公務員浪人や警察官の試験に受からないのは恥ずかしいことなのか?

公務員浪人、警察官、採用試験、世間体

リクストリームの管理人の元警察官・桜井陸です。

このブログを見てくれている方は警察官採用試験になかなか受からず悩んでいる方だと思います。

今回はそういった方に対して公務員浪人は恥ずかしくない、警察官の試験に受からないことは全く恥ずかしいことではないというテーマでお話しします

公務員浪人は世間の目が気になる

公務員浪人というのは孤独な戦いですし辛いのは勿論なのですが、世間の目が気になりますよね。

いい年してアルバイトしていたり、仕事もせず予備校や図書館に通っている自分を世間は白い目で見ているんじゃないかという葛藤は多いものです。

人は他人をそんなに気にしてないと言われても気になるのはよく分かります。

【関連記事】警察官に中途採用で転職する難易度を解説します

 

それでも公務員になるという高尚な目的、意志があるのに自分を恥じることなんてどこにもないということは分かってください。

それだけ高い目標を持って勉強している人なんて世界中でもほんの一握りです。

目標が見つかっただけでも本当はかなり幸運なんです。

人は夢中になれるものが見つからない

人って夢中になれるもの、努力できるものを探しても結局は諦めたり妥協して容易な道を選びます。

夢中になれるものって高いところにあるからいいなと思っても「でも自分には無理だ」と諦めてしまう人が大半なんです。

それでもあなたは自分に負けることなく高倍率の公務員試験という道を選んで受験していますよね。

 

なかなか合格しなくてもなにくそと思って歯を食いしばって勉強している。

それだけ努力できる目標って人生でも他にはありません。

普通の人ができないことをあなたはできているという幸せに気付いてください。

あなたもいつか採用試験に合格します

このブログを読んでいる方きっと警察官採用試験に合格します。

なぜなら合格するためにここまで研究して勉強している人はそうそういないんですから。

だから自信を持ってください。

 

努力の絶対値は結果はそうあれ自分を高めてくれます。

今の努力は自分を絶対に裏切りません。

働きながら勉強するのも辛い

仕事しながら警察官採用試験の勉強している方も多いです。

そういう方は警察官になりたいという夢がありつつも今しなければならない仕事が目の前にあるのでしんどいはずです。

目標に全力投球したいというのが普通ですから。

【関連記事】警察官になれるのか不安になった時は

 

同じ労働をするなら自分の憧れている仕事で給料をもらいたいですよね。

ここじゃないんだ、自分は警察官として働きたいんだって気持ちになりませんか?

でも大丈夫です。

 

そういう気持ちっていつか実を結びます。

そこまで真剣に人生を考えてる人を警察という組織が見逃すわけないんです。

あとは勉強方法や面接のコツさえ覚えれば合格は目の前です。

警察の試験に受からないのは恥ずかしいことではない

それと警察官採用試験になかなか合格できないのが恥ずかしいと思っている方がいればそれは間違いです

警察官の試験は公務員試験の中でも簡単と言われていますが試験なのでだれでも合格するわけではありません。

しかも警察官という仕事は人の生命や身体、財産を守る使命を与えられた職業です。

 

大げさな話ではなくて正義のヒーローにならなくてはいけないんです。

そんな崇高な仕事なのに誰でもすぐ簡単に受かるわけがないんです。

【関連記事】地域課の警察官になるには?仕事内容とやりがいについて

警察官は子供のヒーローです

小学生は今でも将来なりたい職業に警察官と書きます。

それだけ子供にとって警察官は永遠のヒーローです。

実際に僕が制服姿で小学校にパトロールに行けば子供達に囲まれて歩けなくなるほど人気でした。

その夢に向かっている自分を誇りに感じてください。

勉強を楽しむと上手くいく

公務員浪人を続けていると精神的に落ち込むときも多いです。

そういう時は勉強をゲーム感覚でこなすことをお勧めします。

僕は採用試験だけでなくて昇任試験もこれで合格しました。

 

