警察官を退職して再受験した場合、もう一度警察官になれるのか?

警察官を辞めて再受験

ブログ管理人の元警察官・桜井陸です。

最近は現役警察官の方から「警察官を辞めて地元の県警を再受験したいと思っているのですが合格できますか?」という問い合わせを多くいただくので、警察官を辞めてもう一度警察官採用試験を受験した場合に合格できるのかを説明します。

警察官を辞めてもう一度警察官になれる?

結論から言うと可能です。僕のブログにも元警察官の方や現役警察官の方から多くの情報を寄せられており、僕自身の体験談とその情報を全て総括すると不可能ではありません。

ただ警察官を辞めたあとに警察官採用試験を再受験した場合、合格するために必要なことは退職理由となります。前の所属で何か問題行動を起こして辞めたのではないか、人間関係で何かトラブルがあったのではないかと詮索されるのは当然なので再受験した理由よりも退職した理由を説明することは何よりも大切です。

ここで元警察官の方から警察官採用試験を再受験した体験談をいただいたので紹介します。

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警察官採用試験を再受験した結果

地域課、仕事内容

1 警察官を辞め、現在の仕事に就きましたがどこか何かが違うような気持が芽生え受験することにしました。

2 受験したのは在籍していた県(A県)と東北地方のB県の2県で、A県は受験当時年齢制限最後の年で、2次試験で不合格、
翌年に、年齢制限に唯一36歳まで受験可で遠方のB県を受験、二次までいきましたが不合格でした。いずれも、再任用ではなく一般試験です。(この当時は両県とも再任用試験はありませんでした。)

3 在籍していたA県ですが、受験受付係が知っている人だったり、体力試験の試験官が初任科の教官だったりと不思議な気分でした。 一次試験や集団面接の事は省略しますが、一番は面接です。当然、辞めた理由や万一採用された際のことは聞かれました。

もう一度精神を鍛え、真摯に職務に取り組むことは話しましたが、「そういうことではない!」と言われました。(このときは、何を求められているか、理解できなかったので当然の事と思います。)
また、最後に「採用されても、依然のことは関係がないゼロで巡査からやり直しとなる」とも説明を受けました。結果は、先のとうり不合格でした。(どういうわけか、お世話になった先輩も受験したことを知っていました。)

4 その翌年、B県を受験。一次試験は合格し、二次に進みました。同じく集団面接の事は省略しますが、やはりどうして辞めたのか、合わないタイプの上司や辞めないためにはどうするかを聞かれ、「今の職を賭してまで警察にもどることはないのでは・・」とも言われました。(受付の案内係の人も、自分が元警察官であることを同じく知っていました・・)そして、不合格でした・・。

5 やはり、一度辞めて再び戻るのは至難の業です。おそらく、不合格したのもまた辞めるかもしれないという不安を払拭できなかったからと思います。ただ、仲の良かった同期から聞いたのですが、実際に某県警の巡査部長で辞職した方がA県の巡査として相勤者で一緒に仕事をしているとの話しをしていたので、他県であれば全く不可能ではないと思います。

今は、再任用試験もあり情勢が変わっているかもしれませんが一番大切なことは、面接官に辞職の心配をさせないことかもしれません。(一般の受験者以上に)

6 一旦辞職しての再採用は、出向の出戻りとは違います。元の身分として警察官に戻ることはなく、仮に採用がかなったとしても巡査からですので、安易な辞職、受験は本当に避けるべきです。

7 不合格となりましたが、かえって自分のこれからの事を考え今の仕事を愛せるようになり、警察官だった時のことも人生の大切な通過点だったことがわかりました。今でも、警察官を見ると何か無性に懐かしさを感じます。一つの必要な節目だったのかと・・

