ブログ管理人の元警察官・桜井陸です。
警察官採用試験に不合格となる理由、あなたは知っていますか?
多くの受験生が見落としがちな、しかし非常に重要ないくつかのポイントがあります。
この記事では、警察官採用試験で落ちる人たちに共通する驚くべき特徴を明らかにし、それをどのように避け、成功に導くかを探ります。
実際に試験に合格した受講生の体験談を基に、あなたが次回の試験で勝つための秘訣を公開します。
警察官採用試験の現実と不合格者の意外な真実
いきなり質問ですが、あなたは人から守ってほしいと思われる人物になっていますか?
一般市民の目線で『このお巡りさんから守ってほしい』と思われるような存在になっていますか?
今の状況、今の環境から逃げ出したい、苦しいから合格したいと思っていませんか?
同級生と比べてコンプレックスがあるから、近所の目があるから、早く見返したいから合格したいと思っていませんか?
警察官になりたいのになぜか不合格になる理由
正直に言います。これは昔の僕でした。
警察官になるためずっと勉強して、勉強して、3年間も公務員浪人して、それでも不合格。
当時は就職氷河期で公務員は大人気。
でも自分には適性があるんだって信じて勉強して、いつの間にか努力している自分に酔っちゃって。
全てを捨てて努力している俺はエラいみたいに勘違いしていました。
ただ苦しいのが人の目です。
周りは誰も気にしてないんですが、やっぱり無職って気になるから街は歩けない。
電車も乗れない。平日の昼間に歩いたら近所のおばさんに見つかって『いま何してるの?』って聞かれる。
親に申し訳なくて、生きてるだけ、存在してるだけで親不孝だと思っていました。
公務員浪人していたとき、気分転換に母親と近所のスーパーに行ったんですが、近所の同級生の母親に見つかって「あら。いま何してるの?」と聞かれたときの湧き上がる情けなさと怒りは忘れられません。
『いま何してるの?』って言葉は残酷なんですよね。
いまは何もできていない自分自身が浮き彫りになるんです。
『いまの私は私じゃないんだ。』って実感してしまいます。
これは警察官になりたくて、社会人として働きながら試験を受けている人も同感だと思います。
今の自分に劣等感を感じてしまう理由
自分ではない自分を演じながら仕事をする。
自分ではない自分のまま日常を過ごし、精神的に不安定になる。
精神的に不安定のまま面接試験を受験して、ボロボロな結果になってしまい、また自己嫌悪に陥る。
だから余計に苦しくて、早く警察官になりたい。親孝行したい。
つまり、ここから抜け出したいと思っていました。
警察官になれば自信が持てる、顔を上げて歩ける、『いま何してるの?』って聞かれても堂々と答えられる。
つまり自分に誇りが持てる、生きるコンプレックスが解消できると思っていました。
でもね、考えたらそんな人間が受かるわけないんですよね。
警察官採用試験の二次試験で落ちる人の特徴
コンプレックスのかたまりで、逃げ出すために勉強してて、自己分析も警察の業務研究もできていない。
自分の苦労体験こそが熱意、こんなに警察に憧れる気持ちをもった自分がナンバーワン。
だから話を聞いてもらえれば理解してもらえるってバカな勘違いしていました。
合格の秘訣と面接で落ちる原因
面接はカウンセリングじゃない。
これを理解しないと、そりゃ落ちますよ。
いいですか?自分に戦略はあるか。これを考えてください。
戦略とは戦うための方法じゃなくて戦いを避ける考え方です。
無用な、不要な戦いを避ける努力をしていますか?
