ブログ管理人の元警察官・桜井陸です。
今回は警察官の制服を着た感想について色々と書いてみようと思います。
警察官の制服を着るとどうなるのか?
警察官を目指す人の多くは社会貢献などを考えているでしょうが、心の奥底には制服への憧れがあると思います。
制帽をかぶり、紺色の制服を着て拳銃を下げてパトロールする姿を僕はいつもイメージしていました。
この記事を書いているのは4月下旬なのですが間もなく警察官の制服は夏服になります。
夏服は長袖(ながそで)と半袖(はんそで)のどちらでも選べるのですが僕は長袖を選んで着ていました。
夏は暑いからとほとんどの人が半袖を選ぶのですが僕が長袖を選んだ理由は日焼け防止でした。
僕は警察官になって最初の頃、夏になるといつも腕に湿疹ができて悩んでいました。
発症する原因が分からず悩んでいたところ、ついに湿疹の原因が判明したのです。
炎天下の中で交通取り締まりをすると日差しをモロに浴びることになるのですが、夏の直射日光が湿疹の原因でした。
長袖を着るだけで湿疹が治る
これが分かってからはいつも長袖を着用して日光を避けていたのですが、日光を避けるだけで湿疹が全くできなくなりました。
ただ暑くて汗をかくので肌着はいつも替えの物を2枚用意していました。
女性警察官もいるのでどうしても匂いって気になるんですよね。
冬服を着るときに好きなスタイルは上着のジャケットを脱いで白いカッターシャツで勤務することでした。
真っ白のカッターシャツって爽やかですよね?
これにネクタイして制帽を被ってパトロールするのがコスプレみたいで大好きなスタイルでした。
革靴をカツンコツンと鳴らして街を歩き、小学生から挨拶されて保護者のお母さんからは「ほら、お巡りさんだよ!」と手を振られるのが警察官になってよかったなと思う瞬間でした。
僕は警察官になった理由は色々とあるのですが、やっぱり簡単に言えばカッコいいからです。
制服もカッコいいですよね。
パトロールしていてもショーウインドウに映る制服姿の自分を見て警察官になったことを実感していました。
警察官になる人はどこかで警察マニアの部分が多少なりともあるので、制服を着たら間違いなくテンションが上がります。
馬鹿みたいな話ですが、休日に映画版の「るろうに剣心」を観た時は江口洋介さん扮する「斎藤一」という警察官のキャラクターが格好良くて、翌日の仕事が待ち遠しくなったこともあります。
制服マジックは実在しました
それと制服姿は普段の自分を飾り立ててくれるのか分かりませんが、女性から結構アプローチされることも多かったです。
サイズを絞って縫製しているのでスラッとしますし凛として見えるので、いわゆる制服マジックというやつでしょうね。
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ただアプローチされても市民と警察官という関係を崩すわけにもいかないので一線を越えることなく「頼りになるお巡りさん」という立場を貫きました。
こういうことって他の仕事では体験できないことですから独特の雰囲気が身に付くのかもしれません。
ちなみに初めて制服を着て街を歩いた時は周りから注目されることに驚きました。
特に繁華街を歩いたときは普段私服で歩いている時と制服の違いがハッキリと分かります。
照れくさいのと誇らしい気持ちで一杯になりながらの初々しい新米警察官時代でした。
結婚式でも制服を着れることが何よりも喜びでした。
新婦よりも目立つなんて普通はあり得ないですからね。
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新郎新婦の待機室にいた時も他の新郎新婦が礼服姿の僕を振り返って見ていたのが印象的です。
こればかりは男性警察官の特権ですね。
女性警察官も制服姿になると凛々しく見えますし、「警察官ブランド」をまとっているので同僚ながら素敵でした。
制服を脱いでスーツになった時のギャップもカッコいいんですよね。
OLさんとは違う洗練されたオーラがあるので不良少年も女性警察官にはなめたことは言っていませんでしたし、セクハラなことを言う市民を見たことはありませんでした。
今でも街で制服姿の警察官を見るたびに「お疲れ様です。」と心の中で挨拶していますし、初夏の良く晴れた日に気持ち良い風を受けてネクタイを翻しながらパトロールした日のことが蘇ってくるのです。
入校時に何枚くらい制服がもらえるのでしょうか
自治体によって差はあるかと思いますが、2〜3枚程度だと思います。(カッターシャツなどよく着る制服はもう少し貸与枚数も多いです)