ブログ管理人の元警察官・桜井陸です。
今回は広島県警に最終合格された方から一次試験や二次試験、三次面接の内容について詳しく情報をいただきました。教養試験のボーダーや面接の質問内容、体力試験について是非参考にしてください。
他の自治体を受験される方も警察の面接対策をする際、勉強になると思います。
広島県警の採用試験内容について
ありがとうございます。さらに詳しく3点だけ教えていただけますか?
①二次試験で体力検査などが基準を越えれば三次試験に進めるということでしょうか?
②体力検査で基準以下の人や腕立て伏せができない人はいましたか?
③面接時間や面接の質問内容をもう少し詳しくお聞きしても宜しいでしょうか?
①(質問)二次試験で体力検査などが基準を越えれば三次試験に進めるのか?
2次試験に限らず全て点数化されます。
1次試験の教養試験70点、作文試験40点
2次試験の体力試験30点、適性検査・身体検査については不明
3次試験の面接試験80点
というふうになります。
今年の結果は
1次試験合格者は33点以上、2次試験合格者は77点以上、3次試験(最終)合格者117点以上です。
1次試験で行った作文試験は2次試験で点数が反映されます。
ですので極論を言えば教養と作文で満点を取ればギリギリ合格します。
②(質問)体力検査で基準以下の人や腕立て伏せができない人はいるか?
基準が無いので、基準以下の受験生はいませんでしたが、自分より体力試験ができていたのに不合格という人もいました。ですので効率よく点数を稼ぐことが必要になると思います。
③(質問)面接時間や面接の質問内容の詳細について
面接時間は15~20分程で、面接カードからおもに聞かれます。私の場合、入念に面接カードを記入したので、他に面接カードに記入したかった事や、私は水泳についてよく記入したので、自分の競技スタイルなども聞かれました。ただこれは人によってかなり違うのだと思います。比較的圧迫的であったと思います。
最終合格するなら試験対策は必須
以上が広島県警の採用試験になりますが、やはり試験対策が重要だと分かります。体力テストに備えた体力作りや面接に備えた練習は必須です。
二次試験は体力検査と適性検査、論作文の結果で合否が決まるとのことですから論作文の比重が大きいのは間違いないです。適性検査について受験したことがない方はこちらの記事を参考にしてください。→適性検査の重要性について
また、面接試験では面接カードから主に質問されるとのことですので面接カードには「自分が聞いて欲しいこと」のみを書いて、マイナスなことは決して書かないようにしてください。自分が気付かないうちにネガティブなことを書いてしまう受験者が多いので要注意です。
何度も説明しているように面接はカウンセリングではなく、自分という商品を売り込む場です。相手の立場で考えて自分本位にならないように注意してください。
最後になりますが広島県警合格おめでとうございます。これからの素晴らしい警察官人生を心から祈念しております。
この記事にはコメント欄を設置していないので、ご質問等ございましたらこちらの記事へどうぞ→警察官の仕事内容・やりがいや警察学校の実態
広島県警の2次試験は体力試験・身体検査・適性検査の3つです。
体力試験は腕立て伏せ・上体起こし・反復横跳び・立ち幅跳び・20mシャトルラン「上限80」握力です。
適性検査は「はい」「いいえ」「どちらでもない」の3つで答えるもので、質問内容はあまり覚えていませんが、正直に答えたら大丈夫です。
3次試験は面接だけで、面接官は3人でした。主な内容としては、「警察官になってしたい事」「もし希望部署に付けなかった場合どうするか」「親は賛成しているか」「周りからどのような人だと言われるか」「併願先が合格で、県警が不合格の場合どうするか」などです。
他にも、面接カードに書いたことがよく聞かれます。
雰囲気としては比較的優しく、丁寧な印象がありました。しかし、かなりひとつの質問に対して、かなり深く聞いてきます。恐らく、嘘かどうか見抜こうとしているのだと思います。