警察官になるには?面接対策や勉強方法について

ブログ管理人の元警察官・桜井陸です。

警察官になるには何をすれば良いのか、このように色々とお悩みの方が多いと思います。

 交番に行って警察官に話を聞くのも気が引けるし、かといってヤフー知恵袋も信用できないし。

 

そこで僕が今回は現役の新人警察官(Uさん・男性)から警察官採用試験の勉強方法を聞いたので参考にしてください。試験以外にも警察官のやりがいや警察学校できつかったことなど色々と参考になると思います。

警察官になるには?お薦めの勉強方法と面接対策

 

警察官になるににはどうすればよいのか?
Uさん
私がやっていた勉強方法としては数的処理などの問題を中心に勉強し一冊の問題集を解き方を覚えるまで繰り返し行いました。

英語や理系科目は高校の時以来やっておらず配点も少ないので1分も勉強してません。その時間を数的処理や政治経済などの比較的配点が高い科目に重きを置いて勉強しました。

論作文は過去問を解き、本番での緊張も考えて80分が試験時間なら70分で書き上げるなどして時間配分のことも頭にいれて練習していました。面接では警察学校のように大きい声で受験番号や名前を言い頭を下げる時も敬礼のようにキビキビした動作で行なっていました。

後は相手の目を見て話す、丸覚えのような話し方をしないようにも注意してました。新聞やニュースも見て使えそうなものはメモをとりました。

その他にも日頃歩いていて気付いたこと(私の住んでいる地区は特殊詐欺に気をつけるように管内放送が流れてました。)など些細なこともメモを取ってました。意外にもこれが論作文や面接で使えました。

警察官になった感想としては、初めて制服を着たときは感動しました。卒業式では母親がずっと泣いていて親孝行ができる職業だと感じることができました。

警察学校では時には理不尽なことで怒られ、同期とも喧嘩して辞めたいと思うこともありましたが最終的には良い場所だったと感じています。卒配したばっかりで現場のことはまだ分かりませんが、これから活躍していきたいです。長文失礼いたしました。

地域課、仕事内容

いかがでしょうか?

現役で警察学校を出たばかりの警察官から勉強方法や警察学校の話を聞くチャンスはなかなかないのでとても刺激になると思います。このように交番のお巡りさんもあなたと同じように試験勉強して採用試験を受験して合格されています。

【参考記事】予備校に行かずに独学で警察官採用試験に合格するには①

警察官になりやすい学校はない

よくネットでは警察官になりやすい大学・学部などの情報が書かれていますが全てデタラメなので気にしないでください。僕の周りでも偏差値や学部関係なく採用されていました。

そして採用試験の勉強をしていて「自分には警察官になるのは無理かもしれない」と少しでも感じた時はこのメッセージを読んでエネルギーに変えていただければ幸いです。

続けて【地域課の警察官になるには?仕事内容とやりがいについて】の記事へ

13 件のコメント

  • 2次試験後、警察の方が自宅付近まで来て受験者のことを色々聞くのは本当ですか?

    私は1度だけ(自宅マンションの駐車場)で情けないですが、未成年ながら友達とタバコを吸っていたことがあります。管理人さんや他の住人の方にそれを見られていたならば、必ず警察の方に言われて、確実に不合格ですよね…

    • それはネットの情報ではありませんか?
      何度もここで説明しているようにデマに振り回されることなく自分の力を信用しましょう。

  • いつも動画など拝見しております。この間、警察官二次試験の面接の際、志望動機、自己pr、など面接では必ず聞かれることを何も聞かれず○県警もどちらも合格したらどうする?と言ったような質問を4回ほど聞かれました。また、性格を聞かれ特技を交えて答えたところ、特技についてかなり興味津々に何度も質問をされたのですが、このような面接ではどのような意図があるのでしょうか

    • それは併願している自治体と受験している県警の志望度の高さを確認しているだけなので、正直に答えれば問題はありません。
      特技についても面接官が興味を持ったから質問しただけでしょうから深い意味はないと思います。
      警察の面接は裏がありそうな気もしますが、人間対人間の試験なので変に勘ぐる必要はありません。
      良い結果をお待ちしていますね。

  • すいません、実は運動部未経験なのですが、どれくらいマイナスでしょうか。
    僕らの世代は運動部をやらないやつはダメみたいな雰囲気がありまして、その世代が面接官になって、未経験の自分がどれだけ評価に関わるのか不安です。

    • もちろん運動部の経験があれば良いですが、なくてもマイナスにはなりません。
      そこまで気にする必要はありませんよ。寧ろ部活の経験など証明できませんから幾らでも捏造できますよね?だからこそ体力検査があるのです。

  • 学部や資格の有無って警察官とかの公務員試験に関係ありますか?
    自分は教育学部でしたが、やむを得ない事情で教員免許も保育士資格も取っていないんです。
    体育会の部活も交通事故の骨折で辞めてしまったし(今は骨折治っている)、不利になりますか?

