足の匂いや靴の臭いを消臭する方法3選

足、臭い、消す方法、靴、ブーツ

リクストリーム管理人の元警察官・桜井陸です。

最近は固い話が多かったので今日は少し違う話をしますね。

いきなりですが、みなさんは足の匂いって気になりませんか?

足の匂い、臭い、コンプレックス、消臭

僕は靴を脱いだ時に立ち昇る独特の嫌な臭いをどうにかして消したいと思っていました。

警察官という仕事は革靴を24時間以上も履きっぱなしという環境なのでどうしても臭いが強くなってしまうのです。

僕は長い警察人生で色々と研究し、無料で足が完全に臭わなくなる方法から臭いを消す市販商品まで全て試したのでここで説明しますね。

僕が足の臭いを気にするようになったわけ

先ほども説明しましたが警察官という仕事は24時間以上も革靴を履き続ける仕事です。

僕のケースにあてはめますと、

午前6時30分出勤→午前9時から朝礼、仕事開始→翌日午後2時帰宅

というタイムスケジュールになります。

 

たったの一行で終わりましたが時間で計算してみると32時間以上も革靴を履いたままになります。

しかも取り締まりやパトロールをすると足に汗をかきますし夏は尚更蒸れます。

夜にパトカーに乗った時、助手席で靴をこっそり脱ぐと嫌な臭いがムワッとして慌てて靴を履いたこともあります。

 

更に当直明けのロッカー室は最悪です。

みんな靴下を脱いでネトネトの足を乾かすのでとんでもない臭いになります。

警察がいくら男社会とはいえ、気持ちのいいものではありませんでした。

靴下の臭い、足が臭い、消す方法

警察官は事件がない夜は仮眠できます。

その時はようやく革靴を脱げるのですが、一昼夜も履き続けた革靴を脱ぐとネトついた足からは恐ろしいニオイが漂います。

複数が勤務する交番だと足の臭いが酷い人も当然いて、そんな人が枕元に足を伸ばして寝るのですから最悪です。

逆に考えると僕も周りの人に同じ思いをさせている可能性もあるので、なんとか臭いを消す方法を探し始めたのがきっかけなのです。

足が臭くなるメカニズム

ちなみに足が臭くなるのは足汗をかくからです。

汗をかくと靴の中は湿気を帯び、皮膚がふやけます。

皮膚がふやけて剥がれると細菌の餌になってしまいます。

足の臭い、足が臭い、消臭

「湿気+餌=細菌にとって最高の環境」です。

その増えた細菌が汗や皮脂(垢)を分解する時に嫌な臭いが倍増してしまうんです。

消臭スプレーが効かない理由

最初に試したのが靴の中に直接スプレーして臭いを消す消臭スプレーでした。

これは絶対に手を出してはいけません。

靴の嫌な臭いと消臭スプレーの甘い匂いがじってとんでもない臭いになります。

 

商品名は書きませんが、各有名メーカー3種類買っても結果は同じでした。

その靴をまた履くのですから悪臭が化学物質と更に混じってとりかえしのつかない臭いになります。

下手すると靴を捨てる羽目にもなるので、靴に直接スプレーするタイプは選ばないようにしましょう。

中敷き、インソール、靴、消臭

 

次に靴の中敷き(インソール)も試しました。

某有名メーカーの中敷きを入れましたが靴の臭いは軽減できても足から発生する臭いは消えないのでほとんど無意味でした。

脱いだ時の足が問題なのでl根本的な原因が解決できていないのです。

10円玉は意味がない

次に銅が殺菌すると聞いたので、僕は革靴の中敷きの下に10円硬貨を3~4枚入れていました。

歩くとたまにチャリン、チャリンと音がして恥ずかしかったのですが効果は全くありませんでした。

ちなみに足専用のデオソープも試しましたが、帰宅後にどれだけ丁寧に足を洗っても解決はしません。

最強の消臭アイテムとは

市販の商品を色々試しても効果が全くないのでネットで色々と検索しました。

そしてついに「ミョウバン」という物質が悪臭を消してくれるという情報を入手したのです。

…しかしミョウバンとは何だろう?

