ブログ管理人の元警察官・桜井陸です。
今回は警察官志望者の方へ、かなり有益な情報をお伝えします。
あなたが下の①~④のどれかにひとつに当てはまる場合は、この記事を読めばきっと勇気が湧いてくるはずです。
①地元の警察官になりたいけれど、倍率が高いから合格は無理な気がする。
②もう30歳を超えてるし、受験しても年齢が原因で落とされると思う。
③女性警察官(婦人警官)になりたいけど、難易度が高いから不安。
④何回も受験して面接で不合格になっているので、自分には適性がない気がする。
警察官採用試験の面接対策で1番大切なこと【面接官が見るポイントを公開】
警察官採用試験について、ネットで検索すると色々な情報が出てきます。
面接の練習も何が正解なのか分からず余計、不安になりませんか?
予備校の先生が言う通りにしても不合格になった方も多いのが現実です。
そして今回、講座受講生の本田さん(女性・仮名)がとても倍率の高い県警に合格したのです。
本田さんは30歳を過ぎて、しかも警察学校で早期退職した元警察官です。
ヤフー知恵袋で相談すれば間違いなく『合格は無理だよ』と言われるでしょう。
彼女はデマに負けず10年間も地元の県警を受験して、今回ついに採用されたのです。
受験回数は、なんと13回!
今回の採用人数は3人だけでした。
開示請求をしたところ1位で合格する事ができ、30代女性の元警察官の私でも正しい努力をすればこんな素晴らしい結果が待っているのだと、本当に本当に嬉しかったです。
あまりの嬉しさから、自分の受験番号を見つけたときは静かに涙を流してしまいました。
この本田さんに、面接のコツや不合格になる原因をインタビューしたところ快くOKをもらえたので、こんな質問をしてみました。
本田さんへの質問
1これまでの受験歴と経歴
2合格した今、これまでを振り返って苦しかった思い出や辛かったことなど
3 警察学校を辞めて、民間企業で働いた感想
4この部分を改善しなければ、今回も合格できなかったと思うこと
5講座を受講した理由と受講してみて感じた率直な感想
6なぜ人生をかけて、もう一度警察官を目指したのか。 警察官にこだわった理由
7 面接試験を受ける前に注意したこと、 意識したこと
8元警察官として、警察官の魅力とは?
9合格して分かった、ヤフー知恵袋の 『これはデマだ』という情報
10民間企業を経験して、改めて感じた警察官の魅力。
11自分自身のコンプレックスは何か。
12警察官採用試験を何度も不合格になっている方へ伝えたいこと
13今回、10年目の挑戦で合格できた決め手は?
14最終合格するまでの間、 精神的に不安定になったことはあるか。
15警察官志望者に伝えたい 『警察官の萌えポイント』
16警察官採用試験に 『最終合格するのは厳しいだろうな』と思うタイプ
17今まで何故、自分が合格出来なかったと思うか。
18中学や高校ではどのようなキャラだったか?
そしてこちらが本田さんから頂いた直筆のお手紙です。
本田さんが合格するまでを動画にしました↓
警察官になるためには何が必要なのか?
