たまに『桜井さんは刑事ドラマを見ますか?』と質問を受けるのですが実は全く見ません。そして警察関連の小説も読みません。何故ならフィクションだらけで読んでいてすぐ飽きるからです。
教場という警察学校を舞台にした小説やドラマがブームになりましたが、これは現役時代に小説を読んであまりのあり得ない内容に途中で読むのを止めました。
警察官は『教場』をなぜ最後まで見ることができないのか?
自分ならもう少しリアルに書くんだけどなあ。そういえばリアルってなんだろう?どうすればリアルが伝わるんだろう?
警察官時代、時間があるとたまにそんなことを考えていました。交番でも暇なときは自分ならどう書くか構成を練り、被疑者の取調べ中でも『このシーンは使えるなあ』とか調書を書きながら想像していました。
事実は小説よりも奇なり、という言葉がありますが警察官として勤務中に発生した小説みたいな出来事とは意外と小さな日常的な事案だったりします。ここでは詳しく書けませんが、交番に戻った時に『さっきの話、すごかったよな?』と仲間内でヒソヒソと言い合うようなことが多いのです。
大事件が起きた時、犯人を捕まえた瞬間よりも取調べ中や証拠を集めるときの方がドラマチックなことが多いです。それは何故かと言うとそこには人間味が溢れていて、それこそがリアルな人間臭い世界だからだと思います。そんなどこにでもありそうで、どこにもない世界。
これらを自分なりに書いた本がこちらです。
内容はこちらからぜひご覧ください。→警察喰いへジャンプ
読んだ後も独特の浮遊感が残るものを書いてみたいと現役時代から常々考えていて、最近ついに作成しました。
警察官として自分が見て、聞いて、感じた世界観を表現したので教場など他の警察小説には無い内容だと思います。なぜ警察喰いなのか。それは今後、段々と明らかになるのでじっくりとお付き合いください。
この下の記事では教場よりもリアルな本当の警察学校について説明していますので、併せてぜひご覧ください。
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