お酒が苦手で飲めないけど警察官になって大丈夫?

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ブログ管理人の元警察官・桜井陸です。

読者さんから「警察官を目指しているんですがお酒を全く飲めません。警察は飲み会がとても多いと聞きましたが大丈夫でしょうか?」と質問をいただきました。

なので今回はお酒が苦手(飲めない)でも警察官になって平気なのかを説明します。

お酒が苦手な警察官?

確かに警察組織は旧体制の名残が残っていて飲み会がめちゃくちゃ多いです。

歓送迎会は当たり前で、なにかに理由をつけてはお酒を飲みますし仕事のあとに一杯なんてことは多々あります。

僕はお酒が好きなんですが気を遣って飲むのは最初しんどかったです。

仕事の後のスナックはつらかった

ちなみに僕が新人の頃の上司がお酒好きで、徹夜明けで早く家に帰りたいのにスナックに連れて行かれてしかも割り勘とかザラでした。

眠いのに延々とカラオケを歌わされるし気を遣うし本当に苦痛でしたね。

「歌えよ」と言われてデンモクを渡されても気分が乗らないのに歌うって拷問以外の何物でもないんです。

 

そんな状態で間違ってバラードを選曲してしまうと永遠に終わらないような気がしてマイクを握りしめながら泣きそうになったこともあります。

一度はさだまさしさんの関白宣言を歌っているとあまりに場が冷え込んだので、さださんには申し訳ないですがあの歌はトラウマになっています。

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気分が乗らないと酔えませんでした

じゃあお酒を飲めないと不利なのか?というと全くそんなことありません。

お酒が飲めない人も多かったですよ。

そういう人はお茶を飲んだりして話の輪に加わっていました。

 

そして僕は新人の時にスナックに連れて行かれて嫌だったと先ほど話しましたが、後から考えるとあれはとても良い経験でした。

上司のお酒が減ってきたら注文して新人らしく場を盛り上げるというのは大切です。

目配り気配り心配りというんですが、これができると上司にとても可愛がってもらえます。

社会人として楽しむフリも時には必要

簡単なようで最近はできない人が多いんです。

社会人の心得ですよね。

お酒が苦手でもちゃんと場を楽しんで(時には楽しむフリも必要)気を遣えれば何にも問題ありません。

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時には楽しむ演技も必要!?

飲み終わったら場に忘れ物がないか最後に残って確認する。

会計する時は新人が全員のお金を預かって会計する。

飲んだ翌日はお礼を言う。

これは警察官じゃなくても社会人として当たり前のことですし新人のマナーですよね。

 

ただ僕は部下ができても決して飲み会には連れて行きませんでした。

自分が楽しくなかったので同じ思いをさせたくなかったんです。

 

部下や後輩とお酒を飲むのは歓送迎会や忘年会・新年会だけと割り切っていました。

飲んでお互い腹を割って話せる関係を作るのがいいのか、お酒の力を借りることなく普段からコミュニケーションを大切にするのか、どちらが正解なのか未だに分かりませんし正解なんてないんでしょうね。

 

最悪なのは飲み会の場で説教する人と仕事の話をする人です。

上司もせっかく部下が参加してくれたんだから酔った勢いで絡むのではなくカッコ良く飲むところを見せたいですよね。

続けて【警察官は本当に危険な仕事なのか?】の記事へ

3 件のコメント

  • 突然のコメント失礼します。
    警察官の結婚式での飲み方はエゲツないと聞きました。(自分が出席した知り合いの警察官の結婚式はそうでもなかったので、皆が皆そうとは限らないと思いますが)
    やはり警察官は体育会系のノリで酒豪でないとダメでしょうか。
    また、飲めない人間はどのようについていけば良いのでしょうか。
    お返事頂けると幸いです。
    宜しくお願い致します。

    • 私の結婚式でも同期や先輩の式でも下品な飲み方をする人はいませんでした。
      後は出席する方の人間性によるかと思います。
      この記事に書いてある通り飲めない人でも安心してもらって大丈夫ですよ☆

      • お返事ありがとうございます。
        なるほど人間性ですか…
        自分はあまりお酒が飲めず、
        まだ決まった人としか飲み会を楽しむことができません。
        しかし、記事にあるように社会人としてのマナーを身につけ、
        飲めなくても場を盛り上げられるよう人間性を磨いていきたいと思います!

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    ABOUTこの記事をかいた人

    ・就職氷河期時代、3年間の公務員浪人を経て警察官採用試験に合格。 採用後は同期内最速で刑事課に引き抜かれ、代表的な出世コースに乗る。 刑事部長褒賞、地域部長褒賞、交通部長褒賞、署長褒賞など受賞歴多数。(賞状はプロフィールページに掲載) ・初任科、初任補修科を経て地域課(地域第3係)へ初任配属。 ・初任配置先の交番が高級住宅街で事件・事故の発生が毎日0件という平和な勤務地であったため、仕事が覚えられずに焦る→最多忙な交番へ異動希望を出す。 ・異動先の交番は歓楽街のど真ん中にあり、深夜でも大きな事件が発生する『不夜城』として警察24時でも頻繁に紹介される勤務先であった。 深夜2時に『10対15の喧嘩発生』という意味不明な無線を聞き、戦慄が走った思い出。 ・交番勤務時代は老若男女問わず地域住民が交番に訪れ、幹部から「行列のできる交番」と揶揄される。 ・警察官になり昇任試験に合格し、自分のやりたかった仕事も完遂して燃え尽き症候群に陥り退職。 (ちなみにプロフィール写真は巡査部長に昇進したあと、退職前に記念撮影したものです。) ・転職したとき、アラフォーながらGAFAからオファーを貰う。 ・警察官退職後は大手企業(ホワイト500認定企業)の人事課に転職、採用担当として活躍。DODAやリクナビ、エン転職など各媒体を駆使して採用率を大幅に向上させる。 ・現在も人事課で採用担当として勤務し、現役大学生からシルバー世代まで幅広く面接を行っている。 ・人事課では採用以外にも、優良子育てサポート企業として『プラチナくるみん』認定取得のために会社を構造改革中。 ・所定外労働(残業時間)を削減するため全部署の労働時間を常に可視化するツールを導入し、大幅に削減させたことから労働基準監督署の監督官から賞賛される。 ・『警察官になる前に学んだ知識』と『警察官として働いた間に蓄えた経験』『実際に人事課で勤務した経験』をミックスさせた警察官採用試験対策は1年で数十名の合格者を輩出。 ・顔出しなしの講義YouTube動画で異例のチャンネル登録者20,000人突破。 ・ツイッターは1日1回のツイート、フォロー0人でフォロワー1,000人突破。 ・40代、既婚、大阪市居住。 ・2017年から警察官採用試験対策を開始。合格実績としてプロボクサーや現役自衛隊員、転職歴多数者、元警察官、フリーター、工場勤務者など様々な経歴を持つ受験者を合格に導く。 ①『30代の女性は警察官になれない』というネット上のデマを払拭するため、30代の女性受験者を集めて合格に導いた実績 ②テレビに出演する有名な元警察官(警部級)のコメンテーターから『君は警察官にはなれないよ』と言われた受験者を合格に導いた実績 この①と②の実績を公表してネットに大きな反響を与える。 当サイトの情報をコピーペースト等して二次利用することは固く禁じておりますが、リンクはフリーですので参考になる記事がございましたらご自由にリンクを貼ってください。