しんどい、辛いと思って取り組むのと楽しんで取り組むのでは結果が全然違います。

根性論で取り組むのもある場面では必要ですが、受験だけは楽しんで取り組んだ方が良い結果がでます。

後で振り返ったときに「あの勉強は辛かったけどいま考えたら楽しかったな」と思えるのは合格する前は楽しく勉強できていたからです。

 

勉強を楽しめるモチベーションになると能率も上がりますし頭にも入ります。

その後の面接だって不思議と上手くいくんです。

これは僕が実証済みですから信じていまの環境を楽しんでください。

いずれはあなたも警察官

いずれはあなたも警察官になります。

制服に袖を通して現場に出た時、いまの辛い経験を財産として活かせる日がきっときます。

落ち込まなくても大丈夫なので自分を信じてくださいね。

続いて【警察官の制服を実際に着てみると想像以上にすごかった】の記事へ

8 件のコメント

  • 今年の秋試験で、12回目の試験を受ける女性警察官志望の者です。

    このブログに何度も救われています。
    自分との戦いであり、自己嫌悪になる日々であったり、孤独との隣り合わせな日々だからです。

    けど、このブログに出会って勇気づけられました。こうやって発信してくださる方がいて、とても尊く思います。

    警察官浪人苦節三年目、、、がんばります。

    • 自己嫌悪、孤独との葛藤。
      よく分かります。
      そこを乗り越えれば公務員浪人の経験は大きく生かせます。
      あとは「頑張る方法」を間違わなければ大丈夫です。
      応援しています。

  • ブログ読ませていただき本当に感動しました。
    私も公務員浪人をしております。
    大学を卒業し、3年間アルバイトで生活をしながら勉強してます。
    今回初めて面接までいけたのですが、そこで落ちてしまいました。
    本当にやる気を見せたつもりが今回は二次落ちという結果にとても落ち込みました。
    やはりしっかりとした職歴がないと厳しい部分もあるのでしょうか?
    もしよろしければ教えていただきたいです。

    • ブログをご覧になっていただきありがとうございます。
      職歴はあれば良いですが、立派な職歴がある人はそもそも会社を辞めませんからね(笑)
      基本的に大部分の人は大したバックグラウンドなどありませんから心配しないで下さい。
      私など3年間公務員浪人していましたが合格しました。
      それは合格するために研究したからです。
      適性検査対策はされましたか?
      慣れも必要なので、もしまだならばこのブログに設置してある無料適性検査に挑戦してみて下さい。
      あとは論作文と面接対策をしっかり練習すれば大丈夫です。
      試験はいかにミスを減らして平均点をとるかがコツです。
      応援していますね。

  • 広島県警2次試験(体力試験と作文試験)で落ちました。1次試験の教養はかなり自信があるほど勉強して、体力試験に向けても毎日トレーニングをして試験に望んだつもりでした。幼少の頃からの夢であったこともありかなりショックです。また専門に通いながら受けるつもりです。高校を卒業するまでにどんなことをしておけばいいでしょうか?

    • 高校を出るまでに今まで何をしてきたのかを胸を張って説明できるようにしてください。
      特別な何かは必要ありません。
      (もちろん体力トレーニングと勉強は欠かさず継続してくださいね。)

  • はじめまして。いつも桜井さんのブログに勇気をもらっている大学四年生です。昨年、警察官採用試験を四回受けいずれも不合格(うち三回は二次試験落ち)、浪人をすることにしました。

    質問が二点あります。

    警察官の面接では、飾らずに自分の言葉で気持ちを込めて話すと良いと聞きます(採用センターの方や桜井さんが仰っていたように)。

    しかしこれは、ただありのままの自分をさらけ出すということではなく、緊張感、節度を持った上での話ですよね。三回目は正直、自分を出しすぎました(緊張感がない奴だと思われたと思います)。

    1.この場合はやはり足切りの対象となってしまうのでしょうか?

