのかなとすら思います。やりきった、自分には合わないけど次のステージへ行こう、そう思えるのではと。私は、現在民間企業勤めですが、やりきったそういう感覚です。今の会社を恨むというよりから今の会社での経験があるからこそ、警察を目指す現在の自分がいる。そう、前向きに、思える人生を送りたいものですかね。
    これからも頑張ってくださいね。

  • ちなみにですが、桜井さんと批判者さんはお互いにTwitterで相互フォローされているので、これは炎上商法という名の手を組んでいるな。ヒソヒソ。と冗談をかましておきますね。笑

  • すみません。お互いにフォローはしていなく、おさぽりさんが一方的に桜井さんをフォローしてましまね。なので、炎上商法という冗談は忘れてくださいませ。。。すみません。  アサポリさんもフォロー外してましたが。

    • ありがとうございます。
      警察官として、民間でサラリーマンとして努力すれば人を貶めることせずとも何らかの成果は出せるのでそれがスキルなのだと思います。
      私がこれまでも懸念していたように早期退職した若い警察官は警察に対して負の感情を持っており、それが警察官全体の意見として流布する傾向にあるので間違ったイメージは何とか払拭したいと思い、このブログやユーチューブを始めました。
      早期退職した若い元警察官は上司から痛い目に遭わされた方も多いと思うので、余計に私のような存在は目障りなのかもしれませんね。
      警察官を辞めたのにまた私のような年上の元警察官にやり込められたら確かに悔しいと思うのです。そのエネルギーを負の方向から正の方向へ生かせるように願っています。

      これも作戦で炎上商法してるかもしれませんよ(笑)
      ただ実際はツイッターは仕組みがよくわからないのでつぶやくだけですし、他の人のつぶやきも見ないので炎上しても対岸の火事です。
      若ければ批判されるとムキになるのでしょうが、逆に今回の炎上で自分の考え方をアピールさせてもらえました。
      これも歳を重ねた老獪さなのかなと複雑な気持ちです^_^;

  • 桜井さんの記事引用されて、Twitterに出回ってますよ。桜井さんを擁護している受験生や応援者もたくさんいるのに、、、立ち向かってください。

    • 私も有名になりましたね(笑)
      ただ、警察を批判してビジネスにする人もいるということを知らずに指摘してしまったことを反省しています。
      批判、否定することで存在意義を見出していたのなら申し訳ないことをしたのかなと。
      正論をぶつけると逃げ道を無くしてしまうので、こういうのはどうも難しいものですね(^_^;)

  • はじめまして。いきなりなのですが、質問です。例えばの話なのですが、携帯電話のカメラで写真を撮っても音のしないアプリで知らない女性を撮影したとします。その様なことをしたら警察に捕まってしまったり、警察官になることはできないのでしょうか?

    • 普通はそういうことをしないので、警察官になる以前の問題ですね。どうしても飲酒運転が止められないけど警察官になれますか、と同じような質問です。

  • 結局は、どんな仕事も自分が体験してみないとわからないと思いませんか?
    警察がくそだのなんだの、それはそう思う人の主観であり、そう思わない人もきっといます。いや、文句がない人はいないのではと。どんなにホワイト企業でも辞める人はやめるし、ブラック企業で潰れてしまう人もいればやり抜ける人もいます。元々持ってる精神力とか、器量とか、なんでしょう。
    警察がオワコンなら、世の中どうなってしまうのでしょうかと考えますか?それは例えばコンビニだって工事業だって、どんな仕事もどんな仕事にも理不尽な人はいるし、ことはあるし、意味あるのかなと思えることってあると思うし。けどそこで得た経験をどう活かせるか、プレゼンできる話術、証拠こそが必要なのかなと。桜井さんの言うクレーム対応がスキルではないという意見があると思いますが、、、それがステップアップなのかキャリアチェンジなのかでも変わってきますし、大半はキャリアアップで同じ業界をが多いから、そこばかりに視点がいくとスキルがあーだこーだなるのではと。事実しっかりと仕事をしてきて、活かせる経験をしっかりと分析して言えれば書類選考は通ると思います。けど、それが簡単なようで難しく、分析できてない人が多いような。勿論、ハイスペックなことに越したことはありませんけどね!!!!!!!!!!
    それが現実なのでしょうか?
    人事経験をされている身として、特別なスキルってそんなに必要なのでしょうか?
    持っていない人は、ろくな仕事につけないのでしょうか?けど、ろくでもない仕事ってなんでしょうか?結局自分が幸せと思えることが大事ではないですかね???

