大阪府警に語学(特技)を生かして採用されました

ブロブ管理人の元警察官・桜井陸です。

当ブログから大阪府警に合格者がでました。(その後、警視庁にも併願合格されたので警視庁に採用)

今回の方は高卒区分で合格されていますが年齢はかなり上ですし職歴も短期で退職しているので一見すると不利に思えます。

それでも合格されたのはやる気や熱意ではなく自分のどこがアピールポイントになるかの見極めと、不利なことはあえて話さないという究極の面接対策でした。

大阪府警はどのような人材を求めているのか

大阪府警はどのような人材を求めているのか。

これまでの合格者の傾向を見ていると強いのはスポーツ経験者です。

元プロアスリートや高校野球で活躍した人も採用されているのでこれは間違いないと思います。

面接の雰囲気について書いた記事←クリックで記事に飛びます

大阪府警、体育会系、運動部、武道

語学は警察官採用試験でアピールになる

では他にも何が強いのかと言えば語学です。

これは警察全般に言えることですが語学が出来る人は警察官採用試験でとても強いアピールになります。

今回大阪府警に合格された方は中国語が堪能だったのでそれをアピールされました。

ただ合格できたのは中国語ができるというアピールではなく、『中国語も話せる』というアピールです。

外国語は面接でアピールできるが…

警察組織では外国人の絡む事案が起こった場合は外部に通訳を要請することもあります。

つまり外国語が必要になれば外部委託すれば良いだけの話で、汚い話をすると税金ですから幾ら予算を使おうが警察は困ることはありません。

そして予算の話をするならば『外国語だけが出来る警察官』を雇うよりも外部委託する方が遥かに安上がりなのです。

【関連記事】警察官採用試験で有利な資格や特技は?

警察が求める人材とは?

では警察が求めている人材とは何か。

それは外国語が話せて現場執行力のある警察官です。

外部委託をしても警察の仕事を完璧に理解できている通訳者はいません。

面接、英語、外国語、アピール

そこで現場を知り尽くして外国語を話せる警察官がいればどうでしょう?

警察が欲しい情報をピンポイントに取れて、取調べでも被疑者・被害者の権利を損なうことなく捜査できますよね。

僕は外国人を取調べる際、通訳ができる警察官に協力してもらったことが何度もありましたが本当に見事でした。

捜査経験が豊富な通訳員だと調書の必要なポイントをこちらが指示する前に聞いてくれるんですね。

特技をアピールしても二次試験で不合格になる理由

面接でいかに熱意と特技をアピールしても合格できないのは間違ったアピールをしているからです。

今回合格された方も中国語が話せることだけを強くアピールしていたならきっと不合格になっていたでしょう。

警察が求めているのは「外国語も」話せる現場に強い警察官です。

語学を絡めたアピールが大切

外国語を話せるまでに努力をしたことはありませんか?

外国語を話せて外国人の友達が出来た人はいませんか?

外国語を話せてボランティアに参加したことはありませんか?

外国語を覚えて仕事で活かした経験はありませんか?

それらは全てがアピールです。

 

ただ単に外国語を話せる人を警察は求めていません。

この部分を上手にアピールすればきっと結果も変わるはずです。

次回はこの大阪府警合格者様に頂いたアドバイスをご紹介しますね。

次の記事「大阪府警合格者からのアドバイス」

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ABOUTこの記事をかいた人

・就職氷河期時代、3年間の公務員浪人を経て警察官採用試験に合格。 採用後は同期内最速で刑事課に引き抜かれ、代表的な出世コースに乗る。 刑事部長褒賞、地域部長褒賞、交通部長褒賞、署長褒賞など受賞歴多数。(賞状はプロフィールページに掲載) ・初任科、初任補修科を経て地域課(地域第3係)へ初任配属。 ・初任配置先の交番が高級住宅街で事件・事故の発生が毎日0件という平和な勤務地であったため、仕事が覚えられずに焦る→最多忙な交番へ異動希望を出す。 ・異動先の交番は歓楽街のど真ん中にあり、深夜でも大きな事件が発生する『不夜城』として警察24時でも頻繁に紹介される勤務先であった。 深夜2時に『10対15の喧嘩発生』という意味不明な無線を聞き、戦慄が走った思い出。 ・交番勤務時代は老若男女問わず地域住民が交番に訪れ、幹部から「行列のできる交番」と揶揄される。 ・警察官になり昇任試験に合格し、自分のやりたかった仕事も完遂して燃え尽き症候群に陥り退職。 (ちなみにプロフィール写真は巡査部長に昇進したあと、退職前に記念撮影したものです。) ・転職したとき、アラフォーながらGAFAからオファーを貰う。 ・警察官退職後は大手企業(ホワイト500認定企業)の人事課に転職、採用担当として活躍。DODAやリクナビ、エン転職など各媒体を駆使して採用率を大幅に向上させる。 ・現在も人事課で採用担当として勤務し、現役大学生からシルバー世代まで幅広く面接を行っている。 ・人事課では採用以外にも、優良子育てサポート企業として『プラチナくるみん』認定取得のために会社を構造改革中。 ・所定外労働(残業時間)を削減するため全部署の労働時間を常に可視化するツールを導入し、大幅に削減させたことから労働基準監督署の監督官から賞賛される。 ・『警察官になる前に学んだ知識』と『警察官として働いた間に蓄えた経験』『実際に人事課で勤務した経験』をミックスさせた警察官採用試験対策は1年で数十名の合格者を輩出。 ・顔出しなしの講義YouTube動画で異例のチャンネル登録者20,000人突破。 ・ツイッターは1日1回のツイート、フォロー0人でフォロワー1,000人突破。 ・40代、既婚、大阪市居住。 ・2017年から警察官採用試験対策を開始。合格実績としてプロボクサーや現役自衛隊員、転職歴多数者、元警察官、フリーター、工場勤務者など様々な経歴を持つ受験者を合格に導く。 ①『30代の女性は警察官になれない』というネット上のデマを払拭するため、30代の女性受験者を集めて合格に導いた実績 ②テレビに出演する有名な元警察官(警部級)のコメンテーターから『君は警察官にはなれないよ』と言われた受験者を合格に導いた実績 この①と②の実績を公表してネットに大きな反響を与える。 当サイトの情報をコピーペースト等して二次利用することは固く禁じておりますが、リンクはフリーですので参考になる記事がございましたらご自由にリンクを貼ってください。