    一応今はその反省を基に、バイトの接客や友人との会話で、「正しい滑舌を維持できるスピードで話す」という制約を自らに課し、強制的に落ち着いてゆっくり話す習慣を身に着けていってます。結果、それにより今までより格段に気持ちを乗せやすくなったのを感じてます。

    2.桜井さんは日頃からどのような面接対策を行っていましたか?

    お忙しいとは思いますが、お返事がいただければ幸いです。

    • 面接で飾らずに話すことは大切ですが、それは決して節度や礼儀を忘れて対応するという意味ではありません。
      本心を話す上でも言ってはいけないことと話すべきことをしっかり区別して説明する必要があります。
      面接を拝見していないので何とも言えないのですが、足切りにならなくとも低評価を受ける可能性は高いと思われます。
      面接対策は上記に記載していることを何度も自分自身が理解できるまで、自分の言葉で説明できるまで繰り返しました。
      参考になれば幸いです。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    ・就職氷河期時代、3年間の公務員浪人を経て警察官採用試験に合格。 採用後は同期内最速で刑事課に引き抜かれ、代表的な出世コースに乗る。 刑事部長褒賞、地域部長褒賞、交通部長褒賞、署長褒賞など受賞歴多数。(賞状はプロフィールページに掲載) ・初任科、初任補修科を経て地域課(地域第3係)へ初任配属。 ・初任配置先の交番が高級住宅街で事件・事故の発生が毎日0件という平和な勤務地であったため、仕事が覚えられずに焦る→最多忙な交番へ異動希望を出す。 ・異動先の交番は歓楽街のど真ん中にあり、深夜でも大きな事件が発生する『不夜城』として警察24時でも頻繁に紹介される勤務先であった。 深夜2時に『10対15の喧嘩発生』という意味不明な無線を聞き、戦慄が走った思い出。 ・交番勤務時代は老若男女問わず地域住民が交番に訪れ、幹部から「行列のできる交番」と揶揄される。 ・警察官になり昇任試験に合格し、自分のやりたかった仕事も完遂して燃え尽き症候群に陥り退職。 (ちなみにプロフィール写真は巡査部長に昇進したあと、退職前に記念撮影したものです。) ・転職したとき、アラフォーながらGAFAからオファーを貰う。 ・警察官退職後は大手企業(ホワイト500認定企業)の人事課に転職、採用担当として活躍。DODAやリクナビ、エン転職など各媒体を駆使して採用率を大幅に向上させる。 ・現在も人事課で採用担当として勤務し、現役大学生からシルバー世代まで幅広く面接を行っている。 ・人事課では採用以外にも、優良子育てサポート企業として『プラチナくるみん』認定取得のために会社を構造改革中。 ・所定外労働(残業時間)を削減するため全部署の労働時間を常に可視化するツールを導入し、大幅に削減させたことから労働基準監督署の監督官から賞賛される。 ・『警察官になる前に学んだ知識』と『警察官として働いた間に蓄えた経験』『実際に人事課で勤務した経験』をミックスさせた警察官採用試験対策は1年で数十名の合格者を輩出。 ・顔出しなしの講義YouTube動画で異例のチャンネル登録者20,000人突破。 ・ツイッターは1日1回のツイート、フォロー0人でフォロワー1,000人突破。 ・40代、既婚、大阪市居住。 ・2017年から警察官採用試験対策を開始。合格実績としてプロボクサーや現役自衛隊員、転職歴多数者、元警察官、フリーター、工場勤務者など様々な経歴を持つ受験者を合格に導く。 ①『30代の女性は警察官になれない』というネット上のデマを払拭するため、30代の女性受験者を集めて合格に導いた実績 ②テレビに出演する有名な元警察官(警部級)のコメンテーターから『君は警察官にはなれないよ』と言われた受験者を合格に導いた実績 この①と②の実績を公表してネットに大きな反響を与える。 当サイトの情報をコピーペースト等して二次利用することは固く禁じておりますが、リンクはフリーですので参考になる記事がございましたらご自由にリンクを貼ってください。