警察官を目指す人に伝えたい警察の仕事のやりがい

警察、警察官になるには、やりがい

ブログ管理人の元警察官・桜井陸です。

僕がYouTubeで警察官採用試験の情報を配信して1年が経ちました。

 

配信当時、警察官採用試験の情報なんて流しても人気出ないだろうから気長に続けていこうとマイペースに続けていると、いつのまにかチャンネル登録していただく数も増えて5000人を超えました。

本当に嬉しいですよね。

デマを流すユーチューバー

そして最近は少しショックな出来事もありました。

メールやコメントで「桜井さんとは真逆のことを言っている元警察官がいます。どちらを信用したらいいんですか?」と質問を受けることも増えてきたのです。

 

これは僕がチャンネル登録者が1000人を超えた頃から懸念してたことでした。

つまり「元警察官」というジャンルへの大量参入です。

 

別に自分だけが元警察官ではないので特に気にはしていなかったのですが、ひとつだけ心配していたことは「いつか受験者の不安を煽る元警察官が出てくるんじゃないか」ということでした。

人は不安を煽る情報をどうしても見てしまいます。

【身辺調査に不安があっても合格できた理由】の記事はこちら

 

そして不安で不安でどうしようもない受験者は情報源が不確かな内容でも「元警察官」と名乗るだけで信用してしまうんですね。

これは僕が公務員浪人時代に遭った被害と同じなのです。

元警察官が不安を煽ってはいけない

元警察官ならば人に安心と勇気を与えても不安と不信を与えてはいけない。

これは古臭い考え方かもしれませんが、僕はそう信じています。

人の注目を集めたいから不安を与えるって一番の禁じ手なんですよ。

 

もし僕が「交通違反を1年に3回繰り返した人は減点対象になりますよ」と配信したらどれほどの人が寝れない夜を過ごすでしょうか?

(勿論この話は本当ではないですよ)

OBの誇りとは

僕はね、交番警察官時代に交番の近所に住む警察官OBの方と仲良くなりパトロールのついでに何度か遊びに行ったことがあります。

やはり定年まで勤めあげた人は警察官の誇りが溢れていて「この人には叶わんなあ」と心の底から感じたものです。

そういう人を見てきたので僕みたいな未熟者が本当は警察のことなんて語る資格はありません。

 

でも僕は今の世の中に蔓延する『警察に対するデマ』を少しでも払拭したくてYouTubeやブログを始めました。

警察って楽しいんだよってこと。

警察官って想像以上に自由でやりがいもあるんだよってこと。

 

警察の良いことを言っても最初は信用されませんでしたが、最近は少しづつ「桜井陸の警察官採用試験対策」が浸透してきたので幸せでした。

でもいきなりそれを覆すように「元警察官」という肩書を使って僕と真反対のことをする人が増加し始めて驚きと同時に怒りがこみ上げました。

警察学校を卒業した人が答えになる

でもね、ここで僕が否定しても仕方ないんです。

僕のしたかったことはYouTubeやブログで多くの警察官を輩出すること。

そして巣立っていった人たちが「警察学校は楽しかったですよ。」と返事をくれることなんです。

 

これこそが答えですよね。

だからもう他の元警察官ユーチューバーがどんな情報を流しても気にしないことに決めました。

 

警察の悪い噂を流しても信用されなくなれば次は「試験対策のコツ」や「警察は素晴らしい」という情報を流す風潮になるでしょうからそれまでは僕だけでも真実を流そうと思います。

高卒の若い警察官でも働きやすい環境です

先ほどお話しした警察官OBの方の家に制服姿でお邪魔したとき、OBの方は僕を見て目を細めて嬉しそうに「良い警察官におなりなさいよ。」とほほ笑んでくれました。

そして僕が帰る時にはお鍋に一杯のおでんを作ってくれて「これを交番に持って帰ってみんなで食べなさい」と渡してくれました。

 

僕はそのお鍋をバイクの荷台に積み、交番に持ち帰ると高校上がりの若い巡査が大喜びしてガツガツと食べる姿を見て「こういう姿を見れば警察官志望者も増えるだろうな」と内心思っていました。

地域課、採用試験、仕事、志望動機、非番

バイクにおでんを積んで走る警察官、交番でおでんパーティーをする警察官なんて信じられないでしょうし交番がそんなアットホームな職場だとはほとんどの人が知らないはずなんです。