気になってミョウバンとはどんな物質なのか調べたところ漬物の発色剤や食品添加物ということでした。

ミョウバンの作用

ミョウバンの作用は食品添加物だけではありません。

水に溶けると酸性に変わり強い殺菌作用を発揮します。

そして収れん作用(汗を抑える作用)もあるのです。

つまり菌を殺して更に汗をかかなくさせる無敵の薬品というわけです。

ミョウバンはコスパ最強

しかもこのミョウバンは100均でも売っていますし、僕はスーパーの漬物コーナーで買っていました。

ミョウバンを水に溶かせば安くて簡単な消臭剤になります。

このミョウバン水は僕が足の消臭用に使ってきた中で最強でした。

 

コストも安く使い放題、そして尋常ではないほど効きます。

ちなみにミョウバンとはこのようなものです。

Amazonだと焼ミョウバン 100gといった名前で売られていますね。

ミョウバン水の作り方

作り方も簡単です。

1リットルのペットボトルにミョウバン1袋(約30グラム)を入れてお湯を入れて溶かします。

ミョウバンはなかなか溶けないのでお湯を入れて溶けるまで数時間放置しておきます。

 

最初は真っ白の液体が半日もすると透明になります。

これを冷蔵庫で保管して、使う分だけを100均のスプレーに詰め替えます。

そして靴下にまんべんなくスプレーして、乾けば完成です。

ミョウバン靴下は最強だけど

この靴下を履けば足が完全に絶対臭わなくなるのです。

僕はこれを「ミョウバン靴下」と呼んでいました。

このミョウバン靴下を履くと30時間以上も革靴を履いても臭いが全くしません。

恐ろしい副作用が…

当直明けにミョウバン靴下を脱いでも足裏がサラッとしています。

汗を全くかかなくなるのです。

真夏に当直明けで家に帰り、前日から35時間以上履いていた靴下を脱いでも足はサラサラでした。

臭いもありません。

これで足の臭いという悩みは消えたので喜んでいたのですが、恐ろしい副作用があったのです。

皮膚の中にできた湿疹

僕はミョウバン靴下を30時間以上も履き続けて臭いは完全になくなりました。

そしてある日、足裏に湿疹が数個できているのを見つけるのです。

しかも湿疹は足裏の皮膚の中にあります。

 

異常なほどかゆいのですが、かいても皮膚の中なのでどうにもなりません。

かゆくてもかゆくてもかけない湿疹。

こんな妙な湿疹は初めてです。

ミョウバン靴下の副作用の原因とは

僕は原因がすぐに分かりました。

ミョウバン水が足裏の汗を完全にシャットアウトしたから汗腺がつまったんだと。

その日からミョウバン靴下を諦めました。

 

それでもなかなか湿疹は治らずに、完治するまで2年ほどかかりました。

ミョウバンはもともとこういう使い方ではないので仕方ないといえば仕方ないのですが、何事もやりすぎはいけないとミョウバン靴下で反省しました。

(余談ですがパトロール中に看護婦さんと仲良くなり、ミョウバン靴下で荒れた足の裏を見てもらうと「うーん。これは水虫とかじゃなくて原因は乾燥かなあ」と僕の足裏をペタペタと素手で触って診てくれたので『医療にたずさわる方はすごいなあ。俺も見習おう』と感心したのを思い出しました。)

 

なのでミョウバン靴下は僕のように長時間履き続ける方は避けてください。

デート前や座敷に上がる日など、ここぞという日に履けば最強のアイテムになります。

おすすめ市販品

次にお薦めするのは市販品です。

2種類あります。

一つはグランズレメディという商品です。

 

先ほども言いましたが、交番では仮眠するときに数人が同じ部屋で寝るのですがその中でも特に足が臭う先輩がいました。

その先輩がある日、同じ交番で仮眠する上司に足の臭いを指摘されます。

先輩は「上司に足の臭いで苦情言われたよ」と笑っていましたが、気になっていたんでしょう。

その次の次の当直日にはグランズレメディという消臭剤を購入して使用していたのです。

グランズレメディとは

グランズ レメディ は海外製で、材質はサラサラとした粉です。

付属のスプーンでひとさじを靴の中に入れておけば靴も足も臭わなくなるという商品です。

しかも1回入れておけば1週間は持つという驚異の威力です。

グランズ レメディ の見た目はこのような感じでいかにも海外製といったパッケージです。


上の青いパッケージのグランズ レメディ クールミント はミントの匂い付きです。

「グランズレメディ」とはおばあちゃんの昔ながらの知恵を活かして作った商品という意味を込めておばあちゃんの絵が描いてあるそうです。

公式サイトを見てみると

臭いのある靴の靴底に1日1回、本品(粉末)をまんべんなく振り入れ、靴は普通に使用して下さい。
4~5日の使用で約100日の長期間、消臭、除菌、抗菌作用が持続します。
また、7日間ご使用戴ければ180日間もの長期間、消臭、除菌、抗菌作用が持続します。