ビジョンのない、計画性のない努力は自己満足とよばれます。
いつも言っているように、正しい努力はしているか。
辛いことも苦しいことは一杯あります。
もうだめだ、こんな人生イヤだって思うこともあるでしょう。
そのときにどうするかです。
辛い、苦しい、死にたい。
悩んだらすぐ人に相談して解決。
よし、これで自分は強くなった。そう思ったらまた同じ壁にぶち当たってまた相談。
これをずっと繰り返す人を相談ジプシーって呼ぶんですが、こういう人は成長しているように見えてほとんど成長できていません。
悩んだら人に相談して、自分の求める答えをもらって満足して、その場はやり過ごす。
でも答えを聞いても解決方法が分かってないから、いつも同じ答えにぶつかって、同じ相談ばかりしています。
警察無線を聞いて感じたこと
夜11時を過ぎると警察の無線は急に内容が変わります。
『苦しい、死にたい、辛い。』
僕はその無線を聞いて、いつも思っていました。
苦しみ、悲しみは人に訴えるだけじゃなくて自分で解決しなきゃ抜け出せないぞって。
もちろん人に相談することも大切です。
でも苦しいことや辛いことがあったとき、すぐに人に相談するんじゃなくてぐっとこらえる。
その瞬間、僕は強くなりました。
公務員浪人時代、3年間無職で、孤独で気が狂いそうになって、深夜12時過ぎ。
部屋の網戸から外をずっと見ていました。雨が降る住宅街をずっと何時間も見つめて、小声でずっと『ウーッ、ウーッ』とうなっていました。
弱音を吐きたい、苦しい、辛い、悲しい、寂しい、死にたい。
俺、こんなに努力してるんだからもういいでしょって。
お金が無いから髪の毛も自分でバリカンで剃り上げて、服もボロボロのお下がりを着て。
もう終わりだ、もう終わりだ。
そう思って小さな声でずっと吠えていました。
何時間も雨はザーザー降って。
自分の小さな声は雨音にかき消されて、夜だから街灯だけが冷たく光って。
気が狂うかどうか。このギリギリのところで戦って、僕は自分に勝ちました。
苦しみを飲み込んだら周りの人、すべての事象に感謝するようになったんです。
いままで自分の苦しみを人のせいにしていたんですね。
親孝行するつもりが、いつの間にか親を恨んでいた自分に気が付きました。
そして面接対策も自分が話したい事を話すのではなく、相手が聞きたいことをきちんと研究して、面接前はしっかりと練習しました。
警察官採用試験の面接対策について
警察官採用試験の受験者の特徴として、警察官になりたい気持ちが強いほどなぜか面接対策をしない人が多いんです。
もしかしたら『面接官はこの気持ちを熱意として理解してくれる』と考えているのかもしれません。
でもそれは大きな勘違いで、面接試験で重視するのは『面接試験に来るまでどれだけ準備してきたか』です。
なぜ分かるのかというと、僕自身が面接官だからです。
①警察官になりたい熱い気持ちだけではダメ。
②警察官になるまで色々なことを犠牲にしてきた苦労は評価されない。
僕はこの2つに気が付いて、必死で面接対策をしました。
そして面接会場に行くと分かるんです。
他の受験者はやる気が無いなって。
ちなみに、こちらが石川県警が公表している面接の際に好印象を感じる受験者の特徴です。
面接の際に好印象を感じる点はどこですか?
→ 一般的には、
・端正な服装をしている(髪型や服装はきちんとしているか)
・ハキハキ明瞭に話す(小声、早口、目をそらす、うつむいたままなどに注意)
・質問にきちんと答える(自分の用意した答えのみを一方的に話さない)
などは好印象に感じられます。そして一番大事なのは、やる気が見られるかという点です。警察官として頑張りたいんだ!という気持ちをしっかり伝えてくださいね。
必死さがない。志望動機や自己PRを頑張って思い出してる受験者ばかり。
ここで俺が負けるわけない。
人に勝つんじゃなくて、自分に克(か)った俺が負けるわけないと、試験会場で実感しました。
警察官になってもこの経験は大切です。自分に克った人間、困難を克服した人間こそが人を救えます。
深夜11時から鳴る無線。
その相談者を助けられるのは自分を克服した警察官だけです。
ではここで、講座受講生の神田さん(20代・男性)を紹介します。
神田さんの警察官採用試験の受験歴は10年。
これまで飲食店や自衛隊で働き、パチンコ店でアルバイト経験もあります。
そして神田さんは2023年に僕の講座を受講して今回見事、福岡県警に採用されました。
その神田さんに今回はこのような質問をしてみました。
1これまでの受験歴
2合格した今、これまでを振り返って思うこと。苦しかった思い出や辛かったことなど
3自衛隊や飲食など転職を繰り返した中でも合格できた理由
4警察官採用試験を受験するにあたり、不安だったこと
5今回、ここを改善しないと合格できなかったという点
6私の講座を受講して感じた本音の感想
7私の講座を受講した中できつかった指導、悔しかったこと
8将来はどのような警察官になりたいか。
9面接試験を受ける前に注意したこと
10私の動画やブログ記事でお薦めするもの
11福岡県警で働きたいと思った理由
12ヤフー知恵袋やSNS等で警察官採用試験に対する情報について合格した今『これはデマだ』と分かったこと
13講座で添削した志望動機や論作文を本番でどのように役立てたか?