だからこそ、こういった話を僕はするためにYouTubeを始めました。

 

何度でも言います。

警察官って楽しいんです。

忘れていた青春が取り戻せる仕事だと僕は思います。

続けて【警察官になれるのか不安になった時は】の記事へ

6 件のコメント

  • ブログやYouTubeの方向性に変わりはないようでちょっと安心しました^ ^
    これからも桜井さんのすてきな語りをたくさん発信していってください。

    • ありがとうございます。
      元警察官のデマは僕自身も公務員浪人時代に運命を狂わされそうになったので懸念していたのですが、受験生を少しでも安心させられる記事や動画を配信すれば良いのかなと頑張る気になりました。
      お気付きの点があれば何でもご指摘ください☆

  • 私は特撮オタアニオタなのですが、警察官を目指しています。
    しかし警察ではその手のオタは幼女を襲う趣向のあるものと見なすとネットでみました。
    本当ですか?

  • おでんの話、最高です
    僕の目指す県警でも、そんな関係が築けたら良いなぁ、と思いますし、
    自分からおでんの関係を作りだせば、職場が楽しくなりますね

    • 交番では仕事に慣れてくると楽しいことがこの他にもたくさんありました。
      仰るとおり良い関係を築くことができればとても働きやすくなると思います。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    ・就職氷河期時代、3年間の公務員浪人を経て警察官採用試験に合格。 採用後は同期内最速で刑事課に引き抜かれ、代表的な出世コースに乗る。 刑事部長褒賞、地域部長褒賞、交通部長褒賞、署長褒賞など受賞歴多数。(賞状はプロフィールページに掲載) ・初任科、初任補修科を経て地域課(地域第3係)へ初任配属。 ・初任配置先の交番が高級住宅街で事件・事故の発生が毎日0件という平和な勤務地であったため、仕事が覚えられずに焦る→最多忙な交番へ異動希望を出す。 ・異動先の交番は歓楽街のど真ん中にあり、深夜でも大きな事件が発生する『不夜城』として警察24時でも頻繁に紹介される勤務先であった。 深夜2時に『10対15の喧嘩発生』という意味不明な無線を聞き、戦慄が走った思い出。 ・交番勤務時代は老若男女問わず地域住民が交番に訪れ、幹部から「行列のできる交番」と揶揄される。 ・警察官になり昇任試験に合格し、自分のやりたかった仕事も完遂して燃え尽き症候群に陥り退職。 (ちなみにプロフィール写真は巡査部長に昇進したあと、退職前に記念撮影したものです。) ・転職したとき、アラフォーながらGAFAからオファーを貰う。 ・警察官退職後は大手企業(ホワイト500認定企業)の人事課に転職、採用担当として活躍。DODAやリクナビ、エン転職など各媒体を駆使して採用率を大幅に向上させる。 ・現在も人事課で採用担当として勤務し、現役大学生からシルバー世代まで幅広く面接を行っている。 ・人事課では採用以外にも、優良子育てサポート企業として『プラチナくるみん』認定取得のために会社を構造改革中。 ・所定外労働(残業時間)を削減するため全部署の労働時間を常に可視化するツールを導入し、大幅に削減させたことから労働基準監督署の監督官から賞賛される。 ・『警察官になる前に学んだ知識』と『警察官として働いた間に蓄えた経験』『実際に人事課で勤務した経験』をミックスさせた警察官採用試験対策は1年で数十名の合格者を輩出。 ・顔出しなしの講義YouTube動画で異例のチャンネル登録者20,000人突破。 ・ツイッターは1日1回のツイート、フォロー0人でフォロワー1,000人突破。 ・40代、既婚、大阪市居住。 ・2017年から警察官採用試験対策を開始。合格実績としてプロボクサーや現役自衛隊員、転職歴多数者、元警察官、フリーター、工場勤務者など様々な経歴を持つ受験者を合格に導く。 ①『30代の女性は警察官になれない』というネット上のデマを払拭するため、30代の女性受験者を集めて合格に導いた実績 ②テレビに出演する有名な元警察官(警部級)のコメンテーターから『君は警察官にはなれないよ』と言われた受験者を合格に導いた実績 この①と②の実績を公表してネットに大きな反響を与える。 当サイトの情報をコピーペースト等して二次利用することは固く禁じておりますが、リンクはフリーですので参考になる記事がございましたらご自由にリンクを貼ってください。