警察の面接試験で不合格になる3つの理由を知っていますか?

ブログ管理人の元警察官・桜井陸です。

今回、講座受講生の東野さん(20代男性・仮名)が10回目の挑戦で警察官採用試験に合格されました。

そして東野さんご本人から採用試験の注意点を直筆のお手紙でいただいたのでご紹介いたします。

ちなみに東野さんは短期離職や空白期間があっても合格できたので、悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

警察の面接試験で不合格になる3つの理由

東野さんはこれまで警視庁や大阪府警など日本でも有数の大きな自治体を何度も受験しています。

大きな自治体はもちろん採用人数も多いのですが、東野さんはいずれも二次試験で不合格という結果でした。

そこで、最後の自治体を受験する前に模擬面接の様子を僕がチェックしたところ、問題点がいくつか分かったのです。

警察の面接で不合格になる原因とは

僕は常々、面接ではNGワードを話してはいけないと説明していますが、気を付けなければ知らず知らずマイナスなイメージを与える発言をしてしまいます。

なぜかというと、マイナス発言であることが自分では分からないことも多いからです。

東野さんはこの部分を徹底的に改善して合格されたのですが、仕事をしながらの受験だったので精神的にも肉体的にも大変だったと思います。

そして、東野さんにはこのような質問をしてみました。

1これまでの職歴について、仕事内容や勤務期間を分かりやすく教えてください。

2合格した今、これまでを振り返って思うこと。苦しかった思い出や辛かったことなど

3なぜ警察官を目指そうと思ったのか。本音で。

4短期離職が多いことは不安にならなかったか?どのようにプラスに切り替えたのか?

5これまでの仕事と比較して、警察官の魅力は何か?

6私の講座を受講した理由と受講してみて感じた率直な感想

7私の講座を受講した中できつかったことや苦しかった指導、悔しかったことなど

8将来はどのような警察官になりたいか。明確なビジョンや理想について

9面接試験を受ける前に注意したこと、意識したこと

10私の動画やブログ記事で特にお薦めするものがあればその内容とその理由

11警察官になったらやってみたいこと。

12ヤフー知恵袋やSNS等で警察官採用試験に対する情報について合格した今『これはデマだ』と分かったこと

13自分のアピールポイントは何だと思うか。

14逆に自分自身の嫌いなところ、コンプレックスは何か。

15警視庁など複数の自治体を不合格になっても今回合格できたことについて、自分なりに思うこと

16今回の合格の決め手は何だと思うか。

17今回受験者へのエールなど何でもご自由にご意見ください。

 

警察の面接に合格できた理由 警察の面接に合格できた理由2 警察の面接に合格できた理由3 警察の面接に合格できた理由4 警察の面接に合格できた理由5 警察の面接に合格できた理由6 警察官採用試験の合格通知

そして、こちらが東野さんの使い込んだ参考書、そして僕が添削した原稿用紙の束です。

ここまで努力して東野さんは採用されました。

正しい努力を積み重ねれば、短期離職が多くとも何度面接で不合格になっても採用されるのです。

今まで東野さんが面接で不合格になっていた理由は主に

  1. マイナス発言を気付かない内に多用していた
  2. 難しい言葉を使おうとしていた
  3. そもそも練習不足

です。特に3の練習不足で不合格になる人は意外にも多いです。

受験生

ここまで努力したからもういいや

となるのは禁物です。他の受験生はもっと努力している可能性があります。

自分のアピールポイントは何か、そして警察はどのような人材を求めているのかをきちんと分析して最後まで諦めず受験してください。

そして東野さん、この度は合格本当におめでとうございます!

11 件のコメント

  • 温かいコメント、ありがとうございます。
    そして大丈夫ですか?
    meenaさんは精神状態の波が乱れると焦るあまりに、余計不安定になるように懐います。
    いつもの状態に戻そうと必死にならなくても良いので、強さだけでなく気持ちが乱れた時は受け入れる寛容さも養ってください。
    メールで構わないので、悩んだときはいつでもご連絡ください。

  • こんにちは。
    門脇と申します。コメント失礼します。
    2次試験に対しての質問です。2次試験で作成する面接カードで、志望動機や自己PRなど他に時事を書く所があるのですが、行替えとかは書くスペースが少ない為、基本行わない方がよろしいのでしょうか?

    • 書く欄が少ないときは行が変わるほど内容を展開させず、分かりやすく端的な内容を書いた方が伝わりやすいです。

  • 恐ろしい悪夢ですね…。
    それは一度、メンタルクリニックに相談した方が良いのではないでしょうか
    最近しっかりと寝れていますか?
    早朝覚醒していませんか?
    悪夢を見て眠れない日が続く時は精神的に不安定なことが多いので、環境を変える必要があると思います。
    例えば引っ越しをするなど以前の自分がいた場所をリセットしなければ気持ちが落ち着かないのではないでしょうか?
    ここしばらくmeenaさんの精神の波が乱れてきているので心配していたところです。
    あまりこだわりを持つと自分自身を苦しめることになるので、自分にもっと寛容になってくださいね。

    • meenaさんが不安定になる原因はこれまでと同じように『現状』に満足していないからでしょう?
      仕事で褒められても成果を出しても嬉しいのは一時だけで、
      理想の自分に目をつぶっていることが分かっているからこそ不安定になるのだと思います。
      自分の生き様に妥協できないんですよね。僕も同じだからよく分かるんです。
      いつも僕は自分自身に思っています。
      『こんなとこで何やってんの?
      そうじゃねんだろ、こんなとこで満足してんじゃねえよ』って。