  • 現在浪人をしています。今年、地元の隣りの他県の◯県警の面接へ行ってきました。全て合格したらどうする?と聞かれ、私は正直に、地元の県警が第一志望と伝えました。その際に、◯県警にも〜〜言った魅力もあり、もし地元の県警が不採用だった場合は全力で◯県警で働きます!と理由も伝えつつ、短くまとめるとこのような形で面接官へ伝えました。やはり、礼儀として◯県警を第一志望と伝えたほうが良いのでしょうか、不利になるのでしょうか?

    • 地元を併願していても隣県が第一志望ならばそのまま説明すれば大丈夫ですが、もし第二志望ならば本音を伝えた方が気持ちが伝わりやすいです。
      ただストレートに伝えるのではなく『地元は親元が近いという部分もあり将来のことを考えて志望した部分もあり、○○県警も○○という部分が非常に魅力的なので現段階では決めかねます』と答えます。
      (これが本音なので自信を持って答えることができます。)

      • ただストレートに伝えたのは不味かったのでしょうか。◯県は地元の隣で地元に近いこともあり、家族に何かあった場合でもすぐに対応ができます。また◯県は交通事故も非常に多く、事故防止に携わりたいと言う気持ちもとても強いので、地元がもし不採用になってしまい、◯県警に採用された場合は全力で◯県警で働かせていただきます。と自分の志望動機と家族の面を交えて素直に説明をしたところ、面接官も納得をした表情をしてくれ、もし地元がダメで◯県警に合格したらよろしくね。と言われました。

        • それが本音ならば問題ないと思います。公務員試験で必ず多目に採用するのは辞退者を見越しているからであり、面接内容が問題なければ合格できます。
          併願者が複数合格するのはそういった理由です。
          良い結果をお待ちしていますね。

          • ありがとうございます。合格しました!と報告できるように頑張ります!

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    ABOUTこの記事をかいた人

    ・就職氷河期時代、3年間の公務員浪人を経て警察官採用試験に合格。 採用後は同期内最速で刑事課に引き抜かれ、代表的な出世コースに乗る。 刑事部長褒賞、地域部長褒賞、交通部長褒賞、署長褒賞など受賞歴多数。(賞状はプロフィールページに掲載) ・初任科、初任補修科を経て地域課(地域第3係)へ初任配属。 ・初任配置先の交番が高級住宅街で事件・事故の発生が毎日0件という平和な勤務地であったため、仕事が覚えられずに焦る→最多忙な交番へ異動希望を出す。 ・異動先の交番は歓楽街のど真ん中にあり、深夜でも大きな事件が発生する『不夜城』として警察24時でも頻繁に紹介される勤務先であった。 深夜2時に『10対15の喧嘩発生』という意味不明な無線を聞き、戦慄が走った思い出。 ・交番勤務時代は老若男女問わず地域住民が交番に訪れ、幹部から「行列のできる交番」と揶揄される。 ・警察官になり昇任試験に合格し、自分のやりたかった仕事も完遂して燃え尽き症候群に陥り退職。 (ちなみにプロフィール写真は巡査部長に昇進したあと、退職前に記念撮影したものです。) ・転職したとき、アラフォーながらGAFAからオファーを貰う。 ・警察官退職後は大手企業(ホワイト500認定企業)の人事課に転職、採用担当として活躍。DODAやリクナビ、エン転職など各媒体を駆使して採用率を大幅に向上させる。 ・現在も人事課で採用担当として勤務し、現役大学生からシルバー世代まで幅広く面接を行っている。 ・人事課では採用以外にも、優良子育てサポート企業として『プラチナくるみん』認定取得のために会社を構造改革中。 ・所定外労働(残業時間)を削減するため全部署の労働時間を常に可視化するツールを導入し、大幅に削減させたことから労働基準監督署の監督官から賞賛される。 ・『警察官になる前に学んだ知識』と『警察官として働いた間に蓄えた経験』『実際に人事課で勤務した経験』をミックスさせた警察官採用試験対策は1年で数十名の合格者を輩出。 ・顔出しなしの講義YouTube動画で異例のチャンネル登録者20,000人突破。 ・ツイッターは1日1回のツイート、フォロー0人でフォロワー1,000人突破。 ・40代、既婚、大阪市居住。 ・2017年から警察官採用試験対策を開始。合格実績としてプロボクサーや現役自衛隊員、転職歴多数者、元警察官、フリーター、工場勤務者など様々な経歴を持つ受験者を合格に導く。 ①『30代の女性は警察官になれない』というネット上のデマを払拭するため、30代の女性受験者を集めて合格に導いた実績 ②テレビに出演する有名な元警察官(警部級)のコメンテーターから『君は警察官にはなれないよ』と言われた受験者を合格に導いた実績 この①と②の実績を公表してネットに大きな反響を与える。 当サイトの情報をコピーペースト等して二次利用することは固く禁じておりますが、リンクはフリーですので参考になる記事がございましたらご自由にリンクを貼ってください。