14今の仕事を辞めてまで、なぜ警察官になろうと思ったのか?
15自分のコンプレックス
16警察官採用試験に何度も不合格になっている方へ伝えたいこと
17受験者へのエールなど
こちらが神田さんからいただいたお手紙です。
頂いたお手紙を文字にしました。
①これまでを振り返って苦しかった思い出や辛かったこと
職場の上司から「いつまで受験するつもりなの?」と聞かれる時が、とても辛かったです。
私は27歳と決して若くなく結婚もしているため、心配をして聞いていただいていたと思うのですが、
「また不合格になると妻や職場の方々に迷惑をかけてしまう」と自分自身にプレッシャーを掛けてしまい、精神的にとても苦しかったです。
また、ある上司の方に「夢を見る売れないミュージシャンみたいだね」と言われた時は、内心とても傷つきました。
しかしこの言葉があったからこそ「絶対に見返してやる」という気持ちが強くなったので、今ではとても感謝をしています。
②転職を繰り返した中でも合格できた理由
マイナスに伝わりそうなことは極力話さないようにしたことだと思います。
面接官も人間なので、受験生の話を聞いた上での感じ方は1人1人違うと思います。だからこそどの面接官にも不審者と思われないようにマイナスに伝わる可能性があることは極力話さないようにしました。
私の場合は飲食店を1年で退職、またパチンコ店でアルバイトをしたことがあったため、自分からこのことは話さないつもりで面接に臨みました。
(実際の面接では全く聞かれなかったです)
逆に、自衛隊になぜ入隊したのか、自衛隊の経験が警察官としてどのように活かせるのかをアピールしました。
③警察官採用試験を受験するのに不安なこと
受験回数が多いため、印象が悪いのではないのか?」です。
しかし、合格をいただくことができたので、恐らく関係はなかったと思います。
むしろ、県外出身者なのに6年間も同じ県警を受験し続けたため、「この受験生は本気でうちの県に入りたいんだな」と少なからず伝わったのではないのかなと思います(笑)
④今回、この部分を改善しないと合格できなかったという点
2つあります。
1つは「普通の人」を演じることです。先程書いたことと同じになりますが、面接時間は短いので、極力マイナス発言はしないように心掛け、終始不審者と思われないようにしました。
私は難しかったので面接練習をたくさんしました!!
そして2つ目に論作文の練習をたくさんすることです。論作文の1点はとても大きいです。また、論作文練習で授かった知識(県警の課題、取り組み)は面接で必ず活きます。
⑤講座を受講した理由と受講して感じた率直な感想
講座を受講する前に桜井様にメールで相談をしたことがあったのですが、たった1通で私の性格、自分自身で自覚している短所を当てられてしまい.この方は本物だと思い、受講を決意しました。
桜井様の講座を受講して感じた感想は、メールのやり取りだけでも、桜井様が受験生のために真剣に講座をしているというのが伝わってきたことです。
⑥講座を受講した中できつかったこと
全くありませんでした。私の改善するべき点を遠慮せず言ってくださるので、いつも本当に感謝していました。
本当にありがとうございました。
⑦将来はどのような警察官になりたいか。
私は自ら隊で勤務したいと思っています。
そして、映画「ワイルドスピード」の警察官役であるウェインジョンソンのように身体を鍛えて、女性、子供、老人を犯罪から守り、暴力団などにも恐れず果敢に立ち向かう、強く優しいHEROのような警察官になることです。
⑧面接試験を受ける前に注意したこと
・身だしなみを整える(スーツのしわを伸ばす、靴を磨く、髪を整える)
・ 笑顔で会話をするように意識する。
・ できるだけ端的に話す。結論ファースト(相手の時間を使っていることを忘れない)
⑨動画やブログ記事で特にお薦めするものがあればその内容とその理由
ブログ記事 会員限定記事「手応えがあったはずの面接で不合格になる理由」
理由…:この記事を読んだことで、自分自身を客観的に見ることができるようになりました。
YouTube動画『就職や転職の面接でほぼ100%落ちる人たった1つの特徴』
理由:この動画を観て、熱意とは何かを理解することができました。
面接で付け焼き刃は通用せず、まぐれなどなく、いかに正しい努力をすることが大切かを知ることができました。
⑩なぜ福岡県警で働きたいと思ったのか?