本田さんのお手紙を文字にしたのがこちら↓
桜井様
この度、第二回〇〇県警採用試験に合格することができました。
桜井様には相談に乗っていただいき大変お世話になりました。
本当にありがとうございました。お声掛けをいただき僭越ながら皆様へ
試験についてのアドバイスを書かせていただきます。私のこれまでの経験が
皆様のお役に立てれば幸いです。
1. これまでの受験歴と経歴を分かりやすく教えて下さい。
大学在学中に第一志望であった地元の県警を受験し一次試験で不合格。
翌年は第二志望であった○○県警に合格し拝命しました。
しかし、どうしても地元の○○県警で働きたいという気持ちを諦めきれず、○○県警を退職。
その後はレジャー施設で運営業務を担当して9年間勤務。
その仕事を続けながら13回目の受験で合格することができました。
2.合格した今、これまでを振り返って思うこと。苦しかった思い出や辛かったことなど。
これまでを振り返って思うことは、辛く苦しいことも数多くありましたが、
10年間諦めなくて本当に良かったです。
苦しかったことは『元警察官を採用側は信用していない』ということです。
私は他県で一度は警察官となりました。
ですが、警察官として人生をかけて働くなら地元のために働きたいと強く思い警察学校を4ヵ月で退職。
その後、何度も一次試験で不合格となり、やっとの思いで二次試験の面接まで進むも不合格。
どんなに想いがあっても採用側は『元警察官を信用などしていない』のだと痛感するたびに「もう正直難しいのかもしれない……。」と何度も頭をよぎったときは本当に辛かったです。
3. 警察官を辞めて民間で働いた感想
民間も警察も人の役に立つ素晴しい仕事だと思い働いておりました。
現在の仕事では、接客を担当しており施設内で困っているお客様を見かけては声掛けをしておりました。
その際に感謝の言葉をいただけると、とても嬉しくやりがいを感じる瞬間です。
この気持ちを警察官となってより一層困っている人のため、犯罪の被害に遭い悲しむ人を減らすために
働きたいと常々思っておりました。
4. 面接対策について、最初考えていたことと講座を受講したあとに何か違いはあったか?
講座を受講する前は、『熱意があれば面接官は分かってくれる』と思っていました。
しかし、桜井様から元警察官が面接試験を受けるに当たって重要なことは、熱意ではなく「自分は問題なく警察官を辞めた」という退職理由でした。
はじめは、その事に気づかず熱意だけの受験者になっていました。
大切な事を気づかせて下さり本当に感謝しております。
5.今回、この部分を改善しなければ合格できなかったという点は何かあったか?
上の4でも書かせていただきましたが、退職理由だと思います。
そして、面接カードです。
私は警察学校を決して嫌で辞めたのではなく自分の生まれ育った○○県で警察官として働くために退職をしたという事を、採用側が分かりやすいように経歴も含め丁寧に記入しました。
6.私の講座を受講した理由と受講してみて感じた率直な感想。
元警察官であることと、多数の合格者を輩出していることが受講した理由です。
また、YouTubeやブログを見ていても桜井様の人柄の良さが伝わってきて、この方なら信頼できると思いました。
受講してみて、警察目線での添削やアドバイスをいただけた事が良かったです。
時には厳しく時には勇気の湧く温かい言葉を掛けて下さり、受講して本当に良かったと思っております。
7.私の講座を受講した中できつかったことや苦しかった指導、悔しかったことなど。
元警察官としての自覚が足りず、一般の受験者と同じように面接に挑んでいた事をご指摘いただいたときは、自分が情けなくてとても悔しかったです。
桜井様がその事に気付かせて下さり自分の中でいろいろと改善していくことができました。
8. なぜ人生をかけてまで、もう一度警察官を目指そうと思ったのか。
若い時間を犠牲にしてまで警察官にこだわった理由
生まれ育った○○県警察という仕事もとても好きで人生をかけて働くなら地元の治安を守るために汗水流して働いて生きていきたいと思ったからです。
9. 面接試験を受ける前に注意したこと、意識したこと。
面接官に気持ちを強く訴えるのではなく面接官の不安を解消できるように、意識して面接練習に取り組んできました。
元警察官として、なぜ△△県警を辞めたのか、なぜ○○県警に入りたいのか、○○県警に入って何がしたいのか
を具体的に分かりやすく説明できるように意識しました。
また、面接の前に桜井様から習った『面接を楽しむこと、自信のある表情、凛とした態度』
この3点を意識するようにしました。合格した今となってはこれに勝るものはありません。
10. 私の動画やブログ記事で特にお薦めするものがあればその内容とその理由
2023年2月26日にアップされた「警察官になれない人」というブログの記事は