と書いてあるのですが、確かに先輩はその日から足の臭いはなくなっていました。

僕も買おうと思って先輩にこのグランズレメディを見せてもらうと驚きの内容がかいてあります。

商品紹介には天然成分のみと記載してあり、更に詳しく主成分を見るとミョウバンと書いてあります。

グランズレメディの主成分はミョウバン

僕はアッと声が出そうになりました。

そうです。

グランズレメディはミョウバン靴下と同じ原理だったのです。

 

しかもミョウバンだけではなく色々な消臭成分を配合しているので効く理由も分かりましたが、僕はミョウバンを足全体に付けるとまた湿疹ができるかもというトラウマがあったので買いませんでした。

それでも失礼な話ですがあの先輩のとんでもない足の臭いが消えたんですからグランズレメディは間違いなく効きます。

日本では馴染みのない商品で、店でもほとんど売っていないだけに知名度は低い良品ということになります。

Amazon等のレビューを見ても効果のほどは良く分かります。

ミョウバンへの消えない恐怖心

ただ僕はどうしてもミョウバンに対して恐怖心が消えません。

今でもずっとトラウマを持ち続けています。

先輩はグランズレメディをずっと使用していても問題ないところを見ると、ミョウバン靴下は成分的に強烈過ぎた可能性が高いです。

 

しかし市販の消臭剤を見るとほとんどがミョウバンを使っているので、どうしようもできません。

そこで足の臭いの原因を更に研究したところ、臭いの元はほとんど爪先(足の指周辺)だとわかりました。

つまり爪先だけに塗り込むタイプの消臭剤を買えば問題解決なのです。

塗り込むタイプの消臭剤を買ったが

僕はすぐに薬局に行き、某有名メーカーのクリームタイプ消臭剤を買いました。

ピンク色のキャップをひねり、クリームをチューブから出して出勤前に綿棒で指先だけにグリグリ塗り込みます。

少し時間はかかって面倒でしたが仕方ありません。

 

塗り込んだ夜、事件もなく仮眠時間が確保できたので靴を脱ぎます。

 

…臭います。

靴下を脱ぐと例のごとくヌルヌルします。

ほとんど効き目はありませんでした。

塗るタイプで効き目ナンバーワン

僕は翌日の当直明けにまたドラッグストアに行きます。

店内をグルグル回って吟味してAmazonの口コミを見て、ようやく購入しました。

写真でも使用感出ていますがこれが最もノーリスクで効果を感じた消臭剤です。

デオナチュレ ソフトストーン 足の臭い


 

 

 

 

 

デオナチュレ ソフトストーンという商品でこれがリスクを減らして使う中では一番効果ありました。

中身は固めのリップクリームみたいな素材です。

足全体に付ける必要もなく、スティック糊(のり)みたいに緑色のねじを回せば中身が出てくるので手を汚さず綿棒も不要です。

足が臭う主な原因は指と指の間なので、指の間だけに集中的に塗り込みます。

 

結果。

 

30時間以上履いても足の臭いはほとんど気になりませんでした。

もちろん少しは臭いますが、長時間革靴を履いてこの臭いなら許容範囲です。

足指のヌルヌルもほぼ解消できています。

忙しい出勤前でもこれなら30秒で塗り込み完了できたので退職する日まで愛用していました。

このデオナチュレ ソフトストーン足指ですが実はこれも調べるとミョウバンが入っています。

でも足全体に塗らないので汗腺の妨げにならないのか皮膚の弱い僕が数年間使い続けても湿疹は全くできませんでした。

爪先だけに塗るので2か月以上もちます。

デオグッズまとめ

ミョウバン水は靴下にしか試したことがなかったのですが、女性の場合ならストッキングに使っても当然効果はあると思います。

なのでどうしても臭いを隠したい日はミョウバン水を使うのが良いですが、リスクもあるので使用は控えめにしておいてください。

 

グランズ レメディ はブーツでもシューズでも革靴でも使えるので、デートや飲み会・コンパで強い味方になります。

消臭スプレーの違和感ある臭いと比較して足自体が全く臭わなくなるという異次元の効果です。

一度粉を入れれば1週間は効果が継続するのでコスパも最高ですね。

 

