面接の最後にある逆質問の答え方について

面接で逆質問された時の答え方

ブログ管理人の元警察官・桜井陸です。

僕は警察官を退職後、民間に転職して人事部で勤務しています。

最近よくいただく質問に面接官から『最後に何か質問はありますか?』と聞かれたときにどう答えるのが正解でしょうか?というものがあります。

逆質問の答え方は何が正しいのか?

僕は自分が面接官になるまでこの質問が何のためにあるのか分かりませんでした。

就職説明会でもアピールのために手を挙げて学校名と名前を答えている学生っていますよね?

あれと同じだと思っていたんです。

 

そうじゃないんですよね。

この逆質問は早期退職防止、トラブル防止のためなのです。

つまり受験者(求職者)が採用された後、「採用時の提示条件と違うぞ」とトラブルになったり、「こんな仕事とは思わなかったから辞めます」と早期退職する人って民間でも公務員でもいるんですね。

面接の最後にある逆質問の答え方について

逆質問は業務内容に対する認識のズレや雇用条件の解釈(給料や勤務時間など)について入社前にあらかじめ予防するために用意しているのです。

この逆質問で言ってはいけないのが権利主張とお子様質問です。

面接でマイナス印象を与える逆質問の答え方

権利主張というのは例えば「勤務時間外の残業はどのように記録されていますか?完全に支給されている実績はありますか?」とか、「休日出勤した場合は代休扱いではなく振替休日扱いになりますか?」などです。

 

つまり入社したら労働者の権利をフル活用してややこしそうな社員になりそうなタイプですね。

日本では労働者の権利が非常に強く、解雇するのはかなり難しいのです。

 

だからほとんどの会社では試用期間が設けられています。

試用期間中はいわゆる契約社員なので期間満了で契約を打ち切ることは解雇にはあたらないわけです。

警察官をクビになった話も実際は解雇ではない

以前に「警察官をクビになった話」というブログが話題になりましたが、あれも実際はクビではなく自主都合の退職となります。

【警察官をクビになった話の裏側と警察学校の真実】はこちら

警察官などの公務員にも試用期間がある理由

つまりひとたび入社すればどれだけ仕事ができなくても自分の権利を主張して周りに迷惑をかけても、よほどのことがなければクビにはできません。

だから公務員でも試用期間が定められているのです。

 

この試用期間中に問題なしと判断されれば本契約、何か問題あれば契約せず試用期間で終了。

上でも説明したようにこれは解雇ではなく契約終了なので法的に何ら問題ありません。(契約書にも必ずその記載があります)

代休と振替休日の違いは大きい

話を戻しますと、先ほど説明した「代休」と「振替休日」の違い、あれは分かりますか?

何となく似ていますが違いは大きくて、労働者の給与に関わる大切な権利なのです。

そしてこういった労働基準法に詳しく面接時から突っ込んだ質問をする受験者は会社も警戒するのです。

動画でも説明しています。

 

面接官から「聞きたいことを聞いてくれ」と言われて質問したのに落とされるのは釈然としませんが、働く前から権利を主張する人って入社すると本当に厄介になることが多いのです。

 

自分の権利を守ることに執着する人って他人の権利や都合に疎(うと)いことも多く、例えば会社でトラブルが起こってみんなが残業する中で士気を下げる発言や行動をするなど会社や組織に対する帰属意識を持とうとしないため不利益を生じさせる恐れが非常に高いのです。

権利主義者は警戒される

こういうタイプは警察官になっても親が出てきて職場にクレームを申し付けることも実際にあり、とにかく組織をかき乱すわけです。

最近は子供が成人していても親が平気で出てくるのでとにかく揉めます。

 

公務員って利他、つまり人の財産、人のため奉仕するのが生業です。

それが利己、つまり自分の利益を常に優先する人はトラブルの元になるのです。

公務員も民間もチームワークが大切

公務員もサービス残業はありますし、休日返上で職場に行って仕事することもあります。

誰しも休んでゆっくりしたいけれど、それをこらえて働くのが仕事じゃないですか?

その仕事に疑問を感じて異議を唱える人はチームワークを乱す恐れが非常に高いのです。

質問のための逆質問はマイナスイメージ

働く前から権利を主張する人は大体が面接で落とされます。

あとお子様質問も印象は悪いです。

 

「髪を染めても平気ですか?」「休憩時間以外でおやつを食べる時間はありますか?」など社会人とは思えない発言をする人です。

逆質問では何か質問をしなければいけないと勘違いしていたり、面接官がニコニコしているから親近感を感じて素を出し過ぎてしまうパターンに多いです。

 