元警察官として、とても勇気をもらえました。元警察官で受験を考えている人にお薦めです。
11. 元警察官として、警察官の魅力とは何か。
警察官にしかできない仕事ができることです。
その仕事を県民のために生涯働ける事は誇りだと考えております。
また、警察は仲間意識が強く組織として絆が深いことも魅力だと思います。
12. ヤフー知恵袋やSNS等で警察官採用試験に対する情報について合格した今「これはデマだ』と分かったこと。
30代女性は採用試験に合格できない。
警察官を早期に退職した人は採用されない。
というこの2点がデマだということが分かりました。
13. 民間企業を経験してみて、改めて感じた警察官の魅力。
上の11でも書かせていただきましたが警察官にしかできない仕事ができる事です。
私の現在勤めるレジャー施設は土日になるとお客様も多く、時には置き引きや盗難等の事案がありました。
その際、今は警察官ではない私は何もする事ができず悔しい思いをしました。
警察官になればそこからが仕事であり、犯人を捕まえ被害者を救うことができる。
それが民間を経験して改めて感じた警察の魅力です。
14. 警察学校に入校するのは2回目になるが、不安や恐れは無いのか。
特にありません。元警察官、年長者という立場になるので
皆の良き相談相手になれればと思っております。
15. 自分自身の嫌いなところ、コンプレックスは何か。
考えすぎてしまうところです。もっとシンプルに物事を考えていれば・・・・
という失敗や経験が幾つもあります。
16. 警察官採用試験に何度も不合格になっている方へ伝えたいこと。
桜井様がいつも仰っているように「正しい努力』をすれば必ず道は開けます。
私は合格するまでにかなりの時間がかかってしまいましたが、私のような30代元警察官という不利な状況でも正しい努力を続けた結果、合格することができました。
正しい努力とは人それぞれだと思うので桜井様のアドバイスを信じて、最後まで諦めないでほしいと思います。
17.今回、10年目の挑戦で合格できた決め手は何だと思うか。
面接カードだと思います。特に志望動機の記入欄のところは、
①警察官を目指そうと思ったきっかけ
②なぜ△△県警を退職したのか
③ なぜ○○県警の警察でなければいけないのか。
④ ○○県警に採用された際に何をやりたいのか。
この4点を採用側に分かりやすいように記入し、何を聞かれても答えられるように繰り返し練習をしました。そうすることで今までの全てが詰め込まれたような自信のある面接カードが出来あがり、本番も変に緊張することなく挑むことができました。
18. 警察官採用試験に合格するまでの間、合格出来るのか不安な気持ちから精神的に
不安定になったことはあるか。もしあるなら、解消方法について。
合格出来るのか不安な気持ちになることは何度かありました。ただ精神的不安定になり何も手につかないという状態にはならず、不安だからこそ筆記試験の勉強や面接対策を毎日欠かさずにやるようにしてきました。
毎日、当たり前のように努力を続けることが一番の不安解消方法だったと今では思っております。
他には、友達とスポーツをしてリフレッシュしたり、温泉に入りに行くなどしてストレスを極力溜めないようにしていました。
19. 警察官志望者に伝えたい『自分だけの警察官の萌えポイント」
夏服の青いワイシャツ姿の制服姿がかっこいいことが萌えポイントです。
御で警察官とすれ違うたびに「かっこいい!」と振り返ったことがあります(笑)
20. 長く警察官採用試験を受験してきて、個人的に「このタイプは警察官採用試験で
合格することは厳しいだろうな』と思うタイプ
人からのアドバイスを聞けない人だと思います。
人からのアドバイスには必ずヒントが隠されていたりします。情報の取捨選択をすること、人からのアドバイスを聞き入れてダメなところの改善をしていくことが合格への近道だと思います。
自己流で何度も不合格になっている方はその点を意識されるといいのかなと思います。
21.今まで何故、自分が警察官採用試験に合格出来なかったと思うか。
熱意だけの受験者になっていたこと、自己流で面接対策をしていたことだと思います。
その点を桜井様と改善していき合格につながったのだと考えております。
22. 今の仕事をしている自分に誇りは持てたか? 現職のやりがいや本音を教えて下さい。
本音で言うと、今の仕事に警察官だったときのような誇りは持てませんでした。
ですが、現職ではお客様が楽しそうにお帰りになる姿を見たときや、小さなお子様に笑顔で手を振ってもらえたときはやりがいを感じます。
23. 倍率の高い女性警察官採用試験に合格した自分を分析してみて「頭が良い」
とか『運動が出来る」など、一般的に警察官に求められる適性はあるか?