先輩がグランズレメディを使うところを見せてもらったのですが、付属の小さなスプーンで粉をすくって靴の中にいれておしまいという手軽さでした。

なぜ一度粉を入れるだけで一週間以上も臭いが消えるのか本当に不思議でした。

靴に粉を入れたくないという方はデオナチュレ ソフトストーン足指がベストです。

消臭スプレーだけは使わないでください

夏は汗をかいて靴が蒸れますし、冬になると女性はブーツを履くのでどうしても臭いが気になりますよね。

特にブーツは玄関に置いていると周りに漂うので気にしている子が多かったです。

しつこいですが、そういう場合でも消臭スプレーだけは避けてください。

ブーツ、臭い、消臭スプレー、消す方法

高価なブーツでも臭いが消えなくなったら処分せざるを得なくなります。

僕は夏にビルケンシュトック社の革製サンダルを愛用していましたが、サンダルに付いた足の臭いがきつくなり消臭スプレーをかけると消臭成分が革に混じって汗と融合して妙な臭いが消えなくなり捨てる羽目になりました。

 

それと大切なことは足の爪をこまめに切ることです。

爪が伸びると臭いが倍増します。

つまり足の匂いの解決方法をまとめると、爪の手入れをしてグランズレメディかデオナチュレを使えば簡単に解消できるのです。

 

足の臭いが気になると飲み会で座敷に上がる時ヒヤヒヤしますよね。

独特の臭気は周りの人が気付いていないふりをしているだけで本当はかなり臭い可能性もあります。

警察官の仕事をしても臭いは気になりますし周りのためにも気にしなければいけません。

足のニオイ、フットスプレー、消臭剤

 

今回は気になる足の臭いを消す方法について紹介させていただきました。

ブログ読者の方で警察官になりたい方は採用試験に合格して交番に配属されれば仕事面以外でもこういうところが気になるので参考にしてください。

続いて【交番の警察官(地域課)は非番、公休を自由に楽しめる】の記事へ

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ABOUTこの記事をかいた人

・就職氷河期時代、3年間の公務員浪人を経て警察官採用試験に合格。 採用後は同期内最速で刑事課に引き抜かれ、代表的な出世コースに乗る。 刑事部長褒賞、地域部長褒賞、交通部長褒賞、署長褒賞など受賞歴多数。(賞状はプロフィールページに掲載) ・初任科、初任補修科を経て地域課(地域第3係)へ初任配属。 ・初任配置先の交番が高級住宅街で事件・事故の発生が毎日0件という平和な勤務地であったため、仕事が覚えられずに焦る→最多忙な交番へ異動希望を出す。 ・異動先の交番は歓楽街のど真ん中にあり、深夜でも大きな事件が発生する『不夜城』として警察24時でも頻繁に紹介される勤務先であった。 深夜2時に『10対15の喧嘩発生』という意味不明な無線を聞き、戦慄が走った思い出。 ・交番勤務時代は老若男女問わず地域住民が交番に訪れ、幹部から「行列のできる交番」と揶揄される。 ・警察官になり昇任試験に合格し、自分のやりたかった仕事も完遂して燃え尽き症候群に陥り退職。 (ちなみにプロフィール写真は巡査部長に昇進したあと、退職前に記念撮影したものです。) ・転職したとき、アラフォーながらGAFAからオファーを貰う。 ・警察官退職後は大手企業(ホワイト500認定企業)の人事課に転職、採用担当として活躍。DODAやリクナビ、エン転職など各媒体を駆使して採用率を大幅に向上させる。 ・現在も人事課で採用担当として勤務し、現役大学生からシルバー世代まで幅広く面接を行っている。 ・人事課では採用以外にも、優良子育てサポート企業として『プラチナくるみん』認定取得のために会社を構造改革中。 ・所定外労働(残業時間)を削減するため全部署の労働時間を常に可視化するツールを導入し、大幅に削減させたことから労働基準監督署の監督官から賞賛される。 ・『警察官になる前に学んだ知識』と『警察官として働いた間に蓄えた経験』『実際に人事課で勤務した経験』をミックスさせた警察官採用試験対策は1年で数十名の合格者を輩出。 ・顔出しなしの講義YouTube動画で異例のチャンネル登録者20,000人突破。 ・ツイッターは1日1回のツイート、フォロー0人でフォロワー1,000人突破。 ・40代、既婚、大阪市居住。 ・2017年から警察官採用試験対策を開始。合格実績としてプロボクサーや現役自衛隊員、転職歴多数者、元警察官、フリーター、工場勤務者など様々な経歴を持つ受験者を合格に導く。 ①『30代の女性は警察官になれない』というネット上のデマを払拭するため、30代の女性受験者を集めて合格に導いた実績 ②テレビに出演する有名な元警察官(警部級)のコメンテーターから『君は警察官にはなれないよ』と言われた受験者を合格に導いた実績 この①と②の実績を公表してネットに大きな反響を与える。 当サイトの情報をコピーペースト等して二次利用することは固く禁じておりますが、リンクはフリーですので参考になる記事がございましたらご自由にリンクを貼ってください。