私の1番大好きな街だからです。
初めて上京した街で友人が多く、妻と出会った街なので、思い入れがあり、警察官として働くのならこの1番好きな街を守りたいと思いました。
⑪ヤフー知恵袋やSNS等で「これはデマだ」と分かったこと
・同じ県響を何度も不合格になると不利になる。
→私は他県警も何度か不合格になっているため、関係ないと思います。その県警の求める人材をいかに分析するかが大切だと思います。
⑬.講座で添削した志望動機や論削文を本番でどのように役立てたか?
志望動機: 桜井様に添削していただいた志望動機を、更に短く端的に話しました。
論作文:桜井様に教えていただいた型を、本番でもそのまま使いました。
また、論作文練習では福岡県警が抱える課題、そして取り組みを徹底的に調べていたため、本でも「どんなお題がきても書ける」という心に余裕をもって試験に臨めました。
⑭今の仕事を辞めてまで、なぜ警察官になろうと思ったのか?
私は警察官採用試験になかなか合格できずにいて、「このままではダメだ。何かアクションを起こさないと何も変わらない」と思い自分自身を鍛え上げたいという思いもあって海上自衛隊に入隊しました。
だから、ひと時も警察官になるという夢を諦めたことはありません。
なぜそこまで警察官になろうと思ったのかは、私が周りから何かされる時よりも、私が周りの方の役に立った時に自分自身のことのように喜びや嬉しさを感じて、「生きがい」を一番感じるので、警察官になることで困った人を助けて人の役に立ち「生きがい」をもって働き生きていけると思ったからです。
⑮自分自身の嫌いなところ、コンプレックスは何か
自分自身の嫌いなところは、学生時代に反抗期で両親にたくさん迷惑をかけてしまったことです。この時のことが今でも忘れることができず、後悔しています。ずっと親孝行がしたいと本当に思っていました。
しかし、今回合格報告をした際に両親が泣いて喜んでくれて、「やっと親孝行することができた」と思い、やっとこの嫌いだったところを克服できそうです。
(関係のない話までしてしまい申し訳ございません….)
⑯ 警察官採用試験に何度も不合格になっている方へ伝えたいこと
採用試験で何度も不合格になると、自分が警察官に向いてないと言われているような感覚に陥り精神的にとても苦しくなると思います。
(私自身メンタルが強いわけではないので、何度も不合格になりその度に悔し涙を流して何日も立ち直れませんでした。)
しかし合格することができた今だからこそ言えることは、そのようなことは決してないということです。桜井様がいつも言われている通り正しい努力をすることができれば、確実に合格に近づけると思います。
私が以前と今回で違った点を挙げるのなら、積極的に交番や警察署に行ったところだと思います。
(私が採用された県までは2県程離れていましたが、仕事の休みの日は何度も
話を聞きに行きました。)
現場の警察官の方のお話は面接や論作文試験で本当に大きな力を発揮します。
また色々な警察官の方とお話をすることで、警察組織が求めている人物像というものが見えてきます。アドバイスになっているか分かりませんが、参考になれば幸いです。
⑰受験者へのエール
採用試験を受験するにあたり、多大なプレッシャーがかかり不安に思うこともあると思います。しかし、そんな時は私のような受験者がいるということを思い出して下さい。警察とは全く異なる専門学校に通い、初めての就職先を1年で退職し、4年間のアルバイト期間があり、年齢も27歳で武道経験や資格もありません。
しかし、こんな私でも合格して警察官になることができました。この経歴を見て受験者の皆様が自分でも合格できそうと思っていただき、力になっていただけたら嬉しいです。
もしこれでも不安を払拭できなければ、ぜひ桜井様の講座を受講されてください。
必ず不合格の原因や合格するための糸口が見つかると思います。
(私自身、桜井様の講座を受講し1発目の試験で合格しました。また倍率も過去に受験した試験中で1番高かったです。→これは絶対偶然ではないと思います!!)