あると思います。私は体育大学の出身で現在でも運動を続けているので体力には自信はありました。
ただ勉強に関しては一次試験で6回連続で不合格になるなど決して得意ではありませんでした。
それでも日々の努力をコツコツ継続することでカバーすることができたのだと思っております。
24. 中学や高校ではどのようなキャラだったか?
中学、高校ともバレーボール部に所属していたのですがバレーボール一筋!!
といった絵に描いたようなザ・スポーツ女子でした。
たまに同級生と元気に廊下を走り回り先生に怒られるなど、おてんば娘でもありました・・・笑
25. 警察学校入校までの数ヵ月間、何をする予定か?
今現在は警察学校に入校してからの勉強を始めています。
(刑法や刑事訴訟法など・・・)あとは海外旅行に行く予定です。
26. 受験者へのエールなど何でもご自由にご意見ください。
私は『叶う夢だから心に宿る』という言葉がとても好きで、この言葉を皆様に
エールとして送らせていただきます。採用試験を何度も不合格になり、それでも諦めず心に宿り続けている夢。今は辛く苦しいかもしれないけれど、いつか叶う夢だから、心から消えず宿り続けているのだと何度も励まされました。
長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございます。何をするべきか分からなくなったときは桜井様という強力な味方がいればきっと力になって下さると思います。そして、正しい努力は報われます!
今は不安な時期かもしれませんがその不安はいつの日か喜びへと変わります。
皆様の努力が報われることを心から応援しています。
こちらは本田さんの合格通知と内定通知です。
これは本田さんが今まで不合格になった試験の受験票です。
これは本田さんが受験勉強で使ったノートや論作文の原稿用紙です
合格しやすい県警はあるのか?
警察官を目指していると、どうしても気になるのが倍率です。
例えば大阪府警や警視庁は採用人数が多いので受かりやすい気がしませんか?
でも、本田さんは地元のとてつなく高い倍率の県警に合格できたのです。
30歳以上の女性で、早期退職した元警察官という圧倒的に不利な状況でも。
【参考記事】女性警察官の採用拡大について
そう考えると、合格するには面接対策が何よりも重要ということが分かりますよね。
警察官になるためにはどのような試験対策が大事?
今回、本田さんの試験対策として面接カードを徹底的に添削しました。
そして本田さんから、合格後にこのようなコメントを頂きました。
今回合格した面接では退職理由の話には一切ならず、
なぜうちの県警なのか?うちの県警で何をしたいか?といった内容の面接でした。
そして、いつもなら20分から25分ほどの面接時間がたった15分で終了しました。
おそらく今回は面接の受け答えだけではなく、この面接カードが合格のきっかけになったのではないかと感じております。
あと、面接で言ってはいけないNGワードも徹底的に指導しました。
ここでは言えませんが、本田さんはマイナス評価される危険性が高い志望動機を話そうとしていたのです。
と心配になる人も多いでしょうが、本田さんの合格を見れば不合格フラグなんて心配しなくてよいのが分かりますよね。
警察官採用試験の面接対策で必要なこと
僕が受講生の志望動機や自己PRを添削していると、意外と多いのが自分でマイナスなことを話してしまう人です。
面接でマイナス評価されていることに気付かないまま不合格になる。
これが続くと不合格になる原因が分からないので、次は身辺調査を疑うようになります。
【身辺調査の記事はこちら】
【3親等に○○がいると不合格?身辺調査の事実を公開します】
警察官になりたい。
熱意は全て伝えた。
でも不合格。
本田さんもその一人であり、本番までに全て改善したからこそ合格につながったのです。
面接官が見るポイントとは
面接官は面接で何を見ているのか?