  • それから、アンチ野郎どももきっと逐一チェックしてると思うので一言!
    元警察官の話によると、警察の常識は世間の非常識らしいですが、警察の世界でやってきて、民間でまともに働いたことないなら、貴方達の常識ももとは世間の非常識なわけですよ。どこの企業にだってら不屈なことはあるわけですよ。それは警察だけではない。

    その汚い口の書き方も世間の非常しきな気がします。それやったら、人は離れるし、クレームものだし、信用失うし、

    汚い口の書き方と、人を非難するその腐った根性、貴方の方がよっぽど受験生に悪影響ですよ。
    そんなに警察の現実、オワコンだと思うならアンチ警察と同盟でも組んで、デモでもしてくださいなと。

    何が正しいとか、だってないでしょ?
    それを決めつけるのは貴方たちではないよと。
    選ぶ人だよと。
    マイナスオーラ、ネガティブ思考、私は嫌いなので、桜井さんが正しいとか、アンチ野郎どもが正しいとか、ではなくてさ、もっと相手を思いやった口の書き方とか言葉の選び方とかできないのかなと。
    私はいつまでも辞めた組織のことなる仕事じゃないだの言ってる奴らも洗脳と変わらんよ。
    そんなら、あんたたちがクソだと思ってた上司と同じことしてるに何らかわらんよ、その口の書き方、言葉の選び方。

    でもこれも私の思うことであって、何が正しいとかない。この世で許されないのは、法律を犯すこと。なんなら、別に好きに個人がやって良くないか?

    感情的に汚い言葉を使う、その人の人間性でちゃってます。

  • 特別なスキルよりも、

    警察官として、民間でサラリーマンとして努力すれば人を貶めることせずとも何らかの成果は出せるのでそれがスキルなのだと思います。

    自分が何をやってきたか言えることではないでしょうか?=仕事を一生懸命やってきたのか。

    現実は、特別なスキルないとダメですか?
    でもそれってどんな仕事につきたいんですか?
    警察がオワコンなら何がオワコンではない?コンビニ?商社?お役所?

    オワコンオワコンて言うなら、では何をすればいいのか具体的に語ってほしいです。
    FXみたいなのをやることがいいという人もいれば、組織に属してたいという考えもあります。

    この両者はお互いにオワコン思い合いませんか?

  • では、あなた民間企業でまともに働いたことありますか?Twitter見ましたが、株で生活してますよね?

    あなたの決め付けこそ、説得性がなく、なぜそこまで警察批判したがるのか。なんなら警察組織に直接抗議した方が早くないですか?
    理不尽、どんな組織でもそれはあります。それを感じたくないのなら個人営業が一番です。
    けど世の中の大半が人と人との繋がりで成り立ってます。将来性がない、それはあなたの意見ですよね?それを受験生に伝える必要ありますか? 受験生が組織に入って判断すること。
    可哀想ではないですかとか、警察官になる前の人に警察がクソだななんだの吹聴して惑わすそんな貴方の方がよっぽど、酷いことしてますよ?殆どの受験生はそう思うはずです。
    言っときますが、民間企業も辛いですよ?
    最後に一言10年働いてやっと一人前でしょうか。
    たかが数年で何がわかりましたか?
    と私はいいたいです。
    クソみたいな言葉使いを使って、てめえの意見押し付けて、やってること、理不尽です。

    おっといけませんね。口が悪くなってしまいましたと。笑笑

    <<<< 返信ありがとうございます。警察は理不尽の塊だと言うこと、警察のスキルは一般社会でほぼ役に立たないということ、将来性もくそもないこと、これだけはどうしようもない事実ですよね?警察官なりたいと思うならなっても構わないけど、めっちゃ辛いよってことを覚悟の上で入るならいいですが、実際なってみて、あれ?櫻井さんが言ってたのと違くね?みたいになったら可哀想じゃないですか。だから、嘘を交えずに真実を話してます私は。

  • 安心してください。たかだか4年務めた人に何がわかるのかって思ってますので。いや、あなたには合わなかった、だけ。
    受験生の洗脳を辞めろという前に、あなた自身が受験生を洗脳してますよ?

