ブログ管理人の元警察官・桜井陸です。
大阪府警の一次試験で使用するエントリーシートの書き方や文字数、出題されるテーマについて解説します。
今回は合格者さんから直接いただいたエントリーシートを公開します。
この記事をご覧いただければ
①採用された人はどのようなことを書いているのか
②どれくらいの量を書いたら良いのか
③どんな内容が出題されるのか
④文章の長さはどれくらいが良いのか
が分かります。
【大阪府警のエントリーシート】書き方や文字数、出題テーマを全公開
まず基本的な流れを説明すると、大阪府警では一次試験の際にエントリーシートを提出します。
エントリーシートについて
課題は9月5日(火曜日)午前10時00分(予定)に大阪府警察ホームページで掲載します。解答用紙をダウンロードし、内容を記載した上で、第1次選考日当日に持参してください。
エントリーシートを持参し忘れた方は受験できませんので、ご注意ください。引用元:大阪府警採用ページ
エントリーシートは事前作成できるわけですが、慣れていないと何を書けば良いのか分からないし、文章の長さも不明です。
長すぎても短すぎても良くないとなれば、正解が分からず不安一杯になる受験者さんも多いのです。
そこで今回は大阪府警に合格した佐原さん(20代男性・仮名)に、どんなことををエントリーシートに書いたのかを具体的に質問してみました。
大阪府警のエントリーシートの出題テーマ
では、どのようなテーマがエントリーシートに出題されるのか。
それがこちらです。(受験年によって変わります)
①警察官になるにあたってのあなたの決意を述べてください。
②あなたが感謝している方に対して、その感謝の気持ちを文章にしてください。
③あなたが思う大阪府警察の魅力を説明してください。
④警察官と他の公務員の違い。
⑤警察官になって将来、どのような部門で活躍したいか、理由も併せて説明してください。
エントリーシートは以上の5つの項目です。それぞれ8行程の記入スペースがありました。
記入する行が8行くらいあるとのことで、あまりにも短い内容ですと印象は良くないでしょう。
おススメ記事:警視庁が不合格でも大阪府警に合格できた理由
エントリーシートの文字数や内容
次に、エントリーシートの内容や文字数について佐原さんが実際に提出した内容をご紹介します。
一次試験に提出するエントリーシートをスクショしていたそうで、その画像をいただきました。
このエントリーシートは僕が添削した内容ではありませんが、きちんと大阪府警のことを研究できていますね。
そして文字数は1つのテーマにつき、250~300文字程度は書かれています。
イメージで説明しますと、400字詰め原稿用紙の半分くらいの長さが1つのテーマですから、エントリーシート全体で原稿用紙2.5枚分位の長さということが分かります。
【参考記事】大阪府警の二次試験で不合格になっていた理由
エントリーシートで書いたことは面接で質問される?
エントリーシートを提出したら、その内容は二次試験の面接で質問されるのか?
これもよくある疑問なので佐原さんに質問してみました。そうすると
エントリーシートで書いた内容は、私は面接で質問されませんでした。
とのご回答を頂きました。
エントリーシートで不合格になるのか?
これも受験者の方からよくいただくご質問なのですが
エントリーシートに誤った内容を書くと不合格になるんですか?
というものです。エントリーシートは個々の考え方なので『誤り』というものはありません。
ただ、警察が求めていることと正反対の内容を書けば良い印象を与えることはできないのは当然です。
そして字が下手でも丁寧に書くことを心がけてください。
ちなみにエントリーシートはこのようなものです。
見本を作成したのでイメージをつかんでみてください。
続けてこの記事へ→大阪府警の一次試験の難易度や勉強方法について
相手の求めている人物像は、すぐに辞めない人であると桜井さんが以前おっしゃっていました。
極端な話、例えば面接で自己PRを聞かれたとしたら「部活のキャプテンとして色々な人を引っ張ってきました」というリーダーシップを答えるよりも、「部活のキャプテンになるまでに、右も左も分からない初心者ながらも、辛くとも練習に練習に励みました」という忍耐力を答えることこそが、面接で重要ということなのでしょうか。
>>「部活のキャプテンとして色々な人を引っ張ってきました」というリーダーシップを答えるよりも、「部活のキャプテンになるまでに、右も左も分からない初心者ながらも、辛くとも練習に練習に励みました」という忍耐力を答えることこそが、面接で重要ということなのでしょうか。
→アピールポイントがたくさんあるならば無理に狭める必要はありません。
リーダーシップがあり、更に苦しい体験も乗り越えた成功体験があるのなら、それらを端的に伝えることが出来れば評価されるはずです。
相手が何を求めているのかを把握するために自己分析と警察の業務研究を進めてください。