それは警察官の適性です。
それでは警察官になるために必要な適性とは何か?
僕はそう聞かれたら、柔軟性と素直さを挙げます。
今回、本田さんの試験対策では本田さんがこんな発言をしたこともあります。
桜井様の仰る通り『どのよう答えればウケがいいのか』という目先の事に捕らわれすぎていました。
『アピールするから合格するのではなく、信用された人が採用される』
この言葉を頭にしっかりと入れて面接対策をしていきます!
自分の考えが誤っていると気付いたらすぐに修正する。
本当に素直で柔軟性がある女性だと感じました。
警察官採用試験の面接で大切なこと
本田さんは特別な資格を持っているわけでもありません。
柔道や剣道も初心者です。
つまり、警察官採用試験の面接で資格や学歴は重要ではないのです。
大切なことは採用側が求めることを分析して理解すること。
これが大原則です。
本田さんは10年以上も不採用。
その理由はNGな志望動を面接カードに書き、面接でNGワードを話していたからでした。
合格する素質がある人でも、アピール方法を間違えると10年間も不採用が続くってゾッとしませんか?
少し考え方を変えるだけで面接の評価はガラリと変わるので、まずは正しく自己分析をしてみてください。
面接で好印象を与えるポイントとは?
石川県警の公式ホームページに、こんなアドバイスがありました。
Q:面接の際に好印象を感じる点はどこですか?
→ 一般的には、
・端正な服装をしている(髪型や服装はきちんとしているか)
・ハキハキ明瞭に話す(小声、早口、目をそらす、うつむいたままなどに注意)
・質問にきちんと答える(自分の用意した答えのみを一方的に話さない)などは好印象に感じられます。そして一番大事なのは、やる気が見られるかという点です。警察官として頑張りたいんだ!という気持ちをしっかり伝えてくださいね。
出典:石川県警なんでも質問箱
警察官として頑張りたいという気持ち。それを伝えても不合格になるのが警察官採用試験です。
頑張れば合格できるのではなく、努力した成果をどのように伝えるのかがキーポイント。
これは本田さんを見れば分りますよね。
面接対策はいつから始めるのがベスト?
よくいただくご質問に
というものがあります。
これは結論、個々の経験値や成長速度次第です。中には1年以上かかって最終合格した方もいますし、3か月で合格した方もいます。
必要なことは『面接が不安なら不安になる原因を本番までに改善すること』です。
そして、くれぐれもヤフー知恵袋などのデマ情報に惑わされないことです。
【一度不合格になると、何度受験しても合格できないって本当?】
なぜあなたは警察官採用試験が不合格だったのか?落ちる人の衝撃的な共通点を公開
警察官採用試験の採用人数は気にしなくて良い理由
今回、本田さんは採用人数がたった3人の県警に合格しました。
受験者の数から想像すれば、この倍率はとんでもないでしょう?
警視庁の倍率が6倍~10倍ですが、それを遥かに上回る倍率です。
そんな高倍率でも本田さんは合格しました。
年齢も30代で、早期退職した元警察官という不利な条件でも最終合格できたのです。
警察官採用試験の志望動機や自己PRについて
本田さんは講座に入会してから志望動機や自己PR、そして退職理由を重点的に添削しました。
①言って良いこと
②言ってはいけないこと
③言うべきこと
この3つを試験本番までに指導したのですが、中でも②の『言ってはいけないこと』は今回の合格に直結したと思います。
人は気付かないうちにマイナス要素を話してしまう生き物で、何度も面接を不合格になっている人はこれが原因の場合も多いです。
合格する方法ではなく、不合格になっている原因を分析することが合格への近道だと僕は思っています。
警察官採用試験の面接で、「警察官を受験していることは今の職場に伝えているか」と聞かれ、人間関係が悪くなるのを恐れ、本当に伝えてないので伝えていないと答えましたが、やはり職場の上司に伝え、面接でも伝えていると言った方が好印象でしょうか?