    社会にでてから警察をめざすわたしから言わせてもらえば、社会の何を知ってるの?思います。
    一度民間企業でもなんでも働いてから言ってもらいたい。10年努めてやっと見えてくることがあるって実感してますよ。

    早期退職者の現実、自分からボロ吐いてると思いまく。

    桜井さん、アンチ警察以外は、受験生は、あなたの味方ですよ。

    社会性がなくてびっくりです。こんな人が警察官やってたんだって。

    <<< ここで警察官志望者を応援してくれている一般女性を口汚く罵る行為を見て、ほとんどの人は早期退職警察官の現実を理解出来たはずです

  • 応援いただきありがとうございます。
    私は批判されることはむしろ歓迎していて、元警察官がどのような主義主張を持って警察批判をしているのか知りたかったのです。
    そしてYouTubeのコメント欄で若い大学生と口論しているのを見て余りの幼さに心底可愛く感じてしまいました。

    民間に出ると警察よりもっと苦しくて理不尽なことが多いのです。警察官に転職する人はそれを知っているので、民間出身の部下とその話でよく盛り上がりました。
    民間組織に属して組織のためにお金を稼ぎ、そこからお給料をもらうのは本当に大変なことです。
    一攫千金を夢見るのは若者の特権なのであえて何も言いませんが、人よりも目立つスキルがない人間が高給を貰おうとする場合は人一倍、長時間働くしかありません。これは私が見た現実です。
    例えばユーチューバーで楽して儲けようと若者に薦める業者もいますが、人に見てもらえるYouTube動画を作ろうと思えば会社の労働とは比べ物にならない時間や手間がかかります。
    夢も希望もないかもしれませんが、楽して儲かる仕事などないのです。
    『働く』とは『端(はた)にいる人を楽(らく)にする』から『はたらく』ということを警察官時代に聞き、その時に警察官のやりがいは自分の家族だけでなく端にいる地域住民も楽にできることなのかと気付きました。
    交番にやってくるおばあさんの亡くなったご主人の話を聞いてあげるだけで泣いて感謝され、当時交わした1枚のメモはいまでも大切に保管しています。
    このブログ『リクストリーム』やYouTube『駆け込み交番』から多くの警察官が生まれ、少しでも多くの地域住民の端に寄り添い楽にしてくれることを心から祈っています。

  • ありがとうございます!
    社長になりたいとかそんなこと夢みてなくて、普通でいいんです。普通に暮せるお金をもらえれば。大概の人は残業ありきで働いてるのですよね?
    高給をもらうには、、、それは大手企業を指してますか?
    大手企業も残業はあると思いますし、警察もそうですよね? 
    うちの会社も大手ですが、上司になり金を貰ってる人ほど月に何百時間と働いてます。つまり、大概の人は、そうってことですか?
    短時間で給料がいいのは、薬剤師とか特別な資格ですかね?
    けどお医者さんのお客さんも長時間働いてて大変そうです。
    どこぞの社長さんも出張ばかりと、よく話をききます。
    楽に働いてる人って、どんな人でしょうか?

    • 有利になることはありませんね。後はなぜ受験したのかをきちんと説明する必要があります。
      つまり志望理由を説明できなければ不利になる可能性は充分にあります。

  • 無職のまま6年浪人している者です。来年27歳になります。自分の受けた試験で合格した人の書き込みや呟きを見たり、桜井様にコメントをさせて頂いている今も警察学校で勉強して体力つけて警察官としての経験を積んでドンドン前に進んで卒業して現場に出ていくんだって思うと、悔しくて悔しくてたまりません。それと同時に働かず6年という時間を無駄にしている気がしてなりません。応援してくれていた家族にも警察官なんか向いてないから受験するのはもう辞めなさいと、とうとう言われてしまい自信をなくしています。

    • まずは社会人として働いてみてください。
      警察官も社会人です。社会に出て人と接することが出来なければ仕事はできません。
      警察官になることを目標にするのではなく、警察官として自分は何ができるのか、何がしてみたいのかを考えるなど
      具体的なビジョンを作り上げることをお勧めします。