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警察官を辞めて再受験する時に必要なこと

以上の体験談を見ても僕がこれまで説明していたとおり、警察官だけに限らず転職する場合は何よりも転職理由(退職した理由)を詳しく聞かれます。何故かというと採用すると簡単に解雇できないからです。特に公務員は絶大な力を持つため、問題がある労働者も強制的に解雇することはほぼ不可能です。

だからこそ警戒されます。辞めた理由について根掘り葉掘り聞かれる理由はこれなのです。警察官を辞めても、もう一度採用された人はいますが、その人は面接官が納得できる答えを用意していたのは間違いありません。

警察官を辞めて警察官採用試験を再受験する場合、必要なことは志望動機ではなく退職理由だとよく認識してください。

警察官になれるのか不安になった時は

9 件のコメント

  • 質問失礼します。
    地元に帰りたいという理由だけでは退職理由にはなりませんか?

    • なり得ます。但し地元に帰りたいから辞めたというだけならば他の仕事でも良いはずなので、退職理由と再受験する動機の疎明が求められます。

  • 警察官を志しているものです。
    私は恥ずかしながら、諸事情によって消費者金融からお金を借りています。
    そこで、質問なのですが、yahoo知恵袋などで消費者金融からお金を借りていると警察官にはなれないという記事は拝見致しました。これは果たして真実なのでしょうか?今回のテーマと関係がなく非常に申し訳ないのですが、櫻井さんの主観や経験からお答え頂けたら非常に幸いです。

  • 警視庁の場合、高卒が一類を受験して最終合格は可能でしょうか?情報が乱立してどれが正しいのか分かりません。。。
    あと私自身プロボクサーの経験があり、数戦ほど試合をしてますが、そういう経歴もしっかり調べるのでしょうか?

    • 別区分で受験して合格した人は聞いたことがないので、申し訳ありませんがお答えすることはできかねます。
      一人の受験者の試合歴の全てを調べることは時間的な余裕がないため、考えにくいです。
      実際に刑事として働いたときに色々な人を捜査しましたが、一人を調べるだけでも膨大な時間がかかったので全受験生を調べ上げるのはほぼ不可能だと思います。

  • 先日まで警察学校で勤務していた者です。
    私は警察官を辞めましたが、警察という組織が大好きです。なので私は勉強が好きな事を活かし、警察事務職員を受験しようと考えています。こんな私でも合格は可能でしょうか?桜井様のご意見を聞かせてください。よろしくお願いします。

    • 警察事務を退職して警察官になった人もいますから、不可能ではないと思います。退職理由を明確にして試験対策してみて下さい。

      • ありがとうございます。まずはやるだけやってみようと思います。退職した理由やそこから学んだ事などをしっかりと考え、まず自分が出来ることから始めてみます。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    桜井 陸

    ・就職氷河期時代、3年間の公務員浪人を経て警察官採用試験に合格。 採用後は同期内最速で刑事課に引き抜かれ、代表的な出世コースに乗る。 ・交番勤務時代は老若男女問わず地域住民が交番に訪れ、幹部から「行列のできる交番」と揶揄される。 ・警察官になり昇任試験に合格し、自分のやりたかった仕事も完遂して燃え尽き症候群に陥り退職。 (ちなみにプロフィール写真は巡査部長に昇進したあと、退職前に記念撮影したものです。) ・警察官退職後は某大手企業の人事課に転職、採用担当として活躍。DODAやリクナビ、エン転職など各媒体を駆使して採用率を大幅に向上させる。 ・『警察官になる前に学んだ知識』と『警察官として働いた間に蓄えた経験』『実際に人事課で勤務した経験』をミックスさせた警察官採用試験対策は1年で数十名の合格者を輩出。 ・顔出しなしの講義YouTube動画で異例のチャンネル登録者1万5,000人突破。 ・現在も民間企業の人事部で採用担当として活躍中。40代、既婚、大阪市居住。 当サイトの情報をコピーペースト等して二次利用することは固く禁じておりますが、リンクはフリーですので参考になる記事がございましたらご自由にリンクを貼ってください。