      生きるって苦しいですね。
      楽しいことや嬉しいことの裏には寂しさや悲しみがあって、その陰の部分を見ないように必死に毎日を生きている気がします。
      少しでも気を抜けば闇に落ちそうで。
      深淵から自分を見ているような感覚は常にあります。

      警察は、そんな影の部分に光を当てる仕事だったように思います。
      深夜2時頃に相談に来る人が笑顔になって帰る場所。
      『なぜかあのお巡りさんに出会うと元気になれる。』
      悩みを抱えた人達が自分のファンになり、自分に会いに来てくれる。
      なんだ、自分が相談を聞いていた人たちは自分自身だったのかって、このコメントを書きながら気付きました。

      Gさんへのコメントありがとうございます。
      彼は寂しがり屋なので女子からコメントを貰えればきっと喜ぶはずです(笑)

      夢に年齢は関係ないので自分を追い込まず、ゆっくりと考えてみてください。
      答えが出るのは60歳でも70歳でも良いと思いますよ。
      自分の思い描いたゴールが実はスタートだったりすることもよくあることです。

  • お疲れ様です。
    以前、桜井さんのブログの記事で「生活安全課に配属希望との事ですが、○○県警の生活安全部の問題点を1つでいいので教えてください。」といった様な、面接質問例題が掲載されていたのですが、具体的にそういった面接質問が来た時に、その部署や課の問題点を知るには、どうやって調べれば良いですか?ちなみに、過去3回、面接試験を受けていますが、運良くまだ1回もその類の質問を受けた事はありません。警察本部に直接問い合わせて、「警察官採用試験を受ける者なのですが、面接試験の対策として、○○部署の問題点をお教え頂けますか?」とかって聞くのでしょうか…笑

    • 警察白書を読んでみたり、受験する自治体を調べてみると必ず何かしらの問題点や課題と呼応する改善策が示されています。
      まずはそれを確認して、希望する部署の担当業務と関わる点を洗い出してみてください。

  • こんにちは。 既卒でこれまでに6回ほど警察官採用試験を受験し、全て最終試験で落ちています。今受験している自治体も筆記、体力一次面接も合格しており残すは最終面接のみです。これまで全て最終面接で落ちて居るのでとても不安なのですが、どのような対策をして望めばいいでしょうか?

    • まずは模擬面接をこなして問題点を発見することが大切です。自分では良いと思っていたことがNGな回答であったり、思わぬミスが見つかることも多いです。
      もし模擬面接を既に実施しているならば模擬面接官を変えるというのも有効です。
      良い結果をお待ちしています!

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    ABOUTこの記事をかいた人

    ・就職氷河期時代、3年間の公務員浪人を経て警察官採用試験に合格。 採用後は同期内最速で刑事課に引き抜かれ、代表的な出世コースに乗る。 刑事部長褒賞、地域部長褒賞、交通部長褒賞、署長褒賞など受賞歴多数。(賞状はプロフィールページに掲載) ・初任科、初任補修科を経て地域課(地域第3係)へ初任配属。 ・初任配置先の交番が高級住宅街で事件・事故の発生が毎日0件という平和な勤務地であったため、仕事が覚えられずに焦る→最多忙な交番へ異動希望を出す。 ・異動先の交番は歓楽街のど真ん中にあり、深夜でも大きな事件が発生する『不夜城』として警察24時でも頻繁に紹介される勤務先であった。 深夜2時に『10対15の喧嘩発生』という意味不明な無線を聞き、戦慄が走った思い出。 ・交番勤務時代は老若男女問わず地域住民が交番に訪れ、幹部から「行列のできる交番」と揶揄される。 ・警察官になり昇任試験に合格し、自分のやりたかった仕事も完遂して燃え尽き症候群に陥り退職。 (ちなみにプロフィール写真は巡査部長に昇進したあと、退職前に記念撮影したものです。) ・転職したとき、アラフォーながらGAFAからオファーを貰う。 ・警察官退職後は大手企業(ホワイト500認定企業)の人事課に転職、採用担当として活躍。DODAやリクナビ、エン転職など各媒体を駆使して採用率を大幅に向上させる。 ・現在も人事課で採用担当として勤務し、現役大学生からシルバー世代まで幅広く面接を行っている。 ・人事課では採用以外にも、優良子育てサポート企業として『プラチナくるみん』認定取得のために会社を構造改革中。 ・所定外労働(残業時間)を削減するため全部署の労働時間を常に可視化するツールを導入し、大幅に削減させたことから労働基準監督署の監督官から賞賛される。 ・『警察官になる前に学んだ知識』と『警察官として働いた間に蓄えた経験』『実際に人事課で勤務した経験』をミックスさせた警察官採用試験対策は1年で数十名の合格者を輩出。 ・顔出しなしの講義YouTube動画で異例のチャンネル登録者20,000人突破。 ・ツイッターは1日1回のツイート、フォロー0人でフォロワー1,000人突破。 ・40代、既婚、大阪市居住。 ・2017年から警察官採用試験対策を開始。合格実績としてプロボクサーや現役自衛隊員、転職歴多数者、元警察官、フリーター、工場勤務者など様々な経歴を持つ受験者を合格に導く。 ①『30代の女性は警察官になれない』というネット上のデマを払拭するため、30代の女性受験者を集めて合格に導いた実績 ②テレビに出演する有名な元警察官(警部級)のコメンテーターから『君は警察官にはなれないよ』と言われた受験者を合格に導いた実績 この①と②の実績を公表してネットに大きな反響を与える。 当サイトの情報をコピーペースト等して二次利用することは固く禁じておりますが、リンクはフリーですので参考になる記事がございましたらご自由にリンクを貼ってください。