  • 初めまして、桜井さんに相談がありコメントさせて頂きました。
    私は高校3年生で警察官になりたいと思っていますが今まで進学に必要な勉強しかしておらず地頭が良くないため今年度の採用試験は受験しないことにしました。
    公務員専門学校に進学を希望していましたが母子家庭で金銭的に余裕が無く自衛官候補生で自衛隊に入隊するか奨学金を借りて進学するか迷っている状態です。
    自衛官候補生で自衛隊に入隊した後で警察官を目指すのは不利になるでしょか?
    身辺調査で不合格にならないかも不安です。
    叔父が事故を起こしてしまい警察にお世話になったからです。
    私、自身が警察官に向いていないのではないかと不安に思ってしまう状態です。
    ブログやYouTube拝見させて頂いています。

    分かりずらい文章かもしれませんがお時間がある時に返信頂けると幸いです。

    • まず身辺調査というデマは気にしないことです。
      公務員予備校は『進学』という扱いにならない可能性もあるので、その点を確認してみてください。
      (国や自治体によって認可された専門学校であれば最終学歴になります)
      自衛官候補生は曹に上がることが条件ですから、仕事を片手間に警察官採用試験の勉強するのはなかなか難しいかもしれません。
      警察官になるために自衛隊に入るのではなく、自衛隊の世界で自分自身を成長させたいという気持ちが重要に思います。
      何よりも、まずは警察官採用試験を受験してみることです。
      どのような試験内容で、難易度等が分からなければ推測の域を出ないと思います。
      全てが憶測の話をされているので、人生がかかった話ですからもう少し具体的な計画が必要に思われます。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    ・就職氷河期時代、3年間の公務員浪人を経て警察官採用試験に合格。 採用後は同期内最速で刑事課に引き抜かれ、代表的な出世コースに乗る。 刑事部長褒賞、地域部長褒賞、交通部長褒賞、署長褒賞など受賞歴多数。(賞状はプロフィールページに掲載) ・初任科、初任補修科を経て地域課(地域第3係)へ初任配属。 ・初任配置先の交番が高級住宅街で事件・事故の発生が毎日0件という平和な勤務地であったため、仕事が覚えられずに焦る→最多忙な交番へ異動希望を出す。 ・異動先の交番は歓楽街のど真ん中にあり、深夜でも大きな事件が発生する『不夜城』として警察24時でも頻繁に紹介される勤務先であった。 深夜2時に『10対15の喧嘩発生』という意味不明な無線を聞き、戦慄が走った思い出。 ・交番勤務時代は老若男女問わず地域住民が交番に訪れ、幹部から「行列のできる交番」と揶揄される。 ・警察官になり昇任試験に合格し、自分のやりたかった仕事も完遂して燃え尽き症候群に陥り退職。 (ちなみにプロフィール写真は巡査部長に昇進したあと、退職前に記念撮影したものです。) ・転職したとき、アラフォーながらGAFAからオファーを貰う。 ・警察官退職後は大手企業(ホワイト500認定企業)の人事課に転職、採用担当として活躍。DODAやリクナビ、エン転職など各媒体を駆使して採用率を大幅に向上させる。 ・現在も人事課で採用担当として勤務し、現役大学生からシルバー世代まで幅広く面接を行っている。 ・人事課では採用以外にも、優良子育てサポート企業として『プラチナくるみん』認定取得のために会社を構造改革中。 ・所定外労働(残業時間)を削減するため全部署の労働時間を常に可視化するツールを導入し、大幅に削減させたことから労働基準監督署の監督官から賞賛される。 ・『警察官になる前に学んだ知識』と『警察官として働いた間に蓄えた経験』『実際に人事課で勤務した経験』をミックスさせた警察官採用試験対策は1年で数十名の合格者を輩出。 ・顔出しなしの講義YouTube動画で異例のチャンネル登録者20,000人突破。 ・ツイッターは1日1回のツイート、フォロー0人でフォロワー1,000人突破。 ・40代、既婚、大阪市居住。 ・2017年から警察官採用試験対策を開始。合格実績としてプロボクサーや現役自衛隊員、転職歴多数者、元警察官、フリーター、工場勤務者など様々な経歴を持つ受験者を合格に導く。 ①『30代の女性は警察官になれない』というネット上のデマを払拭するため、30代の女性受験者を集めて合格に導いた実績 ②テレビに出演する有名な元警察官(警部級)のコメンテーターから『君は警察官にはなれないよ』と言われた受験者を合格に導いた実績 この①と②の実績を公表してネットに大きな反響を与える。 当サイトの情報をコピーペースト等して二次利用することは固く禁じておりますが、リンクはフリーですので参考になる記事がございましたらご自由にリンクを貼ってください。