私は桜井様のことを1受験生だけでなく、1人間としてとても尊敬しており、心から信頼しています。桜井様この度は誠にありがとうございました。
文章力がなく読みづらいのに、最後まで読んでくださりありがとうございます!!
私の合格報告が少しでも受験生の皆様のご参考になれれば嬉しいです。
先に警察官としての一歩を踏み出しますが、同じ志を持つ皆様の夢が叶うことを心から願っています。頑張って下さい!!応援しています!!
こちらが神田さんが福岡県警に合格した際の試験点数です。
これは神田さんが日々のトレーニングに使った靴と、勉強で使用したテキスト、自作のホワイトボードです。
そして、こちらが神田さんと合格通知です。
正しい努力は必ず自分自身を成長させてくれます。
警察官を目指すあなたが挑戦を乗り越え、夢を実現するための手助けとなることを願っています。
そして神田さん、この度は合格本当におめでとうございます。
おすすめ記事➡警察の面接で不合格になる3つの理由
この記事は多くの受験生を勇気づけるために、SNSなどで拡散していただけると嬉しいです。
この方と、まったく娘も同じです。現在19才で、福岡県警2次で不採用、熊本県警2次で、不採用、現在福岡県警の結果待ちです。知らず知らずにむすめに、物凄くプレッシャーを与えていました。もし、不採用になったら、どうするのか?公務員ビジネス専門に半年行き再度福岡県警を受験、もしふさになったら、陸上自衛隊に入り勉強しながら受験するという思いです。同級生も進路変更や先生も税務署に行くように進められてますが、本人の意志が強く見守るしか、ありませんね。
お気持ちお察しします。
私も公務員浪人時代、自分ひとりで孤独に戦ったつもりでしたが実は親も苦しい想いをしていたことを合格したあとに実感しました。
努力すれば必ず報われることはありませんが、正しい努力は結果はどうあれ自分を裏切りません。
自衛隊で勉強しながら働くのは厳しいかもしれませんが、警察と同じ公安職の世界に身を投じて働きながら学びたいというお気持ちはとてもよく分かります。
娘様の夢が叶うことを心から応援しています。
不合格の面接時
·バキバキにひん剥いた目
·前のめりの姿勢で無表情
·”警察官らしい答え”を考えながら話す
→不自然な話し方になる
面接の警察官もびっくりした目で「何でこういう話し方するんだろう…」「普通に話せばいいのに…」という表情だったのですが自分では「これは受かった」と勘違いしてました。
(この面接の様子を話したら)
県警OB
「じゃあお前がドロボーとか交通事故とかになって通報して来たお巡りさんが目バキバキの人だったらどう思うよ?」
私
「変なお巡りさんだな…と思います…」
県警OB
「”面接試験”と捉えないで普通に会話すればいいのに…だから不合格だったんだよ」
そう言われて長年不合格だった理由にハッと気が付けました。
それと同時に”警察官らしさ”というのは交番とか現場に出て初めて培われるものであって受験している時に”警察官らしさ”を着飾るのは間違ったアピールだったんだなと思いました。
もちろん警察官採用試験なの志望理由や県警でやりたい仕事をハキハキ話したり面接で言う事と言うべきでない事を分けておくのは必須ですが”警察官らしい自分”ではなく”いつもの自分であり普通の社会人”を演じて会話すれば自然と緊張せずに話せるし合格に近づけると感じました。
(追記)
警視庁3類に合格しひと月で警察学校辞めた従兄弟は面接で質問された時事問題を「分かりません」「知らないです」「時事問題とか興味ないです」と答えましたが逆に”着飾らない素直さ”が評価されたんだなと納得しました。
ありがとうございます。
『普通』って簡単に思えて、実はとても難しいんですよね。
警察官採用試験の雰囲気って”普通”じゃないから”普通”でいることが難しい。
特に何度も不合格になってる人は”警察官らしさ”や”警察官らしい答え方”を追い求めてしまって迷走する傾向があるんだなと。