面接官は、人間関係が悪くなるのを恐れ、伝えていないと答えたら非常に驚いてました。
それは答え方に問題があったのだと思います。
人間関係が悪くなることを恐れると言われると、警察官になるための試験が悪影響を及ぼすようにも聞こえますし、相手に誤解を与えない伝え方を学ぶと反応は変わるはずです。
桜井様、ご返信ありがとうございます。
警察官採用試験を受験していることを伝えていないこと自体が悪いのではなく、しっかりと筋が通り、面接官が納得できる理由を発言することが大切なのですね。
仰るとおりです。
面接官だから、警察官採用試験だからと特別視するのではなく、相手にマイナスなイメージを与えない表現を心掛けてください。
これは日々の練習で身につきますし、人間関係を円滑にする上でも大切な能力です。
櫻井様
日々、警察官採用試験のアドバイス情報の更新お疲れ様です。そして、有難うございます。
実は、某県警の採用試験不合格となってしまいまして、思い返してみて、特に2点面接でズレた事を発言してしまったなと反省をしております。
1点目が「上司と意見が対立したら?」という質問に対して「よく話し合いをさせて頂き、私と上司の意見の良い点を合致させて、前職の時には、業務に反映させて結果を出してきました。」と答えました。
そもそも論として地方公務員法で上司の命令には従わなければならないという決まりもある以上、こっちの意見も聞いてもらって一緒に頑張りましょう!なんていうのは分不相応で決して対等ではないのに、誤った回答をしてしまったなと思いました。
2点目に「県警の力を入れている事は?」という質問に対して成り手不足と言われている昨今ですが「やはり人材確保に力を入れているものと考えています。」と答えてしまいました。人材確保という点では近からず遠からずかも知れませんが、面接の回答ではないなと猛省しました。
上記2点の回答だけでも「この人は勉強不足」と他の回答が仮に問題なかったとしても、基準点未達で不合格になる事はあり得ますか?
お忙しい中、簡潔な質問に出来ず長文ですみません。桜井様のご意見を聞かせて下さい。
1点目はともかく、2点目はなるほどなと思いました。正解ですが面接官の求める答えとは大きく外れていますね。
面接は答え合わせをする場ではなく、相手が求める答えに近づける作業です。
ただ、その回答だけで不合格になることはないかと思います(他の回答も同様に外れているなら少し危ないかもしれませんが)
不安になる気持ちはとても良く分かりますが、ここは良い結果を期待して待ちましょう。夢が叶うよう祈っています!
櫻井様
お忙しい中、早急な返信ありがとうございます。
1点目は少し考えすぎでしょうか。
「意見が対立していたとしても、上司の方の意見を尊重し、求められた時に具申させていただく」という様な具合の方が多少私の中では公務員の立ち回りとして腑に落とす事が出来ます。
ありがとうございます。
実は残念な事に結果は既に出てしまっているのですが、情報開示は未だ行っていないので、実際は何がダメであったのかを確認しに行こうと思います。
繰り返し、返信ありがとうございました。
1点目は、実際には『更に上位職の上司や、別の上司に相談する。』というのが正解です。
公務員は組織対応が基本なので隠蔽等にもつながってしまいます。特に警察は透明性の確保が求められているため、その点は注意してください。
今回の結果を糧に、次回は合格されることを祈っております。
早急なご回答ありがとうございます。
「意見の対立」というのは、良いイメージが無く、稚拙な言葉で恐縮ですが「言い争い」の様な過剰なイメージを持ってしまっていました。
なので、あくまでもお互いの良い点を踏まえて、当事者同士で話し合いの解決の話だと思い込んでいました。組織全体、もっと大局的な考え方で面接回答に望めたらと思います。
無料相談で有益な正解回答まで教えて頂き、本当にありがとうございます。
まだまだ思考が足りず、今回は残念でしたが、
