ブログ管理人の元警察官・桜井陸です。
今回の記事は大阪府警の二次試験が不合格だった方にはかなり有益な内容です。
というのも今回、講座受講生の本田さん(30代・男性)がついに大阪府警に合格したのです。
本田さんは警察官採用試験を10回以上受験、年齢も30代。
その本田さんがどのような方法で最終試験に合格したのかをかなり詳しくインタビューしてみました。
【大阪府警の二次試験】倍率や難易度が高くても面接に合格する秘訣を公開
それではまず、大阪府警の面接試験について解説します。
気になる面接官の数ですが、基本的に3人です。
中には女性の面接官もいます。
大阪府警の二次試験の倍率や難易度について
大阪府警を受験する場合は一般選考や自己推薦方式という二種類の試験を選ぶことができます。
倍率や難易度はこちらです。
出典:大阪府警採用HP
ご覧いただくと分かるように、一般選考も自己推薦方式も女性の方が高い倍率であることが分かります。
これは受験者数に比べて採用数が男性よりも少ないからです。
おススメ記事→フリーターでも大阪府警に合格できた理由
ただ、倍率が高いからといって難易度が高いというわけではありません。
二次試験対策をきちんとすれば年齢が30代でも合格できるのです。
それでは今から本田さんへのインタビュー内容を紹介します。
大阪府警の面接対策と不合格になる原因について
本田さんにはこちらの質問に答えていただきました。
1これまでの受験歴を分かりやすく教えてください。
2合格した今、これまでを振り返って思うこと。苦しかった思い出や辛かったことなど
3なぜサラリーマンから転職して警察官を目指そうと思ったのか。本音で。
4面接対策について、最初考えていたことと講座を受講したあとに何か違いはあったか?
5今回、この部分を改善しなければ合格できなかったという点は何かあったか?
6私の講座を受講した理由と受講してみて感じた率直な感想
7私の講座を受講した中できつかったことや苦しかった指導、悔しかったことなど
8将来はどのような警察官になりたいか。明確なビジョンや理想について
9面接試験を受ける前に注意したこと、意識したこと
10私の動画やブログ記事で特にお薦めするものがあればその内容とその理由
11現職の仕事はどのような業務内容か?やりがいはあるか?
12ヤフー知恵袋やSNS等で警察官採用試験に対する情報について合格した今『これはデマだ』と分かったこと
13なぜ大阪府警で働きたいと思ったのか?
14もし警察官になれなければ、今の仕事は続けていたか?
15自分自身の嫌いなところ、コンプレックスは何か。
16警察官採用試験に何度も不合格になっている方へ伝えたいこと
17今回の受験で合格できた決め手は何だと思うか
18働きながらどのように試験対策していたのか?
19受験者へのエールなど
こちらが本田さんからいただいた直筆のお手紙です。
そして、こちらが本田さんが試験対策で作成されたノートや論作文の束、自己分析ノートです。
こちらが本田さんです。
二次試験で落ちる理由は警察官の適性がないから?
本田さんには時に厳しく指導しました。それは本田さんの努力の方向が誤っていたからです。
不合格が続くと何が正しいか分からなくなること、ありますよね。
僕も公務員浪人時代はそれらを経験していたからこそ、本田さんの葛藤が痛いほど分かりました。
そしてそういう時こそ、気付かないうちにマイナスなことをアピールしているのです。
重要よくある講座のご質問はこちら二次試験に落ちる理由は警察官の適性がないから?
そうではありません。
警察側が求める人材像を理解できていないだけです。
本田さんは警察が求める人材像を理解するため、そして自分の何が向いているのかを正確にアピールするため、とてつもない努力をされました。
上の写真を見れば分かるでしょう?
あれこそが正しい努力なのです。
論作文の原稿用紙の束を見て驚いたでしょう?
合格する人はあれくらい努力しています。
本田さんが大阪府警に合格したのは運でもまぐれでもなく、正しい努力を積み重ねたからです。
指摘されたことを素直に受け入れる柔軟性、そして努力を継続する強い意志。
これらは警察官として、とても大切な能力です。
本田さんは大阪の街を守る警察官として、これからもきっとご活躍されることでしょう。
この度は本当におめでとうございます。
続けてこの記事で→大阪府警の二次試験内容や面接の質問項目をチェック
警察官の求める人物像を自分なりに考えてみました。
桜井さんの言うすぐに辞めない人、向上心があって自己研鑽に励むこと、同僚や市民とトラブルを起こさない思いやりがある人柄を持っていること、普段の立ち居振る舞いに気をつけて不祥事を起こさないことなど、社会人だったら全部『普通』のことだと気づきました。そして警察が求めている、桜井さんの言っている『普通』とはまさしくこのことなのだと気付きました(もし違っていたらすいません…)
そこまでお気付きになられているのは素晴らしいです。
それらの社会人ならば持ち合わせているはずの『普通』を兼ね備えた人が意外と少なく、そしてそれらを口頭で実証する場が面接です。
それがご理解出来ているのでしたら面接対策で何をするべきか分かるはずなので、その調子で進めてみて下さい。