僕が警察官志望者に試験対策を始めた理由

はじめまして。

「リクストリーム」管理人の元警察官・桜井陸です。

 

僕は今年の6月(平成29年6月)に年収700万円ほどあった役職付きの警察官という身分をあっさりと捨てることを選びました。

病気をしたり、悪いことをしたわけではありません。

それではなぜ退職したのか。

 

色々なことをお話しする前にまずはここで

1 ブログを立ち上げた理由

2 ブログのコンセプト

を書いていこうと思います。

1 ブログを立ち上げた理由

僕は、警察官として約15年間働いてきました。

警察では制服の警察官、刑事課、そして時には交通課で働きトラブルもなく順風満帆な毎日でした。

それがある日、深夜2時ころに一人でバイクに乗り繁華街をパトロールしていた時のことです。

 

信号待ちしているときにふと、「あれ?俺はこのままでいいのかな?」と自分の未来に強く不安を感じたのです。

公務員という身分、そして役職もついていて給料も申し分なく、部下や上司からも好かれていました。

これでどこに不安要素があるのか。

 

それは、自分が30代中盤という若さですでに「定年待ち」をしていることに気が付いたからなのでした

定年まであと30年近くを惰性で生きて満足するのか。

それを何度も自問自答して悩みました。

 

警察官の仕事は昔から僕の夢で憧れであり誇りを持って働ける仕事でした。

とてもやりがいがあって楽しかったです。

それでも定年まであと30年以上この仕事を続けていつか定年を迎えた日、果たして僕は何を考えるんだろう。

 

定年を迎えた日、自分に何が残っているんだろう。

その時にはきっと後悔しか残っていないだろうという結論になりました。

取調室では犯罪者を叱るよりも励ました

僕は今まで多くの人たちを検挙しました。

逮捕だけではなく少年補導、書類送検も数多いです。

そして取調室で僕は被疑者(捕まえた人のこと)に必ずこう話しかけました。

 

「人生は今からだから不安にならなくていいよ。」と。

取調べの警察官に励まされた被疑者はみんな怒られるのを覚悟していたので驚きます。

それでも僕は怒ることよりも更生させたいという気持ちが一番強かったのです。

不良少年とコンビニ前で相撲したこともあります

少年補導をしても不良少年はみんな僕を点数稼ぎの警察官と思って喧嘩を吹っかけてきます。

それでも最後はみんなと打ち解けて、コンビニ前で不良少年と制服姿で相撲をしたこともあります。

 

なぜこんなに仲良くなれたのかというと、深夜にコンビニ前で10人ほどでたむろする少年たち全員の名前や親の仕事まで覚えていたからです。

仕事という観点ではなくもっと仲良くなってもっと良い人生を歩んで欲しいという気持ちが伝わると僕を見る目も変わったのです。

未来の警察官を育てたい

警察は検挙こそが仕事です。

検挙ではなく人を育てたい。

人に自分の培ってきた知識を教えて幸せにしたい。

僕がそう考え始めたとき、もはや警察の仕事と僕の意識はかけ離れていました。

 

今の僕にできること。

それは警察官として生きてきた15年間の知識と3年間の公務員浪人で得た知識を伝えることです。

警察官になりたくてもなかなか試験に合格できない人に合格できるコツを伝えたい。

未来の警察官を育てる仕事がしたい。

それが今の一番強い気持ちです。

2 ブログのコンセプト

このブログは主な内容が警察官になりたい人への情報提供とアドバイスです

僕は警察官採用試験を3年間も受験してやっと合格した強者ですから受験者の悩みや辛さがよく分かります。

そして今では一次試験対策や面接対策、志望動機の書き方や自己PRのコツも全て分かります。

 

なぜなら僕は3年間の公務員浪人を乗り越えた現職の警察官だったから。

なのでここで受験生の悩みを解決するとともに、参考書には書いていない警察官の生の情報を書いて少しでもモチベーションアップにつなげれることができればと思います。

続けて【警察官採用試験の難易度と合格率(倍率)を公開します】の記事へ

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ABOUTこの記事をかいた人

・就職氷河期時代、3年間の公務員浪人を経て警察官採用試験に合格。 採用後は同期内最速で刑事課に引き抜かれ、代表的な出世コースに乗る。 刑事部長褒賞、地域部長褒賞、交通部長褒賞、署長褒賞など受賞歴多数。(賞状はプロフィールページに掲載) ・初任科、初任補修科を経て地域課(地域第3係)へ初任配属。 ・初任配置先の交番が高級住宅街で事件・事故の発生が毎日0件という平和な勤務地であったため、仕事が覚えられずに焦る→最多忙な交番へ異動希望を出す。 ・異動先の交番は歓楽街のど真ん中にあり、深夜でも大きな事件が発生する『不夜城』として警察24時でも頻繁に紹介される勤務先であった。 深夜2時に『10対15の喧嘩発生』という意味不明な無線を聞き、戦慄が走った思い出。 ・交番勤務時代は老若男女問わず地域住民が交番に訪れ、幹部から「行列のできる交番」と揶揄される。 ・警察官になり昇任試験に合格し、自分のやりたかった仕事も完遂して燃え尽き症候群に陥り退職。 (ちなみにプロフィール写真は巡査部長に昇進したあと、退職前に記念撮影したものです。) ・転職したとき、アラフォーながらGAFAからオファーを貰う。 ・警察官退職後は大手企業(ホワイト500認定企業)の人事課に転職、採用担当として活躍。DODAやリクナビ、エン転職など各媒体を駆使して採用率を大幅に向上させる。 ・現在も人事課で採用担当として勤務し、現役大学生からシルバー世代まで幅広く面接を行っている。 ・人事課では採用以外にも、優良子育てサポート企業として『プラチナくるみん』認定取得のために会社を構造改革中。 ・所定外労働(残業時間)を削減するため全部署の労働時間を常に可視化するツールを導入し、大幅に削減させたことから労働基準監督署の監督官から賞賛される。 ・『警察官になる前に学んだ知識』と『警察官として働いた間に蓄えた経験』『実際に人事課で勤務した経験』をミックスさせた警察官採用試験対策は1年で数十名の合格者を輩出。 ・顔出しなしの講義YouTube動画で異例のチャンネル登録者20,000人突破。 ・ツイッターは1日1回のツイート、フォロー0人でフォロワー1,000人突破。 ・40代、既婚、大阪市居住。 ・2017年から警察官採用試験対策を開始。合格実績としてプロボクサーや現役自衛隊員、転職歴多数者、元警察官、フリーター、工場勤務者など様々な経歴を持つ受験者を合格に導く。 ①『30代の女性は警察官になれない』というネット上のデマを払拭するため、30代の女性受験者を集めて合格に導いた実績 ②テレビに出演する有名な元警察官(警部級)のコメンテーターから『君は警察官にはなれないよ』と言われた受験者を合格に導いた実績 この①と②の実績を公表してネットに大きな反響を与える。 当サイトの情報をコピーペースト等して二次利用することは固く禁じておりますが、リンクはフリーですので参考になる記事がございましたらご自由にリンクを貼ってください。