諦めずに精進し続け、良い結果が出た時は櫻井様にもお知らせさせていただこうと考えています。
ありがとうございました。
私は、上の本田さんと似た経歴で何度か受験をしている者です。
いくつか質問があります。
① 志望理由と退職理由は別でなければならないのでしょうか。
今まで志望理由=退職理由と考えていました。
② また辞めるのではないかと思われないようにするには、志望理由等がしっかり説明できていると言う解釈でしょうか。
お忙しい中すみません。
志望動機と退職理由が別である必要はありません。決まった型は無く、人それぞれ異なります。だからこそ志望動機等の添削は難しいのです。
また辞めないかという不安を払拭するには何よりもエビデンスがあるわけで必要になります。
そのためにも本田さんには複数の課題を与えて、それらを本番までに全てクリアしなければ合格は難しいと伝えました。
そして、本田さんは本番までにきちんとクリアされたからこそ合格につながりました。
何度も何度もやり取りして、それでも挫けず本田さんは取り組まれたので、その姿勢は私から見ても素晴らしいと感じました。
ただ本田さんは退職理由のエビデンスを伝えるためにNGワードを今までの面接で話していたので、それを直さなければ実は今回も合格は厳しかったと思います。(守秘義務があるので詳しくは言えませんが、面接をカウンセリングのように勘違いする方に見られる傾向です。)
知らず知らずのうちに『不合格になる言動』を自ら話してしまう方も多いので、もし不安な時はご家族等に模擬面接を見てもらうことをお勧めします。
返信ありがとうございます。
退職理由や志望動機を聞かれた際に、NGワードを言わないようにする且つ面接官が納得する理由が信用につながると言うことでよろしいでしょうか。
理解力がなくすみません。
因みにNGワードと言われるのは例として、前職の不満や当時の上司との不仲等の協調性に欠ける発言、ネガティブ発言、極端な考えの発言という認識で合っていますか。
>>退職理由や志望動機を聞かれた際に、NGワードを言わないようにする且つ面接官が納得する理由が信用につながると言うことでよろしいでしょうか。
→それが面接の基本です。つまり、それが出来てようやくスタートラインだと考えて下さい。
>>因みにNGワードと言われるのは例として、前職の不満や当時の上司との不仲等の協調性に欠ける発言、ネガティブ発言、極端な考えの発言という認識で合っていますか。
→それで正解です。ただ、それも前述の通りで『本当に採用して平気なのか?』という疑念を与える発言を絶対にしないためにも面接練習で自分の癖を改善することが何よりも大切です。講座でも『なぜ今までこんなことを言っていたのか、自分でも分かりません。言われるまで気付きませんでした』という方も多いです。
その原因として教える側が誤った知識を植え付けていることもあります。今度ご紹介する合格者の受講生は公務員予備校で、講師からとあるNGワードを面接官に告げるようアドバイスされていました。
それを本番前に見つけて、話したら絶対に合格出来ないから言わないよう指導しました。
面接官の疑念を晴らすために自分の過去を開示するのが一番簡単なのですが、それは何よりも悪手です。
『隠す』のではなく『言い換える』ということを意識して、面接で話す予定の回答を一言一句、ご家族など身近な方に聞いてもらって下さい。
ご返信ありがとうございます。
もう一度改善する箇所は直して次の試験に備えていきます。
ありがとうございました。
質問があります
実は今年の3月に仕事中に全治2週間の怪我をしました
会社からは健康保険で受診するようにと言われ労災隠しされ、労働者を守る会社ではないとわかり退職しました
現在警察官を目指しており、面接で退職理由を聞かれた際になんと言えば良いでしょうか? 正直に話しても良いのでしょうか?
労災隠しは酷いですね。
ただ前職の批判は避けるべきです。
例えば志望動機と絡めて退職理由にするなど、複合的に考えてみることをお勧めします。