この逆質問、「何か質問ありますか?」と聞かれて「いえ、色々とお話しいただけたので理解いたしました。大丈夫です。」と答えてもブラスマイナスはゼロです。

変な質問をするよりよほどマシなのです。

面接官の本音は何か質問して欲しい

でもね、印象が良い受験者には何か質問して欲しいです。

面接官の立場だと「何か聞いてくれ、何か心の声を聞かせてくれ」って思います。

その時に「いえ、何もありません」と言われたらガックリ来るのは本音です。

 

じゃあ何が正解なのか。

面接官は何を言われたら嬉しいのかというとちゃんと企業を研究してその上で前向きな質問されたら胸がドキンとなるほど嬉しいです。

自己アピールと研究を兼ねた質問

自己アピールになる質問の仕方として例えば

「御社は障害者の雇用促進をされており厚生労働大臣表彰を受賞されていますが、私の前職経験を生かして障害者の方がもっと働きやすくなる職場環境に貢献することは可能ですか?」

とか言われたらどうでしょう?

自己PRと企業研究のアピールを兼ねた上手な質問ですよね。

警視庁の採用試験面接ならこんな自己アピールができる

例えば英語が得意で警視庁を目指すのならば

「私は英語が得意で少しでも社会貢献に生かしたいと考えています。警察官の仕事はもちろん何も分からないですが、そんな新人でも警視庁が設置した外国語対応モデル交番に配属されるなどして貢献できる機会はありますか?」

など言われたら面接官はきっと好意を持ちます。

【警察官を目指す受験者なら知っておきたい自己PRの書き方】の記事はこちら

 

最高の自己アピールと企業研究ですよね。

警視庁の採用試験を受験する人のほとんどが外国語対応モデル交番なんて知らないはずです。

受験する自治体や企業を調べて、しかも特技を上手くアピールして前向きな発言をするのが本当の意味での自己アピールなんです。

警察官採用試験に合格したときは質問しなかった

ちなみに僕が警察官採用試験に合格したときも面接の最後に逆質問を受けました。

そのときに僕は

「質問ではありませんが、警察官になるため私は3年間努力してここまで来れました。もしご縁がありましたら精一杯働くので宜しくお願い致します。」

と面接官全員の顔を見渡して答え、ペコっと頭を下げました。

 

実を言うと、これは面接前に何度も何度も練習したからスムーズにできたことです。

この逆質問を上手く答えるために短く端的に分かりやすい言葉を何度も書きまとめ、好印象を与える表情とお辞儀の角度と頭を下げる時間など全てを模擬面接で繰り返し練習しました。

逆質問は答え方でプラスにもマイナスにもなる

逆質問というのは答え方によってプラスになりマイナスにもなります。

好印象の人は好印象のまま、悪印象の人は悪印象のまま、逆転することはほぼないです。

(面接官が面接中に不採用と判断した場合でも逆質問をするのは、形式上は他の受験者同様の面接内容にして不採用にした後のクレーム防止のためもあります)

警察官採用試験、対策、面接、二次試験

大切なことは決して不利なことは言わないこと、発言するなら上手く自己アピールを交えたアピールをすることです。

企業や自治体が求めているのは仕事内容をきちんと理解して協調性があり長く働いてくれる人物です。

 

面接は採用するだけでなく不協和音になる恐れのある人、早期退職する恐れのある人を見抜くという目的もあるので、この点を理解して有利な面接に臨んでください。

【警察官採用試験の難易度と合格率(倍率)を公開します】の記事へ

4 件のコメント

  • こんばんは。
    プロフィールを読ませて頂きました。
    桜井さんは、前職の会社がブラックだった等言ってますが、実際警察の面接ではどのような感じで退職理由を言ったのですか?
    自分も現在同じような境遇です。
    もう営業には戻らず、警察官を目指そうと思います。よろしくお願いします。

    • いえ、退職してからです。
      面接で話した退職理由はマイナス印象を与えないために考えたものなので実際とは時系列が若干異なります。
      前職を退職した理由について正直に話していたら恐らく永遠に不採用だったと思います。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。

    ABOUTこの記事をかいた人

    アバター

    ・3年間の公務員浪人を経て警察官採用試験に合格。 採用後は同期内最速で刑事課に採用、代表的な出世コースに乗る。 ・交番勤務時代は老若男女問わず地域住民の相談者が絶え間なく、幹部から「行列のできる交番」と揶揄される。 ・昇任試験に合格し、自分のやりたかった仕事も完遂して燃え尽き症候群に陥り退職。 ・『警察官になる前に学んだ知識』と『警察官として働いた間に蓄えた経験』『実際に人事課で勤務した経験』をミックスさせた警察官採用試験対策は1年で数十名の合格者を輩出。 ・顔出しなしの講義YouTube動画で異例のチャンネル登録者1万人突破。 ・現在は民間企業の人事部で採用担当として活躍中。30代、既婚、大阪市居住。 当サイトの情報をコピーペースト等して二次利用することは固く禁じておりますが、リンクはフリーですので参考になる記事がございましたらご自由